●閑話~四季のイベントとカボチャお化け~
お待たせしました!最新話投稿しました(≧▽≦)
やってきましたハロウィーン!FWOもハロウィーンイベントで盛り上がっています!!
イベント期間は10月1日~10月31日。その間、全モンスターからはカボチャが、期間限定モンスターのジャック・オ・ランタンからはお菓子がドロップする。そしてお菓子を集めるとハロウィーンシリーズのアイテムと交換出来る。
今回、アキは運営側、つまり怪盗神風として最終日のイベントを手伝う事になっている。
10月31日の最終日、スターテッドの町の広場にある特設会場に黒髪にスカイブルーの瞳を持つ白い燕尾服に白いマント、白いシルクハット姿の男?がマイクを手にステージ上に立っていた。
彼、と言うか彼女と言うか…。そう、この人物こそがアキが扮する怪盗神風である。
怪盗神風…。主人公大山千秋15歳。本名アリア・千秋・セフィリアーノは10年ほど前に滅ぼされたセフィリア王国の姫巫女である。そんな彼女が、母から託された懐中時計に宿っていた時の精霊、クロック・ラビットのルナと共に国の再建と滅亡の真実を知るために、国から持ち出された王国の秘宝を取り戻し、真実に近づいて行くと言う物語である。
つまり、気付いたと思いますが神風、男装の麗人って奴です。
─ 後、主人公名が私と同じなのは突っ込まないで下さいね。なんせ小学校高学年から遊びで書いていた物語なんです。(笑)by千秋
「Ladies & Gentleman!皆!待たせたな!!只今よりジャック・オ・ランタンコンテストを開催するぜ!!」
「「「わぁぁぁぁぁぁー!!」」」
歓声と拍手が会場を包み込んだ ─
ジャック・オ・ランタンコンテストは前回の四季のイベントで、生産職のプレーヤーから『戦闘が絡むイベントだけでは生産職がイベントを楽しめない!』との苦情が出た為に考えられたイベントで、名前通りカボチャのランタン『ジャック・オ・ランタン』の出来を競うコンテストで、1位~3位までに入賞するとハロウィーンのユニークアイテムがプレゼントされ、もし入賞出来なくともハロウィーンシリーズのアイテムが参加賞としてプレゼントされる事になっている。
「では、エントリーナンバー1番 ─ 」
ジャック・オ・ランタンコンテストは大盛況で終わった!
コンテストの結果、1位に輝いたのは『ニーナ』と言うプレーヤーで、優勝賞品の『カボチャお化けの工作台』 が贈られた。
2位に輝いたのは『まりあ』と言うプレーヤーで、賞品の『カボチャお化けの工具箱』が贈られた。
3位に輝いたのは『ガスター』と言うプレーヤーで、賞品の『カボチャお化けの大金槌』が贈られた。
残念ながら入賞を逃したプレーヤーはハロウィーンシリーズのアイテムから一つ、好きなアイテムを選んで参加賞として貰ったそうだ。
こうしてハロウィーンのイベントは全て終わり、怪盗神風としての初仕事も無事終了した。
これは余談だが、アキもちゃっかりキャンディーを集めてハロウィーンシリーズをゲットしたそうだ。
ここはゲーム世界のサーバールーム。FWOのシステムを司る中枢である。
「ジャック・オ・ランタンコンテストの評価はどうだった?」
アキもとい神風はエンジニアの一人に声をかけた。
「なかなか高評価だったみたいですよ。よかったですね。神風さん。」
「ああ。高評価だったなら定期的に生産職向けのイベントを開催してもよさそうだな。」
神風は思案していた。
「それはいいですね。生産職の方は基本戦闘は苦手ですから。」
「プロデューサーにも提案しておこう。」
─ どうやらこれかも生産職向けのイベントはまた開かれるようだ。
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