○第21話~逆襲~
お待たせしました!最新話投稿しました(≧▽≦)
「ふぅ…。漸く休憩に入れたねぇ。」
「ああ。だがまだまだ敵は残っているからさっさとポーション飲んでご飯食べて戻らないとな。」
現在、アキ達は後方の天幕で休憩を取っていた。
─ 流石に体力やMPの限界が来ていたのだ。
「アキ~。トキヤ~。MP回復ポーションと水を貰ってきたよ~。」
「パン貰って来たけど食べる?」
シャルロッテとソフィアが腕いっぱいにアイテムを持って入って来た。
「ありがとう。丁度MPもMGも減ってたんだよね。」
「ああ。ありがとう。」
「んじゃ、私も頂きますかね。」
「隣失礼しま~す♪」
と、ソフィアとシャルロッテもアキ達の隣に座りもしゃもしゃとパンを食べ始めた。
「ただいま~♪あ、もう食べるんや~♪じゃあ私も~♪」
戻ってきたルーナも加わり、アキパーティーは一時の平穏を味わっていた。
─ 一方戦場では
「…。全然減った気がしないなぁ。」
と、男剣士がため息をついていた。
「確かにねぇ…。減ってる気がしないねぇ。」
女銃士も男剣士に同意していた。
「ちょっとー!リュー!みくるー!サボってないで戦ってよ!!」
女魔導師が手が止まっている2人に文句を言った。
「ワリィくらら。」
「ゴメンゴメン。」
リューとみくると呼ばれたプレーヤーは再びモンスターに猛攻を仕掛け始めた。
「もう!油断大敵なんだからねっ!『火球』!!」
くららと呼ばれた女魔導師も攻撃を再開した。
「リュー!くららー!みくるー!『回復』欲しかったら言ってねー!」
「「はーい!ここあ!」」
「おう!」
少し離れた所で手を振る、ここあと呼ばれた女聖職者に3人は手を振り返していた。
戦場に異変が起きたのは丁度その時だった…。
sideアキパーティー
「…。ふぅ。もう十分休んだし、そろそろ戻ろっか。」
アキはストレッチしながら椅子から立ち上がった。
「そうだね!もうひと頑張りしよっ!」
「せやね♪」
ソフィアは伸びをしながら立ち上がり、ルーナはポヨンと椅子から飛び降りた。
「よし!やるか!」
「うんうん♪」
トキヤとシャルロッテもアキ達に合わせて立ち上がった。
「じゃあ行こっか!」
アキが天幕を出ようとしたその時!!
ドゴォォォォォォォォォォーン!!!
と、いう轟音と共に大地が激しく揺れた。
「キャッ!!」
「うわっ!!」
「キャーッ!!」
「キャア!!」
「うおっ!!」
アキ達は無様にも尻餅をついてしまった。
「もぉ~何なのよ!!」
と、アキは文句を言うとお尻をさすりながら天幕を出て
─ 硬直してしまっていた。
「おい、アキどう…。」
「どうしたのアキ?」
と、声を掛けたトキヤとシャルロッテも硬直してしまった。
「ちょっとー!どしたん?」
「何かあったの?」
と、声を掛けるルーナとソフィアも同様に硬直した。
─ 何故なら天幕の外…。戦場に途轍もなく巨大な黒い影のような巨人に蹂躙され死に戻りゆくプレーヤー達の光の粒子が舞い散っていたからだ。
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