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年上の女性と年下の女の子が僕の“彼女”

作者: 七瀬






“年上の女性と年下の女の子が僕の彼女”






僕は二人の彼女と同時に付き合っている。

年上の女性ひとには、僕が甘えられる存在。

年下の女の子には、僕は頼れる男。

ふたりの恋のはざまで僕は幸せを感じている。

性格も見た目も違う二人と付き合うのは凄く楽しい!

年下の彼女と一緒に居る時は、僕がしっかりしないといけない

んだと気をはっているのだけど、、、?

年上の彼女と一緒に居る時は、僕はかなりの甘えん坊だ。

年上の彼女は、僕が甘えてくる事を可愛いと思っている。

愛おしいぬいぐるみでも見ているかのような眼差しで僕を見てくるんだ。

年上の彼女がそんな僕を望んでいるなら、僕はその望み通りの男になるよ。

年下の彼女は、僕を頼れる男だと思っている。

どんな時も、冷静で優しく年下の彼女を見守るような存在。

それなら僕は君の前ではそういう男で居るよ。

僕は二人の彼女が僕と一緒に居て幸せなんだと思っていた。







・・・でもある時、ふたりの彼女が別々の男と二人で歩いているところを

僕は目にする。



『えぇ!? どういう事なんだ!?』







僕は二人の彼女に別の男と歩いていた事を問い詰めると?

彼女達は、僕に思いもよらぬことを言い出した。





*年上の彼女は、『正直、直希は頼りないのよ! あたしはもっと頼れる

男がいいわ!』


【・・・そ、そんな、】




*年下の彼女は、『甘えてくる男の子もいいかなって、同年代の男の子の

方が話も合うし!』


【・・・えぇ!? 今更そこ?】






同時に僕は二人の彼女にフラれる。

まさか!? 僕が信じていた事が簡単に崩れ落ちていくなって......。

僕は年上の女性は、年下の男に甘えられると弱いモノなのだと思っていた。

年下の女の子は、年上の男はしっかりしていた方が頼りがいがあって好き

なんじゃないかと勝手に思い込んでいた。





・・・でもそれが覆される。

年上の女性ひとは、案外年下の男に甘えたいと思っている事。

年下の女の子は、自分の方がしっかりして年上男性を引っ張って

いきたいと思っている事。

僕の勝手な思い込みで、二人の彼女にフラれた。








 *






それなら僕は次は失敗しないようにと、、、? 

“新しい年上の彼女と年下の彼女の二人と同時に付き合いだす。”





年上の女性ひとには、今度はもっとしっかりした頼れる男を演じて。

年下の女の子には、たまに甘えてみることにした。

今度は絶対に上手くいく!

僕はそう信じていた。










・・・でも? またしてもまた僕は年上の女性ひとからフラれた。

その3日後、年下の女の子にもフラれる。

理由は? 年上の彼女からは、『もっと甘えてほしかった。』

年下の彼女には、『頼れる男性ひとの方がよかった』





もう、“女の気持ちは分からん!”

何なんだよ、こうなったら? 男に走るか?

いや、僕が女になろうか。




・・・うーん、そこまで落ち込んでしまうじゃないか。



最後までお読みいただきありがとうございます。

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