↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界でロードアウトを組んで生き残る~FPSゲーマーの転生記~  作者: 眼鏡丸


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
2/16

1-2 考えすぎると体によくないって、どっかのだれかも言ってた。


夢について、とは言ったものの正直今の状態はわかっている。

いや、正確にはわかってないんだが確実に言えることがある。


これは、夢じゃない。


目覚めたときに感じた風や自然の香り、今も手にある拳銃の重みや冷たさ、レンの治療の際に感じた体温や血液。レッサーウルフとやらの死体から漂ってきた臭い。

すべてを感じ取れた、いやに生々しく。


頭のどこかではわかっていた。

だからデザートイーグルなんてロマン銃じゃなくて、P2000という比較的だが現実的な手段を取った。

それでも思考に蓋をしていた。じゃないと気が狂いそうだったから。

だが、曲がりなりにも自分より10歳ほど若い女の子の命を2つも預かっている。

あぁ、そうさ。認めよう、これは夢なんかじゃない、現実だ。


そして、FPSのUIが見えている、一部拡張的ではあるが。

銃の扱いが何故かできる、しかもゲーム内のキャラクターのようにとても正確に。

停止目標だからといって、20m先の的に数mmのずれで当てるなんて素人には不可能だ。

レッサーウルフのヘッドショットについても同じ。


前の世界では藤沢 愁吾は死んだと仮定しよう。

前世でよく遊んでいたゲームの機能や、スキル、兵器やアイテムなんかを転生特典として転生した。

現実は身に起こっていることを受け止めるのに精いっぱいなんだが、言葉にすると一行でまとまるもんだな。


仕方ない、受け入れるしかない。

死んだらゲームオーバーだ。

脳がEMPにやられたみたいな感覚に陥るが、自分のことはそのうち馴染むだろう、人間は適応力高いから、と無理やり結論をつけて思考を次の段階へ進める。


ここは、どこだ。


土地の名前じゃない、いやそれも重要なんだけど、この世界だ。

どういう名前の世界で、どんな宗教があって、どんな文化で、どんな文明で、どういう仕事があるのか。

そも、ユウやレンとて種族は人間なのか。ホモ・サピエンスは異端なのか。


情報が足りない。


だめだな、悪い癖だ。

考えすぎると、前に進めなくなる。

情報が不足してる今、何を考えたって予測にすぎない。


確定していることを挙げよう。

「レッサーウルフ」という生き物がこの世界にはいる。これは地球にはいなかった。いや、知ってる狼なんてニホンオオカミくらいだけれども。

「冒険者」という職業、もしくは生き方がある。これは、いわゆる異世界のテンプレ的な解釈でいいのだろうか。ギルドで依頼を受けて、魔物狩ったりしてランク上げて、みたいな。


よーし、まずは身近なところから情報収集だ。


「なぁ」


「ん?何よ」


「さっきみたいなやつは結構でるのか?」


「さっきみたいなやつって、魔物のこと?

そうねぇ、森の浅いところで出るのは滅多にないわね。

森を抜けると草原があるんだけど、そっちだと結構いるって聞いたわ。」


まじか。危険地帯で昼寝してた件。

いや、そんなことより回収できた情報が大事だ、

魔物がいる。ということは魔法とかもあるのか?

いや、ここは勢い任せで聞いてやれ


「二人は魔法を使えたりしないのか?」


「そんなお貴族様の教育、私たち市民が受けているわけないでしょ。

しかもこんな外れた田舎の市民が。

自分は魔法が使えるかもしれないけど、常識で考えて?」


すまん、常識を知らないんだ。なんなら常識どころか、うろ覚えの銃の知識以外、何もかも役に立たんのよ…。

気を取り直して、魔法は特権階級のものと。

そして俺の能力や銃はどうやら魔法と思われているっぽい。

特段修正する意味もなし、このままでいいだろう。


「悪い悪い。つい、ね。」


「何がつい、よ。お貴族様が冒険者なんて道楽でやってるの、気に食わないわ。」


「お姉ちゃん、助けてもらったんだし、今も助けてもらってるんだよ。」


レンちゃんがたまらず口を挟む。優しさポイントをあげましょう。


「ふんっ、感謝はしてるわよ!」


「別に俺としては報酬が払われればそれでいいさ。」


何やらめんどくさそうな気配を感じたので撤退。

女子のこういうのはつついちゃダメなんだよ、愚痴が爆発して一生聞かなきゃいけなくなって、何かしながら聞いてたら聞いてないって怒られて。

その役目は優しさポイント+1のレンちゃん、君の仕事だ。


わいわいとレンとユウが話しているのを聞きながら、周りを警戒している風を装う。

実際はミニマップがあるので、そちらを警戒していればいいのだが目視警戒だって大事だ。


とにかく情報の整理。

冒険者はどうやら職業でよさそう。魔物だなんだも異世界テンプレそのままって感じだな。

魔法についても貴族だけっていうのは、まぁたまにある設定だ。


さて、なんとなく確度の高い予測として、わかりやすい異世界テンプレに転生(転移?)したと仮定しよう。

そしたらここからの行動をどーしましょって感じなんだけど。


案はある。

このまま冒険者になる。

ユウとレンには冒険者じゃなかったことがバレるが、まぁ些細なことだ。


とにかく目下の目標としては金を稼がないといけない。

マズローのうんちゃらかんちゃらじゃないが、とにかく生きるということが満たされなければならない。

衣食住、そのための金。


今自分にできることは暫定転生特典のおかげで銃が撃てること、すなわち暴力。

魔物がいるっていう時点で危険度が高いこの世界では、需要はあるだろう。

よし、決めた。冒険者になろう。


そう決意した矢先、視界が開けてくる。

そしてミニマップにも大量の青い点が表示される。

味方の多い場所、つまり町なのだろう。



長いめと短めどっちの方がいいでしょうか?


20話くらいまでストックあるので、しばらくは2000~3000文字の話が多くなります。

※一部例外あり

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。