最近ウチの妹が可愛すぎる話 ※叙述トリック
唐突だが、最近ウチの妹が可愛すぎる話をさせてほしい。なに、時間はとらせないから。どうかお願い。
まず、妹は通っている中学校で生徒会の会長をしている。容姿端麗かつとても真面目な性格で、生徒を纏めあげるリーダーシップ性を持っていて、教員からの信頼も厚い。加えて勉学、芸術、スポーツなど何をとっても完璧で、非の打ちどころがない模範の生徒らしい。
これらはすべて、同じ中学の妹弟がいる知り合いから聞いた噂だ。実際、そんな妹の評判は地元でもかなり有名なんだけれども。
だけど、自宅にいる時の妹は全然違う。
知っている限り、家で過ごす妹はドジっ子で、心配性で、根っからの甘えん坊で……。固いイメージから程遠く離れた普通の女の子だ。
そして、そんな妹がものすごく可愛いのだ。
この前なんて、部屋に入ってきたときに「ええ!?ナニしてるの!?」と大声で動揺をあらわにして見せた。ナニって、ただちょっと筋トレしてただけなんだけど。
その時の、妹が耳まで紅潮させて狼狽える様子は、身が打ち悶えるほど愛くるしかった。
家の中でしか見られないそんな妹の意外な一面を見られるのは、家族ならではの特権とも言えようか。
羨ましく思ってくれてもいいんだぞ?うん?
極めつけのエピソードは、三日前のことだ。
この日は両親がたまたま出張で、家に妹と二人きりだった。
場の流れから何故か二人でホラームービーを見ることになり、その夜、妹に「あのピエロが怖くて一人で寝れない」と泣きつかれてしまった。結局、だめ押しで一緒のベッドに寝ることになったのだが、あとちょっとで理性が危なかったかもしれない。
こちらの気も知らずに無防備に寝やがって。こっちは色々な我慢で大変だったってのに。クシャクシャに頭を撫でたら、気持ち良さそうに頬を緩ませて微笑むし。…いやまあ、お陰で幸せそうな天使の寝顔が拝めたし、朝になると妹は少し恥ずかしがりながらお礼を言ってくれたのでご馳走さまなのだが。
おっと、少しばかり熱がなりすぎたか。妹の話になるとすぐこれだからなぁ。
そんな訳でーーーえ?妹が可愛いすぎ?嫁にくださいだって?
寝言は寝て言え、この野郎。
……こほん。
えーっと、そんな訳で最近ウチの妹が可愛いすぎて、常に考えてることがこちら。
あ~~~、妹と結婚したい!!!……なんて。
こんなこと、本当は考えちゃいけないのは理解しているけど、つい思わずにはいられない。
将来は結ばれて、穏やかな家で温かい家庭を築きたい。ここまで妄想を膨らましてしまうなんて、重度のシスコンだわなこれ。
……まあ、どれも私が男だったらの話なんだけどなぁ。
姉である私には、とても厳しいことだ。もしや、これが姉妹の現実の壁だというの……?うう、非道いよ神様!
しかし、本当に妹は優しい子なんだぞ?
私が風呂上がりに自分の部屋で上半身すっぽんぽんで筋トレしていたら、「もし風邪なんて引いたらどうするの?もー!」って顔を真っ赤にしてまで怒ってくれたしさ。
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