いじめられっ子、陰湿キャラな俺が爆弾人間になった
日本。
夏。
秋田県沖合付近の空き地、地下。
アメリカ施設研究所。
爆弾虫を研究している施設内。
研究員が虫を持ち出した。
テロ対策チームが動き、その研究員を射殺。
その際に誤ってボックスまで撃ってしまった。
コウロギみたいな虫2匹がケースから脱走。
内一匹はチームの一人に噛み付き、爆発。
研究所付近半径500Mが消えた。
もう一匹が漁船に着地。
秋田沖合から新潟へ。
新潟から運送荷物に紛れ込み、神奈川県へ。
神奈川県、横浜市内。
小学生から。
中学、高校まで見事に虐められ人生。
そんな生活を送っていた佐奈川勉 (さながわつとむ)。
年齢大学1年生。
身長156CM。
やせ型、黒眼鏡、キョドリ無し。
いつもムスッとしている。
特技特に無し。
黒髪は少し長髪?くらい。
服はいつも黒っぽい。
あだ名は死神。
不幸そうにいつもしているから。
勉「・・」
勉はアニメの小説が好きだ。
しかし表紙でいつも引かれていた。
勉には好きな人が「いた」
しかしその女はヤリチンと付き合っていたと発覚し、興覚め。
人生の目標、やりがいが無くなった勉は新たなジャンルの小説を探したがお気に入りは見つけられず。
仕方ないからと、パソコンへ向かう。
自分で書く事にしたのだ。
ジャンル。
「完全犯罪」
勉は今その執筆こそが生きがいだった。
大学に通い出して2か月後。
ヤリチンがエイズを発症。
ヤリチン男と付き合った女の自殺が相次ぎ、大学内はパニックにわかになった。
勉「・・大変だねえ」
他人事だった。
いつものように家に帰り、半分閉じたパソコンを開く。
そこにはコウロギが居た。
勉「?コウロギ?何で?どっから入った?餌なんか無いぞ?さっさと出てけよ」
放っておいた。
夜。
勉「・・あの人も・・エイズなんだろうか・・自殺すんのかな・・・・はあ・・やめやめ!俺には縁が無かった人なんだ、エイズなら尚更だ!関係ないない!寝よ!」
寝た。
深夜。
〈カサカサ〉
神の悪戯とは、意味不明である。
何故そこに?
何故そんなタイミング?
歯車が回る理由など、人に解る筈はなくー・・。
〈ガリ!〉 コウロギは勉の喉に噛み付いた。
勉「痛あああああ!!!!」 飛び起きる。
コウロギの口から体液が放出。
勉はコウロギを首から離そうと必死だが、なかなか離れない。
勉はハサミを持ち、鏡の前に立った。
でかいコウロギが首にぶら下がっている。
勉「はあああ?何で!?とにかく離れろおおお! 〈ザキ!ジャキ!〉」
最後まで離さない。
首だけになった。
最後に大きい顎キバをゆっくり外す。
勉「はあ、はあ、いったい何がしたかったんだコイツ・・はあ、はあ、明日一応病院いこ」
また寝た。
体内では静かに遺伝子が作り変えられていく。
深い眠りに落ちた。
1週間後。
アメリカ軍病院で目が覚めた。
あらゆる金具で捕縛されていた。
勉「!?!? 〈ガチャガチャ〉」
日本人男医者博士「やあ」
勉「!?!?」
博士「外してやれ」
公安1「しかし」
博士「大丈夫だ」
公安1「・・ほら、暴れたら射殺してもいいと許可が出てる、遠慮はしないぞ・・いいな?」
勉「・・ 〈コクコク〉」
公安1「・・〈カチャン、ガチャン、チャリリン〉」 口の金具が外された。
勉「ぷはあ、はあ、はあ、〈キョロキョロ〉・・ここは?」
博士「ここはアメリカのオハイオ州だ、まあ、何もないトコだよ、まあ私は君の研究で退屈しないがね?」
勉「・・何で俺がこんな目に?」
博士「虫に噛まれただろ?」
勉「・・あれが何?・・まさか特別な虫だった?殺しちゃまずかった?」
博士「う~ん・・別に?虫はまた作れるし」
勉「・・じゃあ・・」
博士「うん!噛まれたのに君は生きてる!全く不思議だねえ・・今AIに原因を調べて貰ってるんだよ・・いやあ・・報告を聞いた時は驚いたよ~・・まさかあの虫の変異髄液をモロにしかも大量に食らって変異もしてない、死にもしてない、正気な上に、会話も出来る!~~~~~~んってすっばらし!」
