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能力アフター  作者: 佐藤同じ
30/55

能力アフター04話03

ガチャの沼に

ハマっていく〜〜〜!

同日、成田空港。

出入国の人の波。異国への旅の興奮、見知らぬ土地への羨望。ある種の熱に侵された興奮が満ちる空間だ。

この国は、平和なのだと思うテレスティア。


ほぼ、自動化された入国検査を受けながら、能面のような、メガネ、ネクタイの監査員のついでのような質問に答える。

彼女の後ろには、いかつい大男、ターミネーOーアダムが控えている。人工体組織によりカモフラージュされた内蔵兵器は、その強固なステルス性に隠蔽されている。

とはいえ、いろんな意味でセキュリティーが甘い。

「この国に訪問する目的は、何ですか?」

機械のようにメガネが尋ねる。

「コンバット。(戦闘)」

ニヤリと笑う金髪、グラサンの美女。

「、、、、、、、、」

面白くなさそうにメガネを直す監察官

「別室へ、、、、どうぞ。」

「HEA。」

奇声を上げるテレスティア。どこからか、湧き出てきた屈強なガードマンに連れていかれてしまう。


「フガ、、、、」

心底呆れたようにため息するアダム。


同日、人工島、東アルカ、学園区、天宮北第一学園、中等部、朝礼。

3年1組は異様な興奮に包まれていた。


アッシュブロンドの絶世の美少女が教壇に立っていた。見慣れた教室がファンタジーの一場面になったような、異空間に変貌している。


「て、てててて転校生の、山下イブさんです!な、仲良くしてあげてください!」

となりで、地味なスーツの小柄なサイドアップの大西先生が声を上げる。

怯えた小動物のような佇まいに注目が集まり、生徒達が平凡な日常をなんとか取り戻す。

ドジっ子先生であるが、この場合一種の精神安定剤の役を果たしていた。


美も極まると毒になるのかもしれない。

イブ本人は特に、気にはしていないようだが。


「うむ!山下イブじゃ。よろしくしてたもれ。」

流暢な、しかしなにやら奇妙な日本語が、少女の口からこぼれる。


「じゃ、、、、?」

「たもれ、、、、?」

ザワザワと教室がざわめく。


天宮北第一学園、高等部、部室練3階、超研部(仮)

「そう、イブちゃん今日からなんだ。」

忙しくゲームコントローラーを操作しながら、野川那智が言う。

天然のブラウンの柔らかいセミロング、トビ色の瞳、炎熱系最高峰のAAA、

アジア最強を謳われる炎姫だ。


「紫煙と一緒に中坊だ。ちゃんとやってるかな。」

一応Cクラスの増幅能力者である、白衣の少年、山下しん。

他に隣で茶髪メガネの只野友樹が同じくコントローラーと格闘している。


那智の横にはプラチナのショートボブ、無口キャラ、冬木リンもゲームに興じている。

彼女は神の目を持つ受信特化のテレパスだ。


パソコンを囲んで4人で格闘対戦ゲームをプレイ中である。


2on2の2D対戦格闘ゲームなのだが、全キャラが美少女であり、剣やミサイルランチャー装備などバラエティに富んでいる。

メインはパソコン画面だが、コントローラー自体にプレイキャラごとの電子画面が表示され、キャラごとに画面が切り替わる。

基本は一対一だが、二対一の状況に持ち込むことで大ダメージを狙える。

「この!てりゃああーーーー!!」

那智は典型的なボタン連打のガチャプレイヤーだ。

「、、、、、、、」

リンはコマンド入力を色々試している。

初心者の二人にはかなりのハンデをつけているのだが、やはり相手にはならない。

「甘いのぉフホホホ。」

ガードからの那智の攻撃の隙に合わせ、チクチクと削っていく。

「あんた!正々堂々戦いなさいよ!!この!しん!!」

さすがの炎姫様も、如何ともしがたいらしい。とても気分が良い。


紫煙が中等部にいるのだから、当然ここにはしずくはいない。

4人のみである。


高等部は7月のターミナルタワー開設記念式典関係で、教師たちが会議に追われて、1時限目から自習になっていた。


式典に一般学生は、特に関係がないのだが、アルカの教育機関である以上、この学園にも色々と影響があるらしい。まあ、なによりも、天宮四校、中央大学の統括理事長、ハドリアがターミナルタワー及びイベントの最高責任者なのだ。

