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私があなたと付き合う時に決めた約束を守らず、完全に無視なのね。

作者: 七瀬







“私があなたと付き合う時に決めた約束を守らず、完全に無視なのね。”



あの時、どうしても私と付き合いたいからって約束した事を守らず、

なんなら完全に無視してるでしょ!

私はあなたこと、“タイプじゃないし付き合う気もなかったのに......。”

それでもしつこくあなたが私と付き合いたいと言うから、私はあなたに

約束事を決めたよね!

“もう憶えてもないでしょうけど、、、。”


絶対に私の事を大事にすること!

私をどんな事があっても幸せにすること!

何より、私に手をあげないこと!




この約束は、“付き合った後、何一つ叶えてもらえなかった!”


彼は口ばかりで、暴力的な男だったの。

自分の機嫌が悪くなると? 私に直ぐに暴力を振るってきたわ。

私は彼と一緒に居るうちに、みるみるうちにやせ細っていき、

食事もまともに与えてもらえず四六時中! 彼の機嫌に怯えていたの!

私は彼と付き合った時に、彼の表面だけの人柄に騙されて直ぐに同棲を

はじめてしまった。

それが悪かったのか? “私は彼に飼われた奴隷になってしまう。”

誰にも相談できず、私は孤独になったわ。

ただ彼は私をボコボコに殴った後、自分のした事を後悔し私に優しく

接してくれるの。

そんな彼を私は直ぐに許してしまった。

“本当に離れられられないのは私の方なのかもしれない!”

彼に殴られても蹴られても、その後に見せる彼の優しさに私は全て許して

しまうから!



【ドーン】

【バーン】

【痛い、やめて! ごめんなさい、やめて! イタイ!】

【うるせーい! ボーン】



毎日、繰り広げられる彼の暴力。

私はどうやら? “付き合う彼を間違ったみたい!”

このままだと、私は彼の暴力でいつか死ぬわ。

そう、彼の暴力に怯える毎日をどうにかしたいの!




・・・そんな時、彼に夜中コンビニに買い出しに行かされるときだけは、

私の自由な時間。

そのコンビニで働いている若い男性が居て、彼とは私がいつも同じ時間に

毎日行くから、私はコンビニ店員の若い男性と仲良くなって、他愛無い世間話

までする仲に、そんな時コンビニ店員の彼がふと私のアザを見つける!



『えぇ!? そのアザ、何処かで当てたの?』

『ア、アザ? あぁ、ううん、何処かでぶつけたんだろうね。』

『・・・で、でも? 他にもいっぱいあるじゃん! かれしにでも

なんかされてるの?』

『・・・・・・』

『“マジかよ、俺が何とかしようか。”』

『えぇ!? で、でも、もし? 貴方に何かあったら?』

『大丈夫! 俺が君を守ってあげるよ!』

『・・・・・・』

『“何も答えなくていい、これは俺の勝手な考えでする事だし、君には

一切迷惑をかけない、君はなんにも気にしなくていいんだよ。”』

『・・・で、でも、』

『いつだったら? その男に会える?』

『“今も家に居るわ!”』

『“少し待っててくれる! 友達に電話して仕事代わってもらうから!”』

『・・・そ、そんな事、大丈夫なの?』

『大丈夫! 店長にもLINEしとくから、友達が来たら一緒に君と俺も

着いていくから!』

『・・・ううん。』






・・・そこから数十分後。

彼が呼んだ男性がコンビニに来て、コンビニ店員の彼が私服に着替えて、

私と一緒に家の中に。

私が玄関を開けて、コンビニ店員の彼も一緒にそっと中に、私が先に

彼氏にコンビニで買ったモノを彼に渡すと? 彼は私にこう言ったの!



『お前さ、帰って来るのも遅いし、なんでオレが言った物買って来れな

いんだよ! オイ!』

『・・・ご、ごめんなさい、』

【ドーン】

『や、やめて!』

『やめろ!』

『はぁ!? お前、だ、誰だよ! コイツを助けようとでも思ってるのか?』

『だ、大丈夫だよ、』

『“なんだ? 色仕掛けでお前は、この男を何処かで捕まえて来たのか?”』

『なんだと! 彼女を侮辱すんな!』

『なんだよ、お前、コイツに惚れてるのか?』

『オマエ! なんで彼女を殴るんだよ! オマエの彼女だろうが!』

『はぁ!? オレの勝手だろうが、“オレの奴隷”にオレが何しようが勝手だろう!』

『“オマエ! 彼女を奴隷扱いしてんのか?”』

『あぁ、それが何が悪いんだ!』

『“オマエみたいな男に、彼女を絶対に任せられない!”』

『なんだよ、ダセー男だな、欲しけりゃくれてやるよ! その女が欲しい

んだろう! でもな、タダではやらねー! 俺からこの女を奪えたらな!』

『奪えたら?』

【ドーン】

【や、やめて!】

『コイツが欲しいんだろう! でもコイツは俺が良いんだってよ!』

『やめろ! 恐怖で彼女を自分のモノにはできなんだぞ!』

『“黙れ! コイツはオレのモノだ!”』

【グ、グサッ、】

『ヤメロ―――オオオ!』

『“死人でも良ければ、コイツを貰ってくれるか?”』

『・・・な、なんて事を、』 

『さあ、連れて帰れよ! 早く救急車呼ばないと本気で命ヤバいぞ!』

『うるさい! 今から救急車を呼ぶ! オマエは黙ってろ!』

『アハハ』






 *




・・・コンビニ店員の彼が直ぐに救急車を呼んでくれたおかげで、

私はなんとか命は助かったのわ!

でも? 暴力を振るう彼はその後も私に付き纏ってきた。

それでも、今度は! “コンビニ店員の彼が私を守ってくれたの!”

そのうち、暴力彼氏は私に付き纏わなくなったわ。

コンビニ店員の彼が暴力彼氏に何か言ったのか、してくれたんだと思う!

だから私の前に暴力彼氏は現れる事はなくなったの!



それと同じぐらいに、コンビニ店員の彼も私の前に現れる事がなくなったわ!

一通の手紙を私に渡して、それっきり。

手紙の内容は、、、?

“暴力彼氏がもう二度と私の前に現れる事がないことやコンビニ店員の彼自身も

私の前に現れる事がないという事も、、、。”

全ての記憶を忘れて、“新しい人生を歩んでほしいと書かれてあった。”

コンビニ店員の彼が私を助けたからと言って、決して! 私が彼の“奴隷”では

ない事やこれから起きる新しい出会いの中で、好きな男性ひとと付き合え

ばいいとも......。



“彼には感謝しても感謝しきれないほど、本当に私にとってのヒーローだった!”




いつかまた? 私は彼と出逢えるまで独りを貫き通そうと想うの!


最後まで読んでいただいてありがとうございます。

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