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謁見の間からでてひとまず元の執務室に戻ることにした
「お二人が同期の文官ですよね?僕はルイス・ヴァーミリオンですよろしくお願いします、といってもそれぞれの地方へバラバラになるでしょうが」
「やぁ、俺はコンゴよろしく」
「私はインデイアよ、よろしく、ところであなた発表されずに居残りだったけど何の話があったわけ?」
「ルイン十傑に関する話と統治場所の話ですかね?」
「いやなぜ疑問なの!?」
「そんなことよりもインデイアさんの治める列島名前とかどうされるんです?任命権や時期について伺っても?」
「何か隠してるわね...まぁいいわ、答えてあげるけど私に任命権はない開拓段階に応じて開拓した集落の長や私、列島の仮の地域区分であるアウストリアの文官達との議会で決定予定で時期は開拓が軌道に乗った時期としか答えられないわ」
「「 お、おう」」
ツンツンからの急な饒舌さに語彙力が消え失せた
あぁあれですかツンツンかまって女王様であられましたか
「あ、僕コンゴさんの担当するところの北部なので今後ともよろしくお願いしますコンゴさん!」
「ちょっと待って私だけ無人島なのに!?どういうことよ!」
なんだろう触れたくないのに触れないともっとめんどくさそうなこの感じ...
「インデイアも今後とも宜しくお願いします」
「そのついで感とっても気に食わないわ」
めっちゃ怒ってますやん...
ツンツン女王の説教は夜まで続いた
帰宅後、僕はある人の元へと赴いた
「姉上少し宜しいでしょうか?失礼します」
ドアをノックして入る
「何その目、どうせ頼み事でもしに来たんでしょ〜、まじだるいんですけど〜」
「頼み事ですが姉上は何もしなくていいので聞いてくれませんか?」
「何もしなくていいのに頼み事って何、矛盾系男子なの?」
「姉のネームバリューをお貸し下さい、ルイン十傑が複数人で開拓事業開始、こうアピールして人員確保したいのでございます」
「そういうこと...私のメリットは?ないのに貸すわけないわよ」
だるそうにしていた姉の雰囲気がガラリと変わった、目つきが怖いくらいだ
「基本何もしなくていいし毎日温泉入りたい放題、後は引きこもれるお供付き」
「あんた私のことどう思ってるの?」
あ、やべ逆鱗に触れてもうた...
「す、すみません」
僕は思わず謝り部屋を去った