そりゃあ大変だよね。という訳だ。


で、部室でサボっていたところ、那智たちに見つかって、なぜかゲーム大会になっていた。

シューティングやらアクション、中でもリンが落ちゲーの達人である事が発覚。

その超絶技巧に那智もアングリ口を開けていた。


で、今は格闘対戦ゲーム中だ。

「あーーーーーーー!やられたーーーーー!!」

那智の悲鳴と共に、彼女とリンのキャラクターが吹き飛ぶ。

こちらの合体技が、キレイにフィニッシュを決めていた。


「うはははは!タッグ戦はコンビネーションが重要なのだよ。野川くん。」

いや、大変に気分が良い。

「ぐぬぬぬ、、、、」

真っ赤になる、野川那智。ムキになる美少女というのも可愛いいものだ。

「しん、、、、うれしそう、、、、、」

やわらかく笑うリン。中々にレアな表情だ。


「あ、、、リン!あんた手抜きじゃないでしょうね!!」

最近、白衣の少年をやたらヒイキする相棒だ。十分可能性がある。

無言で首を振るリン。笑顔のままだ。

「リン!」

「落ち着け〜那智。たいとーに戦いたいなら、一万時間は修行して来たまえ。」

せせら笑う、白衣の少年。


物事をマスターするのにかかる目安が一万時間と言われている。

1日8時間で1250日、5年くらいかかる計算だ。

格ゲーに当てはまるかどうかは、はなはだ疑問ではあるが。


「うっっっさい!!もう一戦だ!!」

ムキになる那智。かなりの負けず嫌い、らしい。

「いいけどさ、そー言や、那智。」

ふと思いつく。

「お前らコンビは、なんか合体技、無いの?」


「あのね〜〜〜」

ため息する那智。こいつはリアルの話をしているのだろう。妙にキラキラした瞳で見つめてくる。とても気持ちが悪い。

「まぁ、無くはないけどさ。」

キャラクターセレクトをする那智。

「あんの!!!

