第4話 ファルティア連邦
「それでは、この私・・・
ファルティア大公の「主席補佐官・大公妃」へと、ティカを格上げ・・・
並びに、アルティア王国王女エルナ姫を「第二補佐官・側室兼任・アルティア州総督」に任命することでよろしいか?」
ファルティアの宣言に、評議員たちは起立して応じる。
「いやあ・・・
まさか、「キティルハルム王家」のお方が、「側室」を取ろうとは・・・
うぐッ!」
スケコマースは、腹に一撃を食らった。
「スケコマース様とは、事情が違います。」
そう言ったのは、彼女の第一婦人・ポピンズ・エラルである。
「そうにゃ。
あんたの下半身と一緒にするのは、一般人だと「名誉棄損」・・・
王族だと、「不敬罪」にゃ。」
「!!!
ミサイル!
何を無礼な!」
「あんたに言われたくないにゃ!」
そのやり取りを見ていた、エルナ姫はちょっとひきつる。
「ず・・・
ずいぶん、民主的ですこと・・・」
「は・・・
ははは・・・」
ファクトリアは、乾いた笑いをたてた。
やがて、両国は「ファルティア連邦」として統合され、優秀な人材や子供たちが、「ファクトリア領」に留学生としてやってくることになった。
ファクトリア領側は、技術者を送り、技術支援やインフラ整備を優先して開発を進めていくことになる。
ポピンズさんは、秋月煉さんからです!
ありがとうございます!