○第106話~解けゆく七不思議②~
お待たせしました!最新話投稿しました(≧▽≦)
sideアキ
「ホホホ…。遂に『古代魔法の秘本』を読み解き『古代魔法』を習得したか。」
マリウスはこれはめでたいとばかりに笑っていた。
「古代文字を解読しながらだったからすごく苦労しましたよ。」
「じゃろうな。そも、『古代魔法』自体習得はかなり難しい。それを文字の解読と並行するとなれば多大な苦労があったであろう。良く成し遂げた。」
マリウスため息をつくアキを労った。
ピロン♪
『クエストクリアおめでとうございます。依頼主から報酬を受け取りましょう。』
「これがワシからの報酬じゃ。」
マリウスは金色に輝く手のひらサイズのコインのような物をアキに差し出した。
「これは?」
「『古代賢者』の証じゃよ」
「ありがとうございます!これで私に『古代賢者』への道が開かれたんですね!」
アキは嬉しそうに『古代賢者の証』を受け取った。
「その調子で自分の思う道を進んで行きなさい。」
そう言うとマリウスは光の粒子となって消えていってた。
ピロリン♪
『 ─ っ目の七不思議が解決されました。』
ピーンポーンパーンポーン♪
『七不思議が全て解決されました。それに伴い最後の秘密が解禁されました。』
「あらら。私が最後だったのか。」
流れたワールドアナウンスに少し残念そうな顔をするアキであった。
「へぇ~パピーはそんなクエストだったんだ。」
「ええ。大変だったけど『地獄ノ番犬の召喚石』と『マスターテイマーの証』を手に入れられて満足よ。」
パピーは食堂に集まったアキやトキヤ達に満足そうに戦利品をみせた。
「私は『弓聖の証』を手に入れたよ。」
と、こんな感じでわちゃわちゃわいわいしていると、探偵の助手として学校に来ている大山千秋に声をかけられた。
「誰が解決したのかと思っていたら貴方達が七不思議を解決したのね。」
「はい!頑張りました!」
アキが代表してそう答えると千秋は少し悩むような表情をしたが、一度決心したように頷くと
「それなら貴方達に1つ頼みたいことがあるのだけど良いかしら?」
と、そう告げた。
「??何でしょうか?」
「…。調べた所、あの『学園七不思議』には実はまだ続きがあったの。」
意外な話にアキ達は驚き、固まってしまっていた。
「内容は秋兄が今も調査しているんだけれど…。どうやら『学園七不思議』はかつては『学園八不思議』と呼ばれていたらしいの。その、8番目の不思議…。それの調査を手伝ってほしいの。」
─ マジですか~!!
思わぬ申し出にアキ達はごくりと息を飲んだ。
最後まで読んで頂きありがとうございます!
m(_ _)m
感想、評価、いいね、ブックマークが執筆の励みになります。(´▽`)
どうかよろしくお願いします。m(_ _)m