おお〜〜〜!かっちょいい〜〜〜〜!!見せて!見せて!!」

「ま、機会があったら、ね。」

「なんだよーーーー!」


那智とリンのコンビネーションだ。結構大変な事になる事を想像できそうなものだ。

この数時間後、思い知る事になる山下しんである。


天宮北第一学園、中等部、三年一組、


休み時間になるなり、アッシュブロンドの少女の周りに、ワアと人だかりができる。

「キレイな髪ね〜〜〜〜!!」

「お人形さんみたい!」

おもに女生徒達である。男子は当巻きに追いやられている。


イブは窓際2列目、後ろから2番目だ。紫煙の席ははイブのすぐ後ろに位置している。

「チ、、、、」

舌打ちする紫煙。

とりあえず、イブに何かあったら、この小うるさい女どもを薙ぎ払う気で満々だ。

「帰国子女?」

「あの、山下しんが義理のお兄さんなの?」

「ああ、だからか、、、、!あの、へんた、、、、じゃ無くてお兄さんが変な日本語を教えたのね!」

一同に同情のどよめきが起こる。

「ある、、、、じゃ無くて、兄殿を知っておるのかの?」

小首を傾げるイブ


「5月にあった一高崩壊事件だよ。山下しんの被害者は中等部にも及んでいるわ!」

嫌悪感を隠そうともせず、小学生のような栗毛のチョコチョコと頭の両サイド小さいおさげのついたビッグテールの少女が吐き捨てる。

とは言え、舌ったらずで愛らしさが先行している。

「子供、、、、、、じゃな。」

思わずつぶやくイブ。小学生が紛れ込んだような女の子だ。

「天地理恵だよ。特に能力は無いけど、中等部トップの天才だ。歳はやっと10歳になったばかり。」

本当に小学生だった。


すかさず説明するのは紫煙だ。この性格破綻者がイブには、絶対服従を示している。

恐怖なのか、尊敬なのか、好意なのか紫煙本人にもよくわかってないらしい。


「ふむ、飛び級という奴じゃな。賢そうな童じゃ。よろしくしてたもれ。」

イブが微笑むと、真っ赤になってしまう天地。

「い、いいいわよ!分からない事があったら何でも聞きなさい!わ、私、天才だから!」

背伸びして頑張ってる感、満載だ。

生徒達がホッコリ見守っている。基本的に皆に愛されるキャラらしい。


「さて、、、5月の事件じゃな。」

再び一同がどよめく。


キイイイン、

澄んだイブの碧眼に幾重にも光が走る。


当たり前のように月の巨大量子コンピュータ、アダムのデータベースを漁っているのだ。彼女の堅牢無比の道徳、倫理観が無かったら、世界のシステムは一瞬のうちに瓦解していただろう。

「ふむ、、、、なるほど、、、」

彼女の様子を見て、ゴクリと息を飲む紫煙。冷たい冷気が漂ってくるようだ。


「主どの、まあ、節操のない浮気者のスケコマシ変態野郎じゃったか。」

「あるじ?」

首を傾げる天地。

それよりも何よりも彼女の放つ殺気に当てられて場が、教室全体が凍りついている。

イブは、山下しんの人間関係をあらかた把握してしまったらしい。


「お、おにーさんだよね!イブ!イブちゃん!落ち着いて!怖いって!!」

慌てて、紫煙がフォローに入るのだから、世も末である。


「おいおいと、ゆっくり問いたださねばなるまいの。フフフ。」

ニッコリ笑うアッシュブロンドの美少女。

瞳は一ミリも笑ってはいないのだが。


「だから、怖いって!」

ドン引きする紫煙。


高等部の教室にて、シャーペンを落とす、しん。

タブレットや電子機器全盛の時代だが、この学園は手書き、書き取りを並行して行わせている。インプット、アウトプットで学習効果が期待できるそうだ。

白衣の少年はキーボードでいいじゃんと思うのだが。


背筋を走る悪寒。

「なんだ、、、、寒気が、、、、、」

まったくもって非科学的なのだが、非常に嫌な予感に苛まれる山下しん。

否、この学園的には、テレパシーとか未来予知とかあるのだが、少年に適性は無い。

しかし、一応彼にも第六感のようなものがあったのかもしれない。


再び中等部、三年一組、


ガラッと教室の戸が開かれる。

とうに休み時間は終わっていたらしい。


「席についてください。授業を始めますよ。」

痩せた長身の数学の教師がのっそりと入ってくる。


蜘蛛の子を散らすように、一斉に席に戻る生徒達。

「なんじゃ、、、」

一応に生徒達の表情が固い。

奇妙な緊張を感じ取るイブ。アットホームだった教室の雰囲気が消えてしまっている。

原因はまあ、この数学教師だろう。

ボソボソと聞き取りにくい声、ソフトオールバック、こけた頰、厚いメガネが冷たく光を反射している。

経歴を見てみると、中々に大したものだった。授業内容はおおむね、良好、普通に進んでいる。

しかし、

「それでは、天地くん。この証明問題をやってくれますか。」

「はーーーーい!」

元気一杯に答える天地。

彼女は最前列、イブからは2列右だ。トコトコと電子黒板に向かう。

イブと紫煙以外に、いつもと変わらないのは彼女くらいだろう。


スラスターペンを一杯に伸ばして、それでも、背伸びして黒板に向かう姿は、とても微笑ましい。誰でも応援してしまいそうな物だが、教師の顔に歪んだ笑みが一瞬よぎるのをイブは見逃さなかった。


ポン、

紫煙のタブレットにイブからのメールが届く

(あの教師は?)

