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Different world  作者: なつこっこ。
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ほかほかな服って大事



「うわさむっ」



ログインしてすぐ感じる寒さ。

この肌が痛いっ!てなるぐらいの寒さってなかなか雪国にいないと味わうこともないよね。

狩る前に防寒着作るところからな気がする。

師匠のとこ行こう。



「わたしエヌさんとこ行って、……いや先に図書館だな、図書館からのエヌさんとこで作れたら防寒着作ってくる」


「じゃあ俺らもとりあえず図書館だな」


「この中狩りは無理。動けない。」



慌てて図書館に入って、防寒着の作り方を調べる。

ツインズは、大豆と小豆があるかどうかとか、餅について書いてるものがあるかとかを調べるらしい。


防寒着の作り方は、当たり前に服飾コーナー。

毛皮かぁ、そりゃあったかいだろうな。

動きやすさを考えたらちょっと不向きな気がするんだよね。

うーん……お?こんな感じ。

内容は、暑い日の服で、氷魔法をうっすら付与してるって書いてる。

ほうほうほう。

この要領で火魔法でヒーター機能出来ないかな。

なけりゃもうね、カイロつくろ。

鉄粉とかアルファさんとこ行けばなんか分かるかもしれないし。



「よし、なんとなくわかった。エヌさんとこ行ってくるね」


『はいよ』



気がついたら雪が降ってたのか、積もりだしてる。

さむい。

でも家が埋まる!戸があかない!なんてことにはならず、どうやら前回の雪ゴーレムが活躍している模様。

そんなん見たら遊び心が……ね!

雪と言えばー、雪うさぎ!

想定よりリアルめなうさぎですがね。


いや寒いわ。早く行こう。




「こんにちは」


「あぁイロハか」


「唐突ですが防寒着を作りたいです」



すっと指さされた機織り機。

わかってたよ、うん。



「こう……着てるだけでぬくぬくみたいな服って作れるんですかね?」


「毛皮ではなく?」


「うーん、例えば……火魔法の要領で熱気を服につけるとか」


「あぁ、なら火炎石を砕いたやつを染色に混ぜたらいい」



ふむ、火炎石は隣町の更に奥の山にあるんだとか。

そこまでは今からは難しいので、師匠が持ってるものを買わせてもらう。砕かれたやつ。

本当は自分で砕くところかららしいけどね。

それを染色……今回は黒でいいや。

黒に混ぜる。



「どのくらいかわからない……」


「それなら先に水に染色の粉入れて混ぜて、そこに足していけ。その水が温まるから、好みの温度にしたらいい」



ほうほうほう。

人肌より少し高めがいいな。

40度……高くて45度くらいかな。

うーん、40度くらい……こんなもんかな?


で、ジャバジャバー。


乾かすのは師匠が手伝ってくれたので、いざ!

とりあえずね、反物にしますよ。



「あ、これ伸縮性のある生地とかできますか?」


「反物から作る時にできる」



わお不思議素材。

どんどこ機織り機動かしますよー。

すでに糸がぬくい。不思議。

そう、そして冬の肌着のひとつだよね。

インナーのね、有名なあったかいやつね。

あれをイメージして作ろうかと思います。

あれは発汗したらぬくくなるんだったかな?

はい、魔力切れたので駆けつけ一杯!グビっと飲み干して!

繰り返すこと数回。

よし、糸使い切り!


で、ここからー。

えーと、……出た、選択画面。摩訶不思議空中にブンって現れるの。

んーと……あ、これかなー。

前は何もなかったけど、気がついたら選択肢増えてるの、レベル的なものが上がったとかそういう感じかな?

なによりハイネックのやつあったから、これ。

ぽちっと!!



ポンッ



「できた!」



まずはね、手触りチェック。

うわぬくっ!あったかーい!

のびるね、よしよし。

着よう。あ、着ますか?てボタンあるわ。



「ぬっく!!全然ちがう!!」



サイズフリー?来たらジャストフィットしたわ。

ローブの中にこれあるだけで違うわ。

ぽっかぽか。

ツインズの分も作って、……余ったな。



「師匠いります?」


「俺はある」


「ですよね」



着てないわけがない。

じゃあ……腹巻にして数作って売っちゃうか。

腹巻〜……あった!さすが!

5枚か、まぁよいでしょう。

値段は……相談かな。ツインズに聞いてみよ。

あ、あと師匠に聞いてみよ。



「エヌさん、これいくら位で販売してます?」


「そうだな……今なら需要あるからな。普段なら1500あたりだが、2500ほどでもいいかもしれん」


「じゃあそれで検討します」



ツインズに連絡したらまだ図書館らしいので、ギルドで落ち合うことにして、師匠のところを出る。

ついでに買い物。

ニット帽でも作ったらあったかいかな。

毛糸とかあるのかな……。



「お?ここ手芸店的な?」


「そうよー」


「……」


「あら、驚かした?ごめんなさいね」



とりあえず、ツインズに遅れる報告。

お店の中に入ったら色とりどりの布。そして糸。



「毛糸とか」


「あるわよ、これとかどうかしら」



差し出されたのは灰色の毛糸。

手触り?抜群。ふわふわ。チクチクしなさそう。

周りを見ても客はあまりおらず……。

いいのあるのになぁ。

とりあえず量も多いので3玉お買い上げ。

ついでに編み針もね!

かぎ針かな。


さ、ツインズのとこいこ!

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[一言] 年末まで更新ありがとうございます( ´▽`人)
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