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詩集『詩の群れ』

『惑星から帰還したよ、自明の理』・・・『詩の群れ』から

『惑星から帰還したよ、自明の理』・・・『詩の群れ』から



何をもって、惑星かと、断定するのは、非常に細かい分析を必要とするだろう。


地球と言う惑星から、夢の世界で他の惑星へと趣き、また帰来する時、独り言の様に自分は言う。


「惑星から帰還したよ」



何を言ってるんだ、それは夢の世界の話だろう、と言われて、はっと立ち止まる。そうです、夢の話です。


イカレタ精神で、それでも虚勢を張ることが出来る内は、夢が真実だと言うことで、本当です。


「惑星から帰還したよ」



訳が分からないだと吹聴されてい様が、騙されてい様が、狂って異様。


自分の本当が、本当以外の何物でもないなら、刻み切った人生は、本物になる、自明の理だ。


「惑星から帰還したよ、少し前に」



風向きは、周囲を攪乱して、舞い散る。


え?


「少し前に」

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