勉「・・その・・虫ってなんで俺を噛んだの?」
博士「しんねえよははは、虫に聞けよ、んなの」
勉「噛まれたら・・普通は死ぬの?」
博士「普通は自爆して爆発する、もしくは全身ボロボロになって黒い砂みたいになる、もしくはどろどろに溶ける、もしくは~」
勉「もういい」
博士「ぷはははははは、まあまあ、君は上等だよ、殺さないよ、大丈夫大丈夫」
勉「・・俺これからどうなんの?」
博士「取り合えず定期的に血液を分けて貰えるかな?」
勉「ほ・・なんだ・・それだったら」
博士「家には帰れないよ?」
勉「は!?何で!?」
博士「だってそうだろ?こういう兵器遺伝子研究は国連で禁止されてるんだ、もしバレたら戦争だって起きかねないレッド案件なんだよ?帰すわけないっしょ?」
勉「じゃ、じゃあ、俺は?俺はどうなんの?」
博士「安心してよ、食事も、風呂も、トイレも、娯楽も、なんだったら性病検査した底辺メスを買ってもあげるよ、ほ~ら、大丈夫大丈夫」
勉「・・んだよ・・んだよそれ・・帰せよ!俺を家に帰せ!」
博士「・・はあ・・もうちょっと頭が回る子だと思ったんだけどなあ・・」
勉「かえ〈グイイイ〉うぐああ・・」 髪を掴まれた。
博士「いいから黙って従えよ・・殺すぞ?」
勉「・・なんだよ・・俺が何したってんだよお・・」
博士「・・可哀そうに・・でも・・仕方ないんだ・・運命だったと諦めてくれ」 離す。
勉「・・母ちゃんは?」
博士「・・」
勉「・・俺の母ちゃんは!?一緒に居ただろ!?俺の母ちゃんは!?」
母子家庭だった。
博士「・・あ~~~~・・非常に申し訳ない、君のお母様はあの世に旅立ちました」
、
勉「・・・・・・・は?」
博士「いやね?ほら、さっきも言ったっしょ?国レベルのお話なのよ、だから、息子さんは預かって行くから黙っといてって言ってもさあ・・黙る訳ないよねえ・・悲しいね」
勉「・・何した・・何したんだよ・・」
博士「そらあんた・・苦しまないように頭にズドンと撃ちましたよ、優しいっしょ?」
勉「・・ろす・・お前・・絶対殺すからな・・」
博士「・・う~ん、まあ、頑張って」 出て行った。
勉「待て!ま〈チャリリ〉むぐ!?むぐぐううううう!!!!!!!!!」
勉が小さい頃からお世話になっていた病院に勉は搬送された。
そして勉の血液は全ての血液型と一致しない事が判明し、理大に報告が行った。
理大の研究者らが報告を聞き、アメリカ人も含む研究者らで合同研究が開始。
そんなこんなしてたら5日後、いきなり銃撃の嵐が起こり、勉は回収されていった。
勉の異常を知る者は今の軍施設者以外は知らないし、生きてはいない。
勉が観念して檻の中に放り出されてから一ヵ月後。
勉は指と爪の間から何か出てくるのが気になった。
勉「・・はあ・・何だコレ?白い・・卵?」
更に一ヵ月。
卵は一日12個くらい指から生まれた。
が。
勉「・・虫の卵だったら・・もう孵化するよな普通・・孵化しないって事は・・卵じゃないのかな?・・んじゃ・・これ何?」
その正体は解らなかった。
卵みたいなモノは一日の内20数個生まれた。
白い鼻糞みたいな感じで粘り気がある為、壁やら、手すりやらにくっつけていく日常。
いつものようにアメリカ兵隊達が虐めにやってきた。
散々殴り、蹴った後、仲間と喋りながら帰っていった。
勉は特に蹴って来た白人の靴に小さな反抗として白い鼻糞をくっつた。
そして完全に見えなくなった後、こう念じた。
勉「・・あれが爆弾だったら・・くそ!爆発しちまえ!〈ピイイイーーーーーン〉え?」
高周波?みたいな音が頭に鳴った。
《ボム!!》
悲鳴『ぎあああああああああああ、メーデーー!!!!メディック!!めええでええっく!!』
勉「??????????」 勉からは見えない。
何か起きたようだ、しかし勉がその事を知るのは2時間後。
