○第18話~魔物暴走~
お待たせしました!最新話投稿しました(≧▽≦)
─ これ、本当どうなっちゃうの?
と、言うアキ達の心の叫びを他所に事態は動き始めた。
正気を取り戻したアルス王とアンリ王妃の主導の下、とりあえずこの国の主要人物が集められたからだ。
今現在、この玉座の間にいるのはアキ達と王と王妃を除き4人である。
桃色のロングヘアの魔導師 ─ 宮廷魔導師エルルカ=エルロード
銀色のミディアムロングヘアのメイド ─ 諜報部隊隊長マリアム=スレイ
真紅の鎧の茶髪の男性 ─ 騎士団長レオンハルト=セレナード
真紅の鎧の茶髪の女性 ─ 副騎士団長ジェルメイヌ=セレナード
もうお分かりだとは思うが、玉座の間で倒れていた3人の人物と乱入してきた女性だ。
因みにジェルメイヌはレオンハルトの娘であり革命軍のリーダーだそうだ。
玉座の間で倒れていた3人は様子が変であったリリアンヌを止めようとして返り討ちにされのびていたとの事だった。
「さて、エルルカよ。先程ベッドへと運んだリリアンヌは無事であったか?」
「はい、アルス陛下。かなり体力を消耗してはいるようでしたが問題は無いかと…。但し目を覚ましてはいらっしゃらないのでそれ以上は…。 」
エルルカはアルスの問にそう答えた。
このような感じで現状把握が行われる中、アキ達が一番驚いたのは召使いアレンの正体が王子アレクシスであったと言う事だ。
─ まさか王子が召使いのふりをしているなど普通は誰も思わないだろう。
アレクシスから貰えたクエストクリアの報酬も豪華で、知力が上昇する理力のティアラ(百万G相当)と褒賞金1千万Gだった。
─ 流石は王子からのクエストだ。
と、まぁどうにかこうにかアキ達も現状が理解できた所に真っ青な顔をした1人の兵士が玉座の間に飛び込んできた。
「国王陛下!スフォル湿原に濃い瘴気が発生しましたっ!!」
─ 兵士の言葉にアルス達は戦慄した。
濃い瘴気の発生は魔物暴走の発生を意味する。
魔物暴走とは文字通り多数の魔物による侵攻の事であり、早急に対応しなければ国の存亡に関わる緊急事態である。
「全軍に迎撃の準備をさせよ!!冒険者組合にも通達し魔物暴走に対応する!」
「「「はっ!!」」」
エルルカ、マリアム、レオンハルトはアルスの命令に従い行動を開始した。
マリアムは組合へと通達に。
エルルカとレオンハルトは軍の指揮へと向かった。
「私は副騎士団長のジェルメイヌとしてではなく革命軍リーダーのジェルメイヌとして魔物暴走に対応するとするよ。」
ジェルメイヌはそう言うと革命軍のリーダーとして、レオンハルト達と共に魔物暴走に対応するために一旦アジトへと戻っていった。
「私達もクエストクリアしたし宿にでも戻ろっか。」
「そうだな。」
「うん。」
「「は~い!!」」
と、アキ達が城を出た所でいつもとは違う音が響き渡った。
カラ~ン♪ カラ~ン♪
『レイドクエストが発生しました。』
その声と共にウィンドウが現れた。
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◦クエスト:スターティア王国を襲う闇を撃退せよ!
◦ランク:?
◦報酬: ???
◦場所:スフォル湿原
※クエスト開始は○月×日夜8時~10時までとなっています。
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─ 明日が楽しみだな。
宿に着いたアキ達は明日を楽しみにしながらログアウトした。
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