伊藤咲子『いい子に会ったらドキ』
1976年の曲だそうです。
じつは昔から知ってました。
従兄弟の兄がアナログ盤のアルバムを確か持っていて、小学生の頃によく聴かされていました。
最近、なんとなく思い出して、YouTubeで検索したらそのアルバムがあったので、面白半分に聴いてみました。
最近こればっかり聴いています。
私、歌謡曲というものに対して偏見があったんですが、そんな偏見を吹き飛ばすほどの力があるアルバムです。子供の頃の私にはわからず、『演歌くさっ』としか思ってなかったんですが。
とにかく歌がうまい。当時、伊藤咲子さん16〜18歳だったそうですが。
今の若いひともうまいけど、それとは別のジャンルのうまさ──
そして演奏がとても良いです!
よくある歌謡曲アレンジなのに、まるでアメリカのクラシック曲みたいな立派さ──
アルバムの中でも『いい子に会ったらドキ』と『思い出まつり』は異彩を放っていて、まるで当時の洋楽のようです。実際、アレンジがウィングスの曲のほぼパク……エフン、エフン──
そしてこの曲での伊藤咲子さんのボーカルはまるでオリビア・ニュートン・ジョン!
洋楽の影響を受けて、見事に取り込んで、日本独自の『歌謡曲』に仕上げてる。
歌謡曲に対する印象が変わりました。
……で、他の70年代80年代歌謡曲を聴いてみたらやっぱり受け付けなかったけど。
伊藤咲子は唯一無二なのだなと思いました。




