◐第9話~私達もやろうかな~
お待たせしました!最新話投稿しました(≧▽≦)
ここは国内有数の進学校、私立東阪高校の特進科1年A組の教室…。
「「「おはよーちーちゃん!」」」
学校に早めに登校していた千秋に三人の少女が話しかけてきた。
─ 因みにちーちゃんは千秋の愛称だ。
金髪のショートヘアに緑目の少女、神崎留美
黒髪のロングヘアに茶色の目の少女、星野瑠璃
茶髪のロングヘアに茶色の目の少女、春日留七
彼女達は千秋の中学校時代からの友人達である。
そして今、新聞を片手に入って来た黒髪に茶色の目の少年、大林秋人は千秋の幼なじみである。
「おはよー千秋。」
秋人は眠そうな顔で席に着いた。
「おはよう秋兄。凄く眠そうだけど、どうしたの?」
千秋はクスクス笑っていた。
─ 秋兄は秋人の愛称だ。
「ん~。今日が楽しみでなかなか眠れなくてな。」
「へぇ~今日、何があるの?学校の事じゃ無いよね?」
千秋はニコリと笑った。
「ああ。昨日の夕方、ゲームが届いたんだよ。でも、届いたの遅かったし用事があって出来なかったから今日やるのが待ち遠しくてな。」
「ゲーム?」
「そう。FWOだよ。知ってるだろ?」
「そりゃね。うちの会社のゲームだもん。」
「そー言えばちーちゃんのうちのかFWO。」
留美はポン!と手を叩いた。
「そー言えばそうやったなぁ。」
「珍天堂のゲームだもんね。」
留七と瑠璃も頷いていた。
「秋兄、FWO買ったんだ。」
「買ったって言うか当たった。」
「当たった?」
千秋は首を傾げた。
「ああ。新聞の懸賞だよ。」
「凄いわね。」
「買おうか考えてたから丁度よかった。」
秋人は嬉しそうに笑った。
「へぇ~いいなぁ。私もやろうかなぁFWO。」
「そー言えばちーちゃんはFWOしてるんだったよね?」
「まぁ…。やってるっちゃあやってるよ。」
留美の問に千秋は苦笑いしていた。
「決めた!私もFWOやるっ!今日の帰りに買ってく。」
「私も買ってくー!!」
瑠璃と留七は盛り上がっていた。
「私も買って帰ろう。」
と留美も盛り上がっていた。
「お買い上げありがとうね♪」
千秋はフフフと笑った。
「なぁ。せっかくだしFWO内で落ち合わねーか?」
「「「「賛成ー!!」」」」
留美や留七、瑠璃も千秋も合意した。
「とりあえず…。そうだなぁ。7時頃に待ち合わせでどうだ?」
「なら、冒険者ギルドに最初に行く事になるからそこで落ち合わない?」
千秋の提案に皆が頷いた。
「んじゃあ待ってるからね!因みに私のプレーヤー名は『アキ』だよ。」
千秋は嬉しそうに笑った。
こうしてこの日の夜、千秋の友人達がFWOの世界に降り立つのであった。
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