○第32話~イベント告知と新たな仲間~
お待たせしました!最新話投稿しました(≧▽≦)
「へぇ~第2回公式イベントはギルド対抗戦かぁ。」
「特設フィールドに転移してそこでモンスター狩りをしてギルド単位でポイントの競い合いねぇ。」
トキヤとソフィアは目を輝かせていた。
「なら、ギルメン増やさないとねぇ。次のイベントは私は運営側だから出られないのよ。」
「ポイントの取り合いなら人数が物を言うもんね。アキが出られないのなら尚更増やさないと!」
アキとシャルロッテはゴクリと息を飲んだ。
「せやけど何人くらい勧誘するん?」
「2~3人は欲しいかな。」
アキはルーナにそう答えた。
「あぁっ!!そう言えば、実はうちのギルドに入りたいって言っている奴がいるんだがまだ話してなかったっ!」
トキヤはポリポリと頭をかいた。
─ バツが悪いのだろう。
「そうなんだ。で、誰なの?」
「ホラ、随分前に武器を作ってもらった所の店主…。鍛冶士のニーナだよ。」
トキヤはそう答えた。
「え?あの子?ま、良いんじゃない?」
「いつそんなに仲良くなったん?まぁ、あの子やったらええんちゃう?」
は、ソフィアとルーナ。
「まぁ、トキヤが良いなら私は良いよ~。」
「私も、アキと同じかな。」
は、アキとシャルロッテ。
「そうか。なら、今から呼んで、来られるようなら来てもらって顔合わせしてもらうな。」
トキヤはフレンドチャットを起動した。
「ニーナです。よろしくお願いします。」
偶然にも空いていたらしいニーナが『風ノ宿り木』のギルドホームにやって来た。
「んじゃあ、早速ギルドメンバーとして登録しよう。」
トキヤはテーブルのキーボードを操作し、ウィンドウを開いた。
─ ギルドを立ち上げる為の申請は冒険者組合へ行かなくてはならないが、ギルドに加入するだけならギルドホームで手続きが可能なのである。
ニーナは必要事項を入力し、ボタンを押した。
メンバー登録を終え、晴れてニーナは『風ノ宿り木』のギルドメンバーになった。
「んじゃあ、ニーナの部屋は ─ 。」
トキヤはニーナを連れて2階へと向かって行った。
アキ達は、トキヤとニーナが2階から戻って来てから、ティータイムがてら雑談を始めた。
雑談の中で分かった事だが現在、ニーナは上級職である『錬金術師』へと転職していたそうだ。
実は、ニーナはβ版 ─ つまりアーリーアクセス版のテスターだったらしく元々は『創作者』で始め、『鍛冶士』に転職。つい先日、『錬金術師』マーリン=ミルディンに認められ『錬金術師の証』を授かり、錬金術師へと転職したらしい。
因みに『○○の証』と言うのは上級、最上級職に転職するために必要となるアイテムで、これを入手する事で転職可能となるらしい。
─ つまりアキの場合は、『大賢者の証』を入手する事で上級職に転職出来るようになると言う事だ。
─ 一刻も早くレベルを上げ、大賢者とやらを探さなければ。
アキは少しでも早い上級職への転職を目指しレベル上げと同時に大賢者の捜索に力を入れようと心に誓ったのであった。
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