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青竹が埋まっている

作者: 歌川 詩季

 あいかわらず。

 首から肩に 細い青竹みたいな

 こりが埋まっていて

 ()るようにして首を傾けてやったら

 ぱきっと音をたてて 青竹が()ぜた


 ()ぜたあとの青竹なら

 こりもだいぶましになるから

 青竹が埋まっている違和感を感じるたびに

 ()るようにして首を傾けてやるんだけど

 うまく()ぜてくれず

 青竹のしぶとさに悩まされることもある


 いまは細い青竹にしても

 これ以上 太くならないうちに

 ぱきっと音をたてて ()ぜさせたいものだと

 しばらくのあいだ

 首と肩を それぞれ ぐるぐるとまわしてやって

 さぁこれでどうだと もういちど

 ()るようにして首を傾けてやろう


 これで青竹が()ぜてくれるのなら

 助かるんだがどうだろうな


 せーの


 ぱきっ

 なんか、楽になりますよね。

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