博士「・・」
兵隊達『・・』
勉の檻の前。
勉「・・何?」
博士「君・・ツルッパゲのおっさんに何した?」
勉「はあ?何が?」
博士「・・〈パン!〉」 勉のふくらはぎに穴が開いた。
勉「いっぐうう!!!??」
博士「・・もう一度だけ聞く・・あいつに何した?」
勉「・・何にもしてねえよ!まじで何にもー・・」 フラッシュバック。
博士「ん?何か思い出したか?」
勉「・・(まさか・・でも・・そんな・・そんな事ってあり得るのか?でもいやまさかでもそんな)」
博士「もう一発いくか? 〈ジャカ〉」
勉「・・(試すしか・・ないだろ!、今まで付けた白いの!全部ぶっとべ!!)〈クワン〉」視界がブラックアウト。
勉「え?」
〈グワングワングワングワン〉頭の痛みが来る予兆。
勉「あ・・やば」
博士「ん?何がやばいんだ?」
勉「〈ガッキイイイイイイイイイイイイイイイイイ〉 あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”!!」
突然檻の中で暴れ始めた。
博士「お?おお?何々?どうした?あははは、おい!しっかり撮影しとけ!」
公安達『は!』
勉「うっぎいいいいいいいいいいやああああああああああ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”」
目から出血。
博士「ははははははは、あはははははは」
〈ピイイイイイイン〉 あの音が頭に響いた。
勉「あ”あ”あ”ああぁぁぁぁ・・ふ〈ス〉」牢屋の真ん中に移動した。
博士「あ?あにして《ボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボオオオオオ・・・・・》
《パラ・・ゴト・・ドシャ・・ガラララ》 牢屋、散歩の為の小さな外界の壁が穴だらけになった。
博士「っく・・一体何が・・」
勉は煙の中から足を引きずりながら現れた。
博士「てめえ!あにしやがったあああああ!!」 ハンド銃を向ける。
勉は石を既に下投げで投げていた。
博士「あ?んなモンー」
勉「ぶっとべ」
博士「あ?《カ!!》」《ボオオオオン!!、ビチャ、ボチャ、ビチャチャ・・》博士の体がバラバラに飛び散った。
勉は人差し指から白い粒を小さく出し、手錠に付け〈バッキン!〉破壊。
更に公安達に向け、瓦礫の石を数個拾い、10本指先からそれぞれ白い粒を出し、適当に付け、適当に投げる。
勉「くらえ!!」
《ドドオオオオオオオオン!!》
手榴弾の恐ろしさ、それは炎ではない、周囲に散らばる破片である。
小さいコンクリートの塊は白い爆発により、周囲に散らばり、小さい粒となって、敵を貫く。
それはまるで手榴弾そのもの。
数は無制限。
小さい石一つに小さい白い粒3個も付けたら、それは立派なグレネード手榴弾と化す。
石が無くなればー・・作れば良いのである。
移動しながら・・通路に付けていく。
敵に後ろを取られようが・・それを爆発させればいい。
敵「居たぞ!」
前に敵が居ても・・移動しながら作った敵の銃弾に付けておいた白い爆弾を《ヒュ!》投げる。
火薬の威力と金属の破片が組み合わさった。
敵達「!?~~~~~~~」《ドドドオオオオオオオオ・・》
正に、敵なし。
敵の盾を拾い、右手で投げるの繰り返し。
勉「・・めんどうだな・・おえ!おえええええ・・〈ズ・・ズモモモオオオ・・〉ぷはあ・・」
口から大きい真黄色い卵が出てきた。
勉「・・う~~ん・・我ながらきしょい・・まあいいさ・・ここに隠してっと・・俺はまた徘徊しますかね」
配電盤に隠し、また戦闘へ。
あらかた静かになってきた。
勉「・・ふうむ・・出るか・・ね!」 10本指先から出た粒をこね、一つにし、それを小さい、しかし程よく重い石を包む。
勉「あらよ!」 外の壁に投げつけた。
〈ペタ〉
勉「ぶっとべ」
