四
セクト
「あ゛〜…疲れたァ〜」
さっきからそれしか言わないセクトに対して、ユアが返した答えゎ意外なものだった。
ユア
「そろそろ着くぞ」
セクト
「んでわかんだよ!!」
ユア
「見えてんじゃねぇか!!てめぇの目ゎ節穴か!?」
節穴なのであろう目を凝らすセクト
セクト
「ん〜…ホントだ。お前目いいなァ!!」
だから節穴だからである。
ユア
「てめぇが悪いんだよ!!」
セクト
「っせーな…」
ユア
「つかなんであの村なんだ??」
セクト
「なんか殺さねーといけねー奴がいるんだって」
ユア
「だってって誰が言ったんだよ…」
セクト
「誰でもいいだろ…」
ユア
「まあな…
さあ着くぞ!!」
セクト
「よし、まずゎ宿屋を探すか!!」
ユア
「ああ…」
-ペシュ村-
村の入り口前に立ち止まって、村の案内を見ている男女がいた…
段々会話が聞こえてくる…
セクト
「…って行けば宿屋に着くな。よし行くぞ」
ユア
「あいよ〜」
セクト達ゎまっすぐ宿屋に向かっていた。
しかし、旅人が珍しいのか村民の目が痛々しい…
その時、1人の老人が話しかけてきた。
老人
「いやぁ〜いらっしゃい…旅人さんだね??私ゎペシュ村の村長をやらしてもらってる者だ。以後よろしゅうな」
セクト
「おぅ、よろしくなじいさん」
ユア
「どうも」
セクト
「あ、じいさん!!ここいらに祠があんだろ??どこだ??」
セクトの必死な口調である。
それに対して村長ゎ落ち着いた感じで返した
村長
「口の聞き方が悪いな…まあそれは置いといて、ここいらに祠はあるが…あんたらはそれが目当てかい??」
ユア
「(セクトゎなンでそンなこと知ってんだ…??)」
セクトの顔が少し歪んで見えた。
セクト
「あぁ、悪いか??」
村長
「悪い。だから、祠には近づくな!!」
村長は必死な形相であった。
セクト
「あっそ!!(怒)」
セクトの言い終わる前には村長の姿は二人の視界にゎなかった。
ユア
「…祠に行くのかよ…」
ユアゎ少し不安そうだった。
セクト
「あぁ…今日ゎ遅いから明日探しに行くぞ!!
あ、ちなみここに居れるのゎ3日だからな!!今日ゎ休んで、さっさと探すぞ!!」
セクトゎ意外にも焦っているように思えた。
ユア
「…あぁ」
返事を確認するとセクトゎさっさと宿屋に入っていった…