○第10話~パーティーを結成してみた~
お待たせしました!最新話投稿しました(≧▽≦)
「『風球』!!」
アキはコボルトを魔法で吹き飛ばしていた。
その近くでは銀のロングヘアに青目のダークエルフの『狩人』がスライムを弓で撃ち抜き、スライムがスライム同士で体当たりしあっている。
さらには金髪のポニーテールに緑目の犬耳と尻尾を生やした犬の獣人の『聖職者』が全員にバフを掛け、黒髪茶目の吸血鬼の『戦士』がコボルトを斬っていた。
ダークエルフの『狩人』が瑠璃で、プレーヤー名は『ソフィア』。
スライムの『道化師』は留七で、プレーヤー名は『ルーナ』。
獣人の『聖職者』は留美で、プレーヤー名は『シャルロッテ』。
吸血鬼の『戦士』は秋人で、プレーヤー名は『トキヤ』だ。
冒険者組合で落ち合ったソフィア、ルーナ、シャルロッテ、トキヤ、アキは、スターテッドの町から隣町のセンカの町へと向けてイチノイ大森林を爆進していた。
ここ、スターティア王国は、スターテッド、センカ、サドー、そして王都であるスフォルの四つの町から成り立っていて、サドーの町には転職が出来る転職の館がある。
因みに館に行けば転職はいつでも出来るが、中級、上級の職には職のレベルや、転職の為の条件を満たしている必要がある。
「皆、順調にレベル上がってる?」
「まぁまぁだね~。私はレベル9になったよ。」
アキの問にそう答えるソフィア。
「私も同じくレベル9だよ。」
「ん~私は今レベル10になったで~。」
は、シャルロッテとルーナ。
「俺もレベル9だぜ。アキはどうなんだ?」
「私は漸くレベル22だよ。やっぱりこのあたりじゃ上がりにくいみたい。」
と、トキヤの問にアキはそう答えた。
「そっか。んじゃ早めにセンカ方面にいかないとな。」
「別に早くなくても良いよ?急いでないし。」
アキはニッコリ笑いながらそう答えた。
「そうか。」
「うん。」
「ならのんびり行くか?」
トキヤはそう言って微笑んだ。
「私はそれでも良いかな?」
と、ソフィア。
「私は早めが良いかな。」
は、シャルロッテ。
「のんびりもえーけど第一回イベントはスフォルが舞台なんやろー?早く行った方がええんちゃうのー?」
ルーナは少々不満そうに言った。
─ そう、今日、公式HPに第一回イベントに関する告知があったのだ。
内容は『○月×日に第一回イベントが開催されます。それに伴い○月△日から◯月□日までの一週間スフォルにてイベントに関連する出来事が起こります。皆様ぜひスフォルまでいらして下さい。』
と、言う物だ。
「関連イベント開始の日まで8日ほどあるからのんびりしても間に合うんじゃないかな?」
「せやけどさぁアキ。早く行くに越したことは無いやろ?」
ルーナはムスッとしていた。
「じゃあとりあえず今日中にセンカに行こうぜ。」
「「「「はーい!」」」」
トキヤの提案に四人の声が揃った。
それから暫くしてイチノイ大森林を抜けたアキ達の目の前にセンカの町の門が現れたのであった。
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