《ドフォオオオオオオオオオオオオオオオオ・・パラパラ・・》
ロケットランチャー並みの威力。
中から敵がわらわらと出てきた。
急いで壁の外へ。
そして念じた。
そうあのソフトボールくらいの大きい黄色の卵へ。
勉「ぶっとべ!!」
《カ!!!!!!!!!!!!!!!!》
《オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ》
壁も地面から1M以上は消し飛んだ。
勉「・・はは・・凄まじい威力」
敵は全滅だった。
森を歩く。
勉「・・帰っても・・母ちゃん居ないんじゃ・・意味ないじゃん・・学費・・払えないし・・俺・・どうなるんだ?・・どうやってこの先・・暮らしていけば・・つかこの体・・子供作れんの?結婚できんの?病院にも行けないし・・絶対モルモットにされるだけのパターン・・・・・・・・・・・・・・・・はあ・・」
倒れている木の上に寝た。
勉「・・明日・・考えよ・・」
朝。
太陽に長時間さらしても燃えない、爆発しない事を確かめた。
水に濡らしても燃えない。
勉「・・この物質は何だ?どうやって指から出てるんだ?穴なんかないし・・でも〈ニュキ〉出てくる・・」
勉「もしかして・・毛穴から出そうと思ったら出るんじゃね?」
試してみた。
〈ブニュ~~~〉 出た。
体の毛穴からならどこからでも出せた。
勉「・・うげええ・・でるううう・・うえええええ・・きしょくわるうう、何で出るんだ?何処に溜まってんだ?うげえええ」
勉「体から出したこれって・・どこに捨てればいいんだ?・・アレ?つか使用期限ってあんの?アレ?これどうすんの?」
森のこの場所にだけ大量に付着した木々。
暫く考えた。
勉「・・また体内に戻せないかな?」
試しに腕に薄~~く塗ってみた。
勉「ぶっとべ」
〈シ~~~~~~~ン〉
勉「・・薄すぎた?もうちょい塗ってみるか」
塗った。
勉「ぶっとべ」
何も起こらない。
念のために今度は卵形にして、腕にくっつけて試したが、やはり何も起きない。
勉「・・これまた食べればよくね?」
食べた。
油の塊を食べてるみたいだった。
しかし森を壊さない為に必死に食べた。
ある程度は食べたが・・やはり腐葉土、苔、木の欠片がついてるモノは食べられない。
勉「・・仕方ない・・ごめんなさい・・ふっとべ」
《ボオオオオオオオオオン!!》
その場を後にした。
強盗に入られ、誘拐されていた青年が戻ってきたと報道陣に囲まれなくなったのは意外に早かった。
親戚のお爺ちゃんに引き取って貰えた。
優しい、厳しいお爺ちゃんだった。
その頃から。
ニュースは例の事件で持ち切りだった。
連続小型爆弾魔の犯行である。
警察によると、未だに爆弾の種類は特定出来ておらず、こんな爆弾はあり得ないと、専門家が言っているらしい。
FBIも調査に乗り出したとの事だが、そっちも芳しくないらしい。
爺ちゃん「はよ捕まらんのかいなあ・・」
勉「でもさ、この犯人殺してんの悪人ばっかじゃん?」
爺ちゃん「馬鹿モン!いくら悪人だろうがな・・殺していい権利なんか誰にもないんじゃよ」
勉「・・学校行くね」
爺ちゃん「おう!たあんと勉強してこい!」
〈カチャ、バタン〉
勉「・・爺ちゃんは・・本当に・・良い人なんだろうなあ・・でもね爺ちゃん・・悪い人から殺される権利なんか・・要らねえんだよ・・」
獣の目。
もうすぐ冬だ。
肌寒い。
交差点。
青〈ピンホー、ピンホー〉
渡りだす人々。
電車に乗る。
暫く揺られ、降りた。
学校到着。
チャラ1「よ?久しぶり!元気だった?」
チャラ2「まじで心配したんだぞお?お前の財布を」
チャラ3「今日の分は勿論だが、今までの休んでた分含めて55マン5千円になってっから」
チャラ4「ぎゃはははは、まじ可哀そーー」
チャラ5「・・今日の分・・とりま、はよ」 煙草を吸いながら手を伸ばす。
勉「・・ああ・・はい・・今日の分ね」 1マン渡す
