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プロローグ


ふよふよと浮かぶ雲に憧れたのはいつだろう。


それになりたいと思ったのもいつだろう。



もう、中学二年生になった私からするとアホらしいと思えるようにもなってしまった。でも、それを実践できるようになったのは覚えている。


一年前に壊したり、浮かしたり、飛んだりすることが可能になっていた。


そんな能力を持つようになった。


それを、見られてしまった。



これは、私とアイツの奇跡の物語.



アイツなんて、思い出したくもない。

だけど。




愛していた過去は変えられない。





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