○第99話~弓聖シオン~
お待たせしました!最新話投稿しました(≧▽≦)
「あぁ~もう!しつこいなぁ倒れろっ!!『バーストアロー』!!」
ソフィアは追い打ちをかける為に更に矢を放った。
ナイトメアはそれをヒラリと躱し突進する。
「ヒヒィィィィーン!!」
「キャッ!!」
ソフィアはもろにくらい吹き飛ばされた。
「つっ…。やってくれたわね!『バースト・レイン』!!」
ソフィアはお返しとばかりに爆発する矢の雨をお見舞いした。
「ヒヒィィ…。ン…。」
ドシイィィン!!とナイトメアは倒れ伏し青い光の粒子となって消えていった。
「…。ふぅ。これで終わったみたいね。」
─ ポーションポーション♪と、異次元収納からハイポーションを取り出して使おうとしていると、何処からか銀髪青目のエルフと思われる女性が現れた。
─ ただし、何処からどう見ても生きているようには見えない。
何故なら彼女の身体は幽霊のように透けているのだから。
「!!あっ…。貴方は誰っ?」
ソフィアはすぐにでも攻撃に移れるように矢を番えながら尋ねた。
「フフフ…。そんなに警戒しないで。私は『シオン・アストリア』。『初代弓聖』と言った方が分かるかしら?」
シオンと名乗った女性はそう言ってニコッと笑った。
─ シオン・アストリア…。伝説の弓使いと言われた人物の名前である。
「…。あ…。貴方が『伝説の弓使い』シオンさんなんですか?どうしてここに…。」
ソフィアが不思議そうに首を傾げているとシオンはコロコロ笑いながら
「貴方にお礼を言いに来たのよ。」
と答えた。
─ あぁ、ナイトメア討伐の礼かな?
「お礼ですか?」
「ええ。ナイトメア討伐のね。」
─ やっぱりそうであった。
「別にお礼なんて…。ただ襲ってきたから倒しただけですし。」
「フフフ…。謙虚ね。そういう子は好きよ♪だからハイ!プレゼント♪」
ピロン♪
『ソフィアは『弓聖の弓』と『天使の矢筒』を手に入れた。』
「ありがとうございます。」
「いいのよ♪あ!ついでにコレも受けてみる?」
ピロン♪
『EXクエストが発生しました。』
「ん?クエストくれるんだ。」
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◦クエスト:初代弓聖のお願い
◦ランク:EX
◦報酬:???
◦場所:ブルーマーレフォレスト
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「とりあえず受けようかな。」
ソフィアはこのクエストを受ける事にした。
「ありがとう!実はね、私が倒したモンスターがナイトメア筆頭に何匹も復活しちゃってるみたいなんだ。それの討伐を頼みたいの。」
「そうなんですか…。わかりました。頑張ってみますね。」
─ こうして暫くソフィアのブルーマーレフォレスト通いが始まるのであった。
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