○第29話~種族進化~
お待たせしました!最新話投稿しました(≧▽≦)
アキは今、出来立てホヤホヤのギルドホームの自室で唸り声をあげていた。
「う~ん…。どっちの種族に進化しよう。」
─ 種族レベルと職業のレベルが10になった事で、上位職への転職と種族進化が可能になったのだ。
転職に関してはトキヤ達と近々行ってくるので今は良いとして、問題は…。
「中位魔人と堕天使…。どっちの種族にするかなんだよねぇ~。」
アキはため息をついた。
「中位魔人は分かる。でも、何故魔人の進化先に堕天使があるわけ?普通に初期種族に天使があるんだからそっちのでしょうよ。本当、どっちにしよう。迷うなぁ。」
─ 中位魔人は角に溜められる最大魔力量がUPするらしい。そして堕天使は角に溜められる魔力量はそのままだが翼による飛翔が可能になるようだ。
「…。よし、空飛べるようだし、堕天使に進化しようかな。」
ポチリと堕天使のボタンを押した。
パァァァァァァァァー!!
眩い光がアキを包み込んだ。
「うん、なかなか良いじゃん。」
アキは部屋の姿見に写る自分を見ながら満足そうに頷いていた。
─ 鏡に写るアキの姿は堕天使と言うだけあり、背中から立派な黒い翼が生えた頭に輪の代わりに角を生やした天使のようである。
「♪~この姿、皆に見せに行こう♪」
部屋を出たアキは1Fにあるミーティングルームへと向かった。
「皆~♪進化した~♪あれ?居るのトキヤだけ?」
「お!アキも進化したか。他の奴ならまだ来てねーぜ。」
アキに気が付いたトキヤは飲んでいたコーヒーを置くとアキへと視線を向けた。
「お?何か綺麗な翼が生えてるなアキ。なかなか良いじゃねーか!」
「トキヤもコウモリの翼が生えてカッコイじゃん♪何に進化したの?私は堕天使だよ。」
アキは自慢気に翼をバサリと広げた。
「俺は貴種吸血鬼だぜ。」
トキヤがそう答えた時、進化を終えたと思われる3人が現れた。
「わぁ~2人ともかっこええなぁ!何に進化したん?」
ドラ○エで出てくるホ○ミスライムの色違いのような姿へと進化したルーナがそう言いながらトキヤの隣に座った。
「ルーナとトキヤ、アキはずいぶん姿が変わったね。何に進化したの?」
「私とソフィアはあまり変わなかったよ。」
と、ソフィアとシャルロッテも席に座った。
「俺は貴種吸血鬼、アキは堕天使だ。ルーナ達は何に進化したんだ?」
「私はクラウンスライムだよ。」
「私はダーク・ハイエルフだよ。」
「私は魔獣人にしたよ~。」
3人は誇らしげにそう答えた。
「そうか。皆も無事進化出来てよかった!」
「皆もかっこよくなったね~♪」
トキヤとアキはニッコリと笑っていた。
「後は転職だけだね。」
「ああ。だが、考える時間が欲しいしそれは次の日にしないか?」
と言うトキヤの提案もあり、転職については明日にする事になり各々家具を揃えたり、転職先を決めたりするために今日は解散となった。
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