チャラ5「おう、サンキュ、じゃあ、今まで休んでた分の利子分って事でもう3マン頂戴?」
勉「後・・2千円しか持ってないんだ・・ごめん」
チャラ4「スマホがあんだろがいボケ!」
チャラ5「いや・・いいよ・・そんかし・・殴っていい?」
勉「・・うん 〈ニッコリ〉」
チャラ5「よ~しよ~し、んじゃ遠慮な~く! 〈ボゴ!ドゴ!バキ!〉」
殴られ、蹴られ、唾を吐かれ、う~う~唸っていると。
女「大丈夫?」
勉に濡れたハンカチを当てる。
勉「あ・・」
その女性は以前勉が好きだった女性だった。
勉「・・ありが・・」
ヤリチン「お~い、あや~、行くぞ?」
あや「あ、うん!そのハンカチあげる!じゃね!虐めなんかに負けんな!?あはは、じゃあねえ」
行ってしまった。
ヤリチンのエイズが発覚しても、まだ付き合っていたのだ。
勉「・・すっげえ・・流石・・俺が惚れた人・・はは・・すっげえ・・」
小さい爆弾を足につけた。
もういつでも爆発出来る。
授業が終わった。
奴らはサッカーをしているから、今は着替えに向かっている頃だ。
勉「(待て待て・・あいつらがそれぞれ帰路につき、電車から降りた時間を狙って・・ボンだ)」
そして深夜エロ本を読んでいたらその時間がやって来た。
勉「さって、 (あいつらが乗る電車の時間は3分前に到着したはずだ・・、そしてそれぞれその駅で3人と2人に別れ、また歩く、後6分、5分、4分、3分、2分、1分・・今だ!二人の方ぶっとべ!)」
翌朝。
ニュースは2人の足が爆破されたと報道された。
救急車で搬送され命には別状ないらしい。
残り3人の靴にはまだついている事を想像する。
1日後、3人の方を一斉爆破。
またニュースになった。
学校では、エイズカップルとして有名になったあやとヤリチン。
ヤリチン「ごめんな・・あや・・俺のせいで」
あや「んもう!言わないって約束したでしょ?」
ヤリチン「・・でも・・」
あや「・・でもじゃないの!ほら、あ~~ん」
ヤリチン「・・うん・・あ~~ん」
あや「美味しい?」
ヤリチン「ん・・グ・・お・・いしい・・」
あや「・・そ、やった」
勉は陰で見ていた。
ずっと見ていた。
ヤリチンが浮気する所まで・・。
問いたかった。
何故なんだと。
あやさんは・・命をかけて・・なのに・・お前は・・どうして?と。
しかし、問えば、周りの人間に目撃される。
そうなれば、このヤリチンが死んだ場合、真っ先に疑われる。
そうなれば、警察は絶対勉の体の秘密まで嗅ぎつけるだろう。
そうなれば・・世界を敵に回す事になる。
理由なき殺人だからこその完全犯罪。
動機が芽生えるのを警察は見逃さない。
ホテル裏。
小雨。
勉「・・いいさ・・理由は・・知りたいけど・・いいさ・・どうでもいいさ・・お前は・・ターゲットだ、ただの・・悪人だ・・クズが、死で償え」
ヤリチンと女が車に乗り込もうと運転席、助手席に沿って別れた。
ヤリチンがドアノブに手を触った。
勉「ぶっとべ!」
〈ボゴオオオオオン!!〉
派手な女「キャアアアアアアア、きやああああああ、いやあああああああ、あ、あ、キャアアアアア、キャアアアアアアアアアア!!」
ヤリチンはバラバラになった。
葬式。
あやが隣で泣いていた。
あや「・・良い人だったのに・・なんで・・どうして・・うあああああああ、うああああああ」
女友達から抱かれ、泣いている。
勉「・・」
あや「・・私・・刑事になる!それで・・ぜえったい!小型爆弾魔を捕まえるんだ!」
女友達「うん!あやなら出来る!絶対出来るよ!」
あや「ありがと~~うああああああん」
勉は黒い傘を挿し、影から聞いていた。
勉「・・空を見上げて・・何を思う、地を這う虫か・・象か・・見える空に違いはあるか・・か」
歩き出した。
勉「・・いいさ・・君が・・俺を追う事で元気になれるのなら・・ああ・・それでいいさ」
歩く速度が上がる。
雨も強くなってー・・。
〈 END 〉




