○第30話~職の巫女カヨ~
お待たせしました!最新話投稿しました(≧▽≦)
アキ達は現在、サドーの町を訪れていた。
サドーの町は古代ローマを彷彿とさせる町並みとなっている。そしてその中央にそびえ立つ転職の館はさながら古代ギリシャのパルテノン神殿のようである。
「ここが転職の館かぁ。館と言うより神殿じゃないかなぁこれ。」
転職待ちの列に並んだアキはポツリとそう呟いた。
「ま、確かにコレなら○○神殿って名前の方があってそうだな。」
「そうね。この外観なら館よりはそっちの名前の方が良さそうね。」
トキヤとソフィアもアキと同意見のようである。
「確かにせやけと○○神殿って名前にしてしもたらそれはそれで問題あるんちゃうん?」
「そうよね…。ホラ、ド○クエのダ○○神殿とちょっと被っちゃうしね。まぁ、神殿の方が似合うのはその通りなんだけどね。」
ルーナとシャルロッテは苦笑していた。
それから暫くして漸くアキ達の番が訪れた。
「お待たせしました。私は職の巫女のカヨ=スノーと申します。」
漸く入場した神殿の部屋には一人の女性がいた。
─ カヨ=スノーと名乗る柔和な笑みを浮かべる純白の神官服のよく似合うその女性はこの世界の人間には珍しい黒髪黒目であった。
「それではアキ様。転職の間へとご案内しますね。」
「はい。よろしくお願いしますカヨさん。」
カヨに案内された部屋は、神々しい女神像と祭壇が安置された以外には特に何も無いが、床をよく見ると青白く光り輝く魔方陣が書かれていた。
「魔方陣の中心で祈りを捧げて下さい。現在、貴方が転職可能な職が分かるでしょう。」
「分かりました。」
アキが言われた通り祈りを捧げると目の前に電子音と共にウインドウが現れた。
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◦プレーヤー【アキ】様の転職先候補一覧
・赤魔導師 ─ 転職(可)
・青魔導師 ─ 転職(可)
・黄魔導師 ─ 転職(可)
・白魔導師 ─ 転職(可)
・黒魔導師 ─ 転職(可)
・賢者 ─ 転職(可)
・魔導拳士 ─ 転職(不可)
・魔導剣士 ─ 転職(不可)
・魔導弓士 ─ 転職(不可)
・魔歌士 ─ 転職(不可)
・魔導召喚士 ─ 転職(不可)
・魔銃士 ─ 転職(不可)
・魔道化 ─ 転職(不可)
・戦士 ─ 転職(可)
・道化師 ─ 転職(可)
・盗賊 ─ 転職(可)
・商人 ─ 転職(可)
・農民 ─ 転職(可)
・鍛冶士 ─ 転職(可)
・武闘家 ─ 転職(可)
・聖職者 ─ 転職(可)
・創作者 ─ 転職(可)
・召喚士 ─ 転職(可)
・テイマー ─ 転職(可)
・アイドル ─ 転職(可)
・踊り子 ─ 転職(可)
・狩人 ─ 転職(可)
・銃士 ─ 転職(可)
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─ ふむふむ。前半は純粋な魔導職、中半は複合職、後半が初期職って事かな。
「カヨさん。私は ─ 。」
アキは元々決めていた職業をカヨに告げた。
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