返事はスグに返ってくる。

(やな奴です!無理難題出して、生徒をいたぶる、イヤミメガネ!)

それがこの教室のよどんだ空気の理由なのか。


(まあ、天地なら大丈夫。この前なんて逆にあいつの間違えを指摘したくらいだし!)

天然というか、まあ年相応の無邪気さで、あのイヤミメガネをへこませた天地の人気はさらに上がったという。

『なるほどのう。』

暗い気持ちになるイブ。


「簡単!簡単!この三角関数は〜〜〜こうして〜〜こう、、、、あれ?」

教壇では、10歳の天才少女の苦戦が始まっていた。

「え、、、なんで!、、、、う、、、、うう〜」

教室では誰も見たことのない、少女の困惑、焦燥が展開される。


チロチロと舌を出し、獲物を待ち構える蛇のごとく笑いかける教師。

「どうしました?天地くん、こんな問題ができませんか?」


「う、、、、ううう、、、、」

頭がいいと言ってもメンタルは小学生である。瞳いっぱいに涙をためて、歯を食いしばって方程式を消したり組み立てたり、繰り返す。しかし、いっかな光明は見えないようだ。


勝ち誇ったように、牙を剥く悪意。

「どうしました?天才少女などとおだてられて、このザマですか?」


ついにうつむいて、おえつを繰り返す少女。

「小学生に戻って、やり直したらどうです?なんでしたら、私が手続きしてあげますよ。

天才少女さん!」


トン、

いつの間にか、天地の隣に、天上の名工が創りし、美の結晶が立っていた。

銀が混ざった金髪のアッシュブロンドの髪が陽に反射し、キラキラと流れていく。


「わ、、、ぶ、、、」

せきを切って泣き出す寸前の天地が抱きしめられる。山下イブである。

唐突すぎてキョトンとする天地。


「無意味じゃな。なんの意味のない設問じゃ。」

紺碧の瞳が冷たく男を睨め付ける。

「な、、、、何かね!君は!」


何も彼にもないだろう、登校後、半日も立たず、中等部で彼女を知らない者はいない。

隔絶した美が、冷ややかに男を糾弾する。


「ちょっと、待っておれ。」

優しく天地を、前列の自席に戻すイブ。

茫然と見つめる瞳に写るのは、踵を返し、流れる銀混じりの金髪の髪の波。


「解答はこうじゃが、」

沈滞なく、数式が解き明かされていく、そのスピードは魔法のような奇跡である。

実際この程度の事は彼女には児戯に等しいのだが。


「フェルマーの定理を知らなければならないし、当然、中学生の扱う問題ではない。」

一息に数式を書き終えるイブ。

「な、、、、、、、」

絶句する男。まるでそれは、ある数学者の算術の余白の秘密を、解き明かしたような真理を明示していた。


「証明のための補題を出すでもなく、数学への啓蒙でも無ければ、興味ある脱線と言うつもりもなさそうじゃ。」

冷たい氷が、怒りの熱を帯びれば、こうなるのかも知れない。


「さあ!設問の意味を言ってみるがよい!さすれば、こんな初級の設問ではなく、n=全ての自然数の証明をわらわが、やってみせようぞ!」


バン、

と電子スクリーンを打つ少女、数式がにじむ様に霞む。


「あーあ。イブちゃんを怒らせた〜〜〜。」

実に楽しそうな紫煙。


「じ、、、、、自習!自習だ!わ、、、私は忙しい、、、、」

バタバタと道具をまとめ行ってしまう、数学教師。


ガタガタを閉まる出入り口を見ながら、腕を組むイブ。

「ふん、、、、、バカ者が。」


正直、いまだ、頭に血が登って煮えたぎっているようだ。危うく叩きのめす所だった。

とっ捕まえて骨の髄まで、根性を叩き直すべきかも知れない。

ブツブツと再教育プランを練っているイブが妙な圧力を感じる。


ワアア、

