『惑星から帰還したよ、自明の理』・・・『詩の群れ』から
『惑星から帰還したよ、自明の理』・・・『詩の群れ』から
㈠
何をもって、惑星かと、断定するのは、非常に細かい分析を必要とするだろう。
地球と言う惑星から、夢の世界で他の惑星へと趣き、また帰来する時、独り言の様に自分は言う。
「惑星から帰還したよ」
㈡
何を言ってるんだ、それは夢の世界の話だろう、と言われて、はっと立ち止まる。そうです、夢の話です。
イカレタ精神で、それでも虚勢を張ることが出来る内は、夢が真実だと言うことで、本当です。
「惑星から帰還したよ」
㈢
訳が分からないだと吹聴されてい様が、騙されてい様が、狂って異様。
自分の本当が、本当以外の何物でもないなら、刻み切った人生は、本物になる、自明の理だ。
「惑星から帰還したよ、少し前に」
㈣
風向きは、周囲を攪乱して、舞い散る。
え?
「少し前に」