○第81話~皆を癒す命の水~
お待たせしました!最新話投稿しました(≧▽≦)
今回の投票の結果、ゲットしたのは学園の鍵となりました!投票してくださった皆様、ありがとうございます!(≧▽≦)
アキ達は『学園の鍵』を恭しく受け取ると異次元収納へと仕舞った。
「ありがとうございます。確かに受け取りました。」
アキ達は深々と頭を下げた。
ピーンポーンパーンポーン♪
『クエスト、『癒やしのグラスを入手せよ!』がクリアされた為、アイテム『不思議の鍵』が解禁されました。これからは『不思議の鍵』の入手専用クエストが出現するようになります。是非受けて下さい。』
まるで鍵がアキ達の手に渡ったのが合図であったかのようにワールド・アナウンスが響き渡った。
「これで漸く我が国もこの大陸もかつての活気を取り戻すだろう。」
ガレリアンは大層喜んでいた。
それはそうだろう。原因不明の謎の病のせいで随分と経済は滞り、小康状態にまで持ち直した今でも…。まぁ、ご覧の有様であるのだから悩みの種が一つ無くなるのであればこれ程嬉しい事はないだろう。
こうして『癒やしのグラス』は無事ガレリアンの手に渡った。
因みに『癒やしのグラス』は現在、ガレリアンの手によって町の中心にある教会の中にある台座のような所に安置され、そこから水路のような物を伝い町中へと、そして大陸中へとその『命の水』を送り届けている。
─ 元々、『癒やしのグラス』はここに安置されていたのだそうだ。所が随分と気が遠くなる程の昔、何者かに盗み出されてしまっていたのらしい。
こうして『癒やしのグラス』の力で少しずつ活気を取り戻していく町を見届けたアキは単身セカンディア大陸を後にするのであった。
─ リリアンヌにクエスト完了の報告と、カイル王子から預かった返事を届けねばならないからだ。
「フフフ…。今回のイベントもそれなりに上手く行ってよかったわ。次はどんなイベントにしようかしら?」
アキは去り行く船の甲板から離れていくベルナンテの町を見ながら物思いにふけるのであった。
「まぁ!手紙を届けるだけじゃなく返事まで持って来てくれたの!ありがとう!!」
スフォルの町の一角にあるカフェで町娘姿のリリ…。ゴホンゴホン…。リンが嬉しそうな声を上げていた。
「喜んで頂けて何よりです。」
アキはスッとリンに手紙を差し出した。
「確かに受け取ったわ。ふむふむ…。」
リンは嬉しそうにニヤニヤと笑みをこぼしながら手紙を読んでいた。
ピロン♪
『クエストクリアおめでとうございます。依頼主から報酬を受け取りましょう。』
アキの前にそう表示されたウインドウが現れた。
「ありがとうね。コレが約束の報酬よ。」
リンはそう言うと一冊の古ぼけた本をアキに差し出した。
それは『大賢者』のユニークスキルが入っているユニーク・スキルブックであった。
最後まで読んで頂きありがとうございます!
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