○第31話~転職~
お待たせしました!最新話投稿しました(≧▽≦)
「職を司る女神アイリスよ。彼の者に『賢者』の職を授け給え!」
カヨの祈りと共に魔方陣が眩いばかりに光り輝き、光がアキを包み込んだ。
そして、光が収まると、ピロン♪という電子音と共に
『プレーヤー『アキ』は賢者へと転職しました。』
と、表示されたウインドウがアキの前に現れた。
─ どうやら転職は成功したようだ。
「おめでとうございますアキ様。中級職に転職なされたアキ様に上級職と最上級職の解放の為のレクチャーをさせて頂こうと思いますが、御時間は大丈夫でしょうか?」
─ まぁ、時間はあるし聞いとくかな?
カヨの話を聞いた所、上級職『大賢者』になるには、職のレベルを10まで上げた後、FWOの世界の何処かに居る大賢者からのクエストを受け、クリアする事で転職可能になるらしい。更に、最上級職『真賢者』になるには上級職である『錬金術師』をレベル10まで上げ、真賢者からのクエストをクリアする必要があるそうだ。
─ どうやら最上級職に至るには何回か別職に転職する必要があるらしい。何故なら『錬金術師』は『創作者』と『鍛冶師』の複合職業なので、少なくとも3回の転職が必要がある。
「教えて頂きありがとうございます。」
「いえいえ。それではお気を付けてお帰り下さい。」
アキがカヨに見送られながら転職の館を出ると、そこには既に転職を終えたらしいトキヤ達の姿があった。
「お!アキも転職終わったようだな。」
アキに気が付いたトキヤは手を振っていた。
「あ!来たねアキ。」
「アキも終わったんやね!」
「無事終わったみたいね。」
アキに気が付いたソフィア、ルーナ、シャルロッテも手を振った。
「お待たせ~。無事に『賢者』に転職してきたよ!皆は何に転職したの?」
「俺は『剣士』になったぜ。」
「私は『弓兵』だよ。」
「私は『神官』になったよ。」
「私は『奇術師』になったでー。」
トキヤ達は次々と転職先をアキに告げた。
「うんうん、皆も予定通りに転職出来たようだね。」
アキは嬉しそうにニコニコしながら頷いていた。
「アキもちゃんと予定通り転職出来たようだな。」
「うん♪」
こうしてアキ達は転職を終えた。
転職を終えたアキ達は昼食を摂るために町のレストランに入った後、ギルドハウスへと戻って来た。
「ただいまー。」
ギルドハウスへ帰ると、入って直ぐの部屋 ─ ギルドの作戦室のテーブルの中央がチカチカと輝いているようだった。
─ これは運営からギルド宛にメッセージが届いた合図である。
アキ達がメッセージを開いた所、それは第2回公式大規模イベントの告知であった。
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