○第12話~鍛冶士ニーナ~
お待たせしました!最新話投稿しました(≧▽≦)
アキ達が思い思いにプレーヤーの店を見て回っていると、ふとアキの目に一軒の店が入ってきた。
少し離れた場所ポツンと建ついかにも最近出来たような真新しい工房。看板には『ニーナ’sファクトリー』と書かれていた。
「…。トキヤー!シャルロッテー!ソフィアー!ルーナー!こっち来てー!!」
アキは少し離れた所にいた四人に手を振りながら呼んだ。
「んー?何だ?」
「何か良い店見つけたん?」
と、トキヤは小走りで、ルーナはポヨポヨ飛び跳ねながらやって来た。
「何々~?何か良い店あったの?」
「良さげな店あったの~?」
と、ソフィアとシャルロッテもやって来た。
「このお店、良さそうなんだけど皆、このお店入らない?」
アキは『ニーナ’sファクトリー』を指差した。
「…。出来立てホヤホヤって感じやね。まぁ、良いと思うで?」
「私も同じかな?」
と、ルーナとシャルロッテ。
「俺も良いと思うぜ。」
「私も入るの賛成だよ。」
と、トキヤとソフィア。
こうして満場一致でこの店を訪れる事に決まった。
─ カラン♪カラーン♪
小気味良いベルの音が店に響いた。
「いらっしゃいませー!ようこそ、ニーナ’sファクトリーへ。」
カウンターから元気な少女の声が聞こえてきた。
─ この声の主、赤いセミロングの髪にエメラルドグリーンの目の猫の獣人の少女がこの店の店主、ニーナである。
「武具のメンテナンスですか?それとも武具をお求めですか?」
ニーナは笑顔で声をかけてきた。
─ このFWOでは『不壊』が付与された武具でなければ耐久値と言うポイントが設定されていて、無くなると壊れてしまうため、鍛冶士にメンテナンスをしてもらい耐久値を回復してもらう必要がある。
「あー…。俺は武器を見に来た。多少高価でも良い剣を探してる。」
は、トキヤ。
「私は聖職者用のローブが欲しいなぁ。耐久値高めのが欲しいのですが、ありますか?」
と、シャルロッテ。
アキ、ルーナ、ソフィアは特に欲しい物は無いので店の商品を見て回っていた。
「剣でしたらそちらに…。ローブはあちらにあります。もし、気に入る物が無ければオーダーメイドも受けております。ただ、お時間を頂く事になりますし、料金も最低でも10万Gからとなっています。ですが、素材持ち込みでしたら少し割引さして頂きます。」
「素材持ち込みならどれくらいになる?」
「物によりますが ─ 。」
「なら、こんな感じの剣はいくらくらいになる?」
「それなら7万Gでいけますかね。素材は ─ 。」
「OK!取って来て頼むとするよ。」
トキヤとニーナは固く握手を交わした。
「ニーナさん。このシルクのローブを下さい。」
「はい!少々お待ちください。えーっと70Gです。」
「はい。」
シャルロッテは70Gを支払った。
買い物を終えたアキ達は宿を取るとログアウトしたのであった。
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