金曜日夜は華金です
さぁ恒例の金曜日
今日は晩御飯何しようかなー。
と思ったら、晩御飯できてると連絡が。
なんて出来た弟たち。
あ、焼き芋……。
お土産いらないかなーと思ったけど、石焼き芋が目の前にいるなら買って帰るしか。
でも久しぶりにみたな!?
この車で走ってるやつ、去年とか見かけたっけな〜。
とりあえず1人1本。
結構な値段するけど、まぁそれも経験となにかに役立つと思えばね!
「ただーいまー」
『おかーえりー』
手洗いうがいしてー。
とりあえず部屋着になってー。
「おぉ?なんか…すごいね」
『居酒屋ご飯』
「オシャレ居酒屋!てことは、なんかお酒あるの?」
「うん、サワーと……これ!」
「ミード!」
「ミード!?」
おおー!そういえばDWでは結局飲まずだったわ!
しかもなんか2種類あるけど、あ、シャンパンみたいなタイプと……甘め?な?
まぁとりあえず乾杯ですよ。
『かんぱーい』
お、泡のタイプはすっきりしてて飲みやすい!
はちみつの香りがするし、おいしい。
結構アルコール度数はありそうだなー。けど食前酒ぽくていいね。
もうひとつは……、これははちみつと水だけ!ってことは生はちみつで作ってるやつだ。
んー!あま!!!!
あまい!はちみつだ!濃厚だ!!
DWのミードはこれに近いのかなー。
色は2つとも綺麗なはちみつ色だけど、飲みやすさはスパークリングの方かな。個人的に。
あとのやつはもうはちみつ!!って感じ。
ただなんか喉に良さそうな気がする。アルコールだけど。
ご飯も居酒屋ご飯と言えどもオシャレご飯。
だし巻き玉子ではなく、オムレツ。
漬物でなく、カプレーゼ。
焼き鳥でなく、アヒージョ。
おしゃれか!!
「そうそう、こないだ少しログインした時にエヌさんに会ったよ」
うんうんとレイちゃんの言葉に頷くライちゃん。
何かと思えば、孤児院の話をされたと。
イール君は良い子だが、言葉だけでは証明も難しい。
気になるなら、ギルドに行けば経歴がわかるから調べても構わないと。
その上で仕事を頼むか考えて欲しいと。
そんなシステムが。
確かに履歴書とかがある訳では無いよね?と考えてたけど。
で、ツインズはそこまで言うなら一応見に行こうとギルドで聞いたら、この世界の全員がわかる訳では無いが、孤児院の子はわかることの方が多いとのとこ。
なんで入ったのかの経緯があるから、という理由。
で、イール君は兄がいて、ミーカという名前。
ほお?ミカエルってことかな?
ただ、両親と兄は魔物に襲われ亡くなったため、と。
急に家族を亡くしたのは、つらいなぁ。
その上で、どうする?と。
「そうだねぇ」
「知ってしまったからな」
「見て見ぬふりはってところがなぁ」
可哀想にっていう気持ちが無い、というわけではない。
事実辛い思いをしたね、と思うけど、同情は難しい。
だって経験がない。
想像でしかないその感情で、わかるよとは言えない。
可哀想になぁという言葉は、というか、言葉全ては時に呪いだなと思う。
あなたは可哀想な子ですよ、というのは、すり込みに近い気がしてる。
きっとそれは師匠含め、まわりの大人は誰しもが望んでいない。
それに、あの子も望んでないのでは?
ちゃんと話した訳では無いけれど、前を向いてるように見えた。
前を向いて、しっかり進もうとしている。
「前を向いてる子の、背中を支えたいよね」
そう。
事実家を買うのにお金はいるが、休みの日しかログインしないとなると、やっぱり進みが悪い。貯まらない。
……いや、もしかしたら他の人よりはあるのかもしれないけどね?
でも今あっても家買ったらスパーンと無くなるお金だからね……。
「ちなみに雇うのは契約を結べば良くて、給与は相談。」
「契約はギルドで証人をたててするべきらしいよ」
ふむ。
あとは手伝ってもらった商品は同じ品質で出来るのか、ってとこかな。
そこら辺は確かめてからになるかもね、と。
試用期間じゃないけど、試作品の給与と正式雇用の給与と考えようかな。
給与は師匠と団長に相談だ〜。
相場が分からないからね。
必要なものは安いって感じなんだよね。
ポーションとか10Gだし。
今日はお酒飲んだので、だらーんと過ごしますよ。