一斉に生徒達が集まって来る。

「スゴイーーーーーー!!イブちゃん!」

「サイコーーーーー!!」

「イブちゃん凄すぎーーーーーー!スッキリした〜〜〜〜!!」

「すっげーな!山下ーーーー!!」

口々に賞賛を讃える生徒達。彼らも相当ストレスを抱えていたのだろう。一気に喜びを爆発させている。


その中で、オズオズと近ずいて来る天地。

「ありがと、、、イブ姉ちゃん。」

しゃがんで、天地に視線を合わすイブ。


「難儀じゃったの、天地殿。ようがんばった。」

頭を撫でると、ビックリしたようにポロポロと涙を流し出す天地。

「うわああああーーーーん!」

イブにくっ付いてガン泣きする天地。

彼女も、年上のお兄さんとお姉さん達に囲まれて、知らず、無理をしていたのかも知れない。


判然としないが、人を指導、教育するという、観点から見れば、今朝のしずく殿の説教も、あの男の授業と同じものであろう。

しかし根底にあるものが、全く違うのだ。よって、結果はまるで違って来る。

人の世の機微というものだろうか。


笑っているのかよく判らない、イブをみて、紫煙が心配そうに近寄って来る。

「イブちゃん、、、、大丈夫、、、、です?」

変な言い回しで聞いてくる。


「いや、しずく殿が姉であって、僥倖じゃったの。紫煙殿。」

「は、、、、はあ。」

なんだかよく判らない紫煙だった。


「それから、繰り返すが、呼び捨てでかまわぬよ。紫煙殿。」

面白そうに彼女を覗き込むイブ。

「い、、、いえ、、、でも、、、、」

「恐ろしく不自然じゃぞ。これは、命令じゃ。」

ニッコリ笑うアッシュブロンドの少女。

「は、、、、はい!」

こう言われては、反論の余地がない紫煙だった。


放課後、

一斉にイブのまわりに集まる生徒たち。

学園の案内を買って出る者、部活の紹介、はては、勧誘等、賑やかな事この上ない。

このクラスのパワーバランスは、女生徒が強いらしく、再び男子共は遠巻きに追いやられている。

まあ、そうでなければ、紫煙が男子を黒焦げにしていただろう。


程度の差があれ、かしましい女子達も鬱陶しい紫煙だ。

「どっか、遊びにいこーよーー。イブーーー。」

呼び捨てもだいぶ慣れてきた。

「ウム。アルカを見て回るのも、面白いの。」


紫煙以上のVIP待遇だったイブだ。国家間の調停規約、政治工作、権謀術作の数々、身辺警護、数多の問題をクリアしてやっと、学園生活を送るというほんの少しの贅沢を手にした彼女である。

自由に遊ぶ。それは、紫煙が思う以上にイブにとって、貴重な時間であった。


「本格的に遊ぶなら、南の商業区域行った方がいいです!」

胸をはる舌ったらずの天地。

「レストラン、劇場、映画館、マリンリゾート、シュパリ、、、、スパリゾート!!あらゆる施設が揃ってるの!」

「噛んだ、、、、、、、」

「噛んだの。」

笑いを堪えて、顔をそむける紫煙とイブ。


ここで、イブのポケットの携帯が振動する。

「ふむ。主殿からじゃ。」


たまに、兄をあるじと呼ぶイブを不審がる天地だが、スルーしている。

女生徒達の話し合いで、きっと頭のおかしい山下しんの悪趣味だろうと思い、みな、同情までしていた。


「アキハバラ、、、だって」

自分の携帯を見て、紫煙。

「うむ。集合じゃそうじゃ。」


ラインのグループだろうか。

うらやましい天地だった。顔に出ていたらしい。

「天地殿も行くかの。」

イブが笑っている。

「ハイ!!」

元気に答える天地。


また、来週。

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