◯第13話~サドーを飛ばしてスフォルです~
お待たせしました!最新話投稿しました(≧▽≦)
現在、アキ達はスフォルの町にいた。
本来ならサドーの町で転職してもよかったのだが、上級職に転職するには職のレベルが不足していたので後回しにする事にしたのだ。
その為、トキヤの剣の材料をセンカの町にあるクローバー山のフタツバ大坑道で集めたりした後、センカの町を出るとサドーの町を通り抜けスフォルの町へと来たのである。
─ 因みに今はアキ達は単独行動中である。
「え~っと…。この『コボルト10匹討伐』にしようかな~。100GだしEランクだから良さそうだし…。」
現在、アキはスフォルの冒険者組合でクエストを受けるつもりのようだ。
アキが選んだクエストは
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◦クエスト:コボルト10匹の討伐
◦ランク:E
◦報酬:100G
◦場所:ホウライの森
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である。
「すみません。このクエストを受けたいのですが…。」
アキはクエストの紙を受け付けの女性に渡した。
「はい。こちらのコボルト10匹の討伐ですね?…。はい。受け付けました。気を付けていってらっしゃいせ。」
「ありがとうございます。」
アキはクエスト達成の為にホウライの森へと向かった。
「『水球』!!『風球』!!」
ドカーン!!ドカッ!!
「よし!10匹討伐完了ね。」
アキはメニュー画面で達成を確認し、組合へと帰ろうとしたその時!
「キャアァァー!!」
と、少女の悲鳴が聞こえてきた。
─ 結構近くのようだ。
「ん?誰かモンスターにでも襲われてるのかな?兎に角行ってみるか。」
アキが急いで悲鳴がした方へ行くと、そこには金髪青目の14~15歳くらいの町娘らしき少女がコボルトに襲われていた。
「てやっ!!」
「ギャン!!」
素早く駆け寄るとアキは少女を襲うコボルトを杖で吹き飛ばした。
「えっと…。大丈夫ですか?」
「ええ…。まぁ…。助かったわ。ついでに町まで送りなさい!道に迷ってしまったの。褒美は出すわ!」
少女は少し偉そうな感じでそう言った。
─ うわぁ…。何か偉そうな子だなぁ。
ピロン♪
『EXクエストが発生しました。』
「ん?EXクエスト?」
アキは不思議そうに画面を見た。
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◦クエスト:町まで送り届けなさい!
◦ランク:EX
◦報酬: ???
◦場所:ホウライの森
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通常、クエストのランクはモンスターやダンジョン同様E~SSSまでとなっているが、稀に町の人などから頼まれるクエストの中にはEXクエストと呼ばれるレアクエストが存在し、そのクエストの報酬はとても珍しいアイテムや武具、ユニークスキルなど特殊な報酬となっていたりる。
─ 何が報酬か謎だけど困ってるみたいだし受けるか。
アキはとりあえずクエストを受ける事にした。
「送ってくれてありがとう。コレが報酬よ。」
少女は封筒を一枚差し出した。
「えっと…。これは?」
「フフフ♪開けてからのお楽しみよ♪」
少女がクスクスと笑っていると
「おーい!!リリ…。じゃなくてリン!!探したよ!」
焦った様子で少女てとよく似た少年が走って来た。
「ごめんなさいアレク。道に迷ってしまったの。」
「そうだったの?…。もしかして貴方がここまで連れてきてくれたんですか?ありがとうございます。」
少年は深々と頭を下げると、少女と共に何処かへ行ってしまった。
「何だったんだろうあの子達。」
そう呟きながら開いた報酬の封筒の中身が『王女からの紹介状』と言うアイテムで、城に入る事が出来るようになるアイテムである事を知り、アキが物凄く驚いた事は言うまでもないだろう。
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