5
ルートは決まった、目的地は火山地帯にある関東平野くらいの広さのある平野であるまず50年前の大噴火で尚も平野ということは被害が少なかった可能性がある特にシラス台地とかだと噴火や火山性地震の他雨による土砂災害にも気を配らねばならないなので意地でも指の根本の平野まで航海する方が良いと判断した
(海路はジグザグに行く方が良さそうだなちょうどアメリター地域の中腹のニュータウン町の港で最後の補給を済ませればいい感じに岩礁を避けられそうだな)
航路が決まれば必要人材の確保だ
作物が育つまでの食料は持ち込み分がなくなれば魚や獣を狩る必要がある2つのりょうし(漁師、猟師)がいる
後は小舟を作れる技術力を持つ木工大工と器具作ったり建材として使うにも必要なガラス職人、金属の道具関係や細かな部品製造もいるから鍛冶屋
農業は必須だから作物や酪農のスペシャリストもいると助かる
後は航海や家を建てる際の力仕事役は最低10人欲しいな...
最低でも今の16は必須なわけだ
陸路作るまでには住人や雇うものの呼び込みがいるから港の整備は必ずやらないといけない
(発展までの前段階がかなりある地道にやっていくしかなさそうだな、まるで相棒の言う科学そのものだな)
それから1時間かけ欲しい人員の整理は終わり計画作成に取り掛かることにした昼は簡単なパンで済ませたし2人の元へ早く行って計画の作成手順などを参考にさせてもらおう
「僕も計画作成に移れそうなので交わらせて下さい」
「ルイス、なんか他のこと終わらせるって言ってなかった?」
「ルートや人員整理終わったから計画作成しようかなと」
「ルイス・ヴァーミリオンさんは先輩方から作成手順聞きました?」
「ルイスでいいですよコンゴ、まだなので聞いて作成最中であろうお2人に伺おうかと」
「なら聞いたことそのまま伝えるね」
こうしてコンゴより計画に記入すべき事項や字体等色々教えてもらった
必要なのは大前提としてどのような月単位で発展がわかる計画であること
次にその計画を実行するために必要な人材や資材、その前準備、かかる時間や時期
年末までの最終目標、その成果となりうると思しきもの
それまでにかかる予算とその財源確保の指針
人件費等支給予定の金額
最低限はこれだけ書いていればいいとのこと
衣食住確保までのことはあらかじめ考えてあったためすんなり作ることができた
衣食住だけだが