ことば
熱出たときに書いた何か
セカイには無数の言語が存在する。
日本語や英語の様な、"書く""読む""話す""聞く"言語。
JAVAやC、VBS等と言った"プログラミング言語"や、01で構成された"マシン語"。
……これ以上思い付かない事で自分のボキャブラリーの浅さを晒しただけのような気もするが、兎に角世の中には無数の言語がある。
そしてそれだけの数、"概念"と云うものがあるように自分は思うのだ。
日本語でしか、英語でしか、フィリピン語でしか、キリト語でしか、アリカラ語でしか、
その言語でしか表せない"ことば"があるだろう。
それは例えば、一地方でのみ伝わる独自の文化だったり、その民族の大事にするものだったり、多岐にわたるだろう。
ただ一単語に、その民族の大事にしてきた歴史、其処に追随する思い、いろんなものが詰まっていると思うと、なんだ……その…所謂"エモ"とか云う物を感じられないだろうか。
言語というのはそういうものだと自分は感じるのだ。
その言語を使う人たちが、彼等の文化が、歴史が、積もり積もって出来ている。
本当にただ一単語の語原を調べたら、数十年も前の戦争と、現代に残る禍根、そしてとある国家の闇、そんなものが浮かび上がってくるのだ。
因みに此は比喩でもなんでも無く自分の実体験である。
言語を学べば、考え方も変わるだろう。
日本語ならば日本人の、英語ならば英語圏の、考え方が少しだけ分かるだろう。
それだけの物が積もり積もって言語を形為しているのだ、多分。
まあ、そんな事を考えながら英語の勉強をするのも面白いだろう。
なんでこれだけ変形が違うんだよ、とか、なんでこんなに宿題多いねん、とか、"a"付け忘れぐらいええやん別に、とか、"be"紛らわしいねんとか云う怒りも、これを考えると少しは和らぐかも知れない。
和らぐと良いなぁ……