○第20話~イベント・スタート!~
お待たせしました!最新話投稿しました(≧▽≦)
○月×日 ─ クエスト直前…。
「お!アキ。来たか。」
先に来ていたトキヤがアキに手を振っていた。
「もう来てたんだトキヤ。」
アキも手を振りながらトキヤへと駆け寄った。
2人が合流した所で
「もう来てたんや~待たせた?」
「お待たせ~。」
と、ルーナとシャルロッテも合流。
少し遅れて
「あれ?私が最後かぁ。」
と、ソフィアも合流を果たした。
リンゴン♪リンゴン♪
『レイドクエストを開始します。』
クエスト開始の合図と共に黒いもやがスフォル湿原に立ちこめた。
「クニヲ メチャクチャ二スルノハ シッパイシタガ コウナッタラ ワガテデ コノクニニ ワザワイヲ モタラシテクレヨウ!ユケ!ワガカゲヨ!! コノクニニ ワザワイヲ モタラスノダ!!」
何処からか響く不気味な声と共に黒いもやが真っ黒な人型のモンスターへと姿を変えた。
「うわっ!アキッ!!アレ何てモンスターだ?調べてくれ!」
「OK!『解析鑑定』!!」
アキはトキヤの指示に従い『解析鑑定』を使った。
ピロン♪
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◦名前:傲慢ノ邪神兵(影)
◦職業:???Lv.???
◦種族:邪神ノ影 Lv.7
◦レベル:70
◦HP:250/250
◦MP:210/210
◦状態:健康
○スキル
◦スキル
・上級剣術Lv.4 ・上級盾術Lv.4
◦EXスキル
・???
◦ユニークスキル
・邪神ノ影Lv.7
◦コモンスキル
・邪神兵(影)
○称号
・【邪神の眷属】・【邪神の先兵】
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「…。傲慢ノ邪神兵(影)Lv.70だってさ。HPは250MPは210だよ。スキル構成からしてバリバリの剣士タイプみたいだよ。」
アキが解析鑑定の結果を伝えるとトキヤは剣を抜き
「OK!じゃあ俺も倒しに行ってくるぜ!」
と、傲慢ノ邪神兵に突撃するプレーヤーに混じり剣を振るいだした。
「私達も行かなきゃねー!」
「そうだね!」
トキヤに続きルーナとシャルロッテも戦闘にくわわっていった。
「ちょっと!待ってよぉ~!!」
「あぁっ!もう!!置いてかないでよーっ!!」
ソフィアとアキも後を追った。
「魔導師部隊!放てっ!!」
「火球!」
「風球!」
「光球!!」
エルルカの号令で魔導師部隊による魔法の雨が、プレーヤー達による魔法が、敵へと降り注ぐ。
「『斬撃強化』!!」
「『腕力強化』!!」
「『広域回復!!」
「『身体強化の舞』!!」
「『戦いの歌』!!」
アイドルや踊り子、聖職者達による補助魔法や回復魔法が王国の騎士達やプレーヤー達を癒し強化する。
「MP回復ポーションいるかい?安くするよー!」
「装備の耐久値大丈夫?回復させるから壊れる前にきてね!」
戦場から少し離れた場所では、創作者や商人、鍛冶士達生産職のプレーヤー達が戦闘職のプレーヤー達をサポートしている。
狩人が、銃士が、テイマーが、召喚士が…。道化師や戦士、盗賊がそれぞれに出来ることをこなし、敵の数を少しずつ減らしていく。
─ このまま行けば勝利は確実だろう。
誰もがそう思っていた。
しかし、現実はそう甘い物ではない。
─ どんな物事も上手く行っているように見える時ほどその陰には必ずピンチも隠れている物なのだから。
最後まで読んで頂きありがとうございます!
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