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鼻水変人は神様(自称)
「うっうっ…優しい…グスンッ
僕は神様だよっ」
渡されたハンカチでだらだらな鼻水やら涙やらを拭いながら問いかけに答えた髭もじゃな変人。
ハンカチを渡されたと同時に顔からの分泌物も増え、もうハンカチはハンカチの役割を果たしていない。
つまりはぐちょぐちょのべちょべちょになっていた。
「(うわ…あのハンカチ返されるのかな?あんなのもういらな…)
………ん?神様…?髪…じゃない。神様ってことは俺やっぱり死んだのか。」
役割を果たしていないハンカチに遠い目をしながら神様の話を聞いていた瑠樹は一人言のように声を漏らした。
「ん?まあだ死んではないよ?生きてもないけど!」
瑠樹の一人言にコテッと首をかしげた神様はやっと泣き止んだようでびしょ濡れのハンカチを瑠樹へと返しながら言いきった。