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トイレの扉が開かない!?

作者: 七瀬




僕の名前は、『山田 鋼』22歳で、大勢の友達と一緒にキャンプを

する為に、3台の車でキャンプ場に来ていた...。



地元では、、、?

有名なキャンプ場だ、、、!


まだ、数年前に出来たばかりで綺麗なところ、、、。



大学の友達集めて! みんなで今日からキャンプだ、、、!

その中には、、、僕の好きな女の子もいたんだ、、、!




『まさか!? みんなでキャンプする事になるとはな~』

『そうだよ! でも、なんだか? 楽しいね!』

『うん!』

『こんなに、みんな来てくれるとは、、、? 思ってもみなかったけどな~!』

『そうだな! 19人ぐらいはいるんじゃないかな、、、?』

『しかし、、、? 車によく乗れたよな~』

『ギュギュだったよ!』

『そうだよね!』

『おーい! みんな集まってくーれ!』

『なになに?』

『みんなで、役割を決めて分担していこう!』

『それいいな!』

『そうしよう!』

『どうやって決める、、、?』

『やっぱり、グーチョキ・パーじゃない、、、?』

『グー班とチョキ班、パー班に分けるぞ!』

『よし! せーの!』


『決まりだな!』




僕と僕の好きな女の子が同じパー班になった、、、!

しかも、、、?


【二人っきり。】


残りは、グー班に数人、チョキ班にその残り。






僕と僕の好きな女の子、みそねちゃんと二人で山奥に行って

燃えそうな木を拾ってくる事が僕たちパー班の任務だ、、、!


それと、、、?

食べれそうなキノコがあれば、取って来いだって、、、!


【毒キノコだったら? どうするんだろう、、、?】


まあ~取り敢えずは、キノコがあれば取ることにしよう。




それにしても、、、好きな女の子と二人だと、、、?

何を話していいのか、、、?



『じゃ~山田クン、行こうか!』

『・・・ううん。』

『あっちから、山に登れるらしいよ~! 行こっ!』



そう言うと、、、?

僕の手を、みそねちゃんが掴んで手を引いて行ってくれた。


僕は、心臓がバクバクして、、、みそねちゃんに聞こえてないか、、、?

心配していたのだけど、、、?


どうやら、、、?

みそねちゃんには、僕の心臓の音は聞こえていないみたいだ、、、!



『今まで、山田クンと話すの、、、? 初めてだよね!』

『・・・あぁ、そうだね!』

『話す機会がなかったのかな、、、?』

『・・・うーん、そうかもしれないね!』

『私は、山田クンともっと話したかったな~』



僕の心臓が、破裂しそうなほどの勢いで高鳴っていく...。

【ヤバい!? 緊張し過ぎて・・・お.お腹が、、、!? イ.イタイ! 

こんな時に、トイレ、トイレないかな、、、?】



『どうしたの、、、? 山田クン? 顔色悪いよ!』

『・・・いや? 何でもないよ!』

『そう! それならいいんだけど、、、?』



【うっ、、、あぁ、、、い.イタたたたたっ、、、。】


『どうしたの山田クン、、、?』

『お腹が、、、!?』

『お腹が痛いの、、、どうしよう、、、? ココだと携帯の電波入らないし!』

『・・・ト.トイレ、、、!?』

『山田クン! ちょっとココで待ってて! 私、トイレ探してくるから、、、!』

『・・・ううん、』



みそねちゃんは、そう言うと、、、?

山のもっと奥まで、僕の為にトイレを探しに行ってくれた、、、!



僕は、うずくまったまま動けない状態だったけど、、、?

みそねちゃんに、あんまり迷惑をかけたくない一心で周りを見ると、、、?


木の茂みで見えなかったけど、、、?

小さな木の看板に、【トイレ 矢印看板あそこにあります。】と書かれていた。


字も消えかけていたから、、、?

分かりずらかったが、僕はお腹を抑えながら、、、矢印看板の方へ。



ゆっくりゆっくりと歩いて向かった、、、!






15分もかかって、やっとの思いで着いたトイレは、、、?

ボロボロで昔ながらのポットン便所だった、、、!

中も汚いトイレで、それでも僕のお腹の痛みには勝てない、、、!


僕は急いで、その汚いポットン便所の中に入った、、、!



用を済ませて、、、僕がトイレから出ようとすると、、、?

【扉が開かない!!!】



しかも、、、?

こんなところにあるトイレを探しに来る人もいない!!!


大きな声を出しても、僕の声が届かないところにあるトイレだった、、、!


『どうしよう? そうだ! 携帯で、誰か呼ぼう!』

『・・・電波が繋がらない!!!』

『どうしたらいいんだ、、、?』



僕が、焦っていると、、、?

どこからともなく、、、不気味な声が聞こえて来た、、、!


『・・・お前は誰だ?』

『えぇ!?』

『名前がないなら、、、? 何にも問題ないな!』

『・・・えぇ!? どういう事だよ!』

『お前には、関係ない話だ!』

『はぁ!?』



【ギュギューーーーーーーン! ボコボコ、、、!?】





この時から、、、。

山田 鋼 22歳、、、彼の存在は、、、?

この世から、消えた、、、!!!




『みそねちゃーん! みそねちゃーん! どこにいるの、、、?』

『ココ! ここだよ!』

『こんなところで、何してたの、、、?』

『・・・うーん? 私、何してたんだろう、、、?』

『今から、みんなで肉を焼くから一緒に戻ろう!』

『・・・ううん。』



『・・・でも私、何かを探しに山奥まで行ったんだけど、、、?

それが、何なのか? もう、思い出せない!!!』




最後までお読みいただきありがとうございます。

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