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Different world  作者: なつこっこ。
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配信者は無理だった

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ツインズも帰宅して、ポキボウルを食べながらあれこれと。


結局動画を撮影したところで誰が編集すんねんって言う事になり、ブイログはなし。

いやもう本当にそんな時間ありゃしません。

ただ、一部分だけ切りとってとかはありかなっていうことになりました。

ほら、杖の時の動画みたいな。

今回で言うと、訓練所の地下階段とか?

あと強制イベントとか。


簡単な動画のトリミングと言葉入れるくらいならね!

今は簡単なアプリがございますし?わたしでもできるんですよ。


老いたなって思う瞬間って沢山あるけどさ、え?なにこれ操作どうすんの?わからんよ?つてなるものが増えた瞬間に感じたりするけど、まだこれは大丈夫だったよ。

というか親切丁寧わかりやすいっていうのもあるんだけども。


いつまでも若くありたい……

けど正直、アイドルの顔の区別がわかりません、すみません。



「はぁ〜……赤だし美味しい。豆腐も美味しい。」



豆腐の美味しさに気がついた時も老いかなって思ったけど、豆腐昔から好きだわ。

豆乳とかおいしいよね。

しかし赤だしに冷奴なら漬けにして酢飯が正解だった気もする。


まぁ何しても美味しいからいいんだけど。


さて、今日はお酒飲んでないけどログインはせずに、まずは動画をどうにかしようじゃあないか。

タブレットを取りだして編集します!

小さい画面は無理。

えーと……この動画ファイルの……ううーん、どこだ?

えー、こうして……あぁして…、……この、このコンマ1秒……よしよし、それからこう!

で、出来たのはとっても短いやつ。

扉を開けて地下に降りてるはずなのによくわからん構造になってたとこね。

こうやって見てもよくわからん。

だまし絵そのものだわ。

BGMかえて音声飛ばしてね。


うん、慣れないことは、できるが疲れる!

今日はここまで!

たったこれだけの作業で目がしょぼしょぼ。

テレビで動画サイト繋いでヨガトレーナーのやつ見ながら真似して風呂!

お風呂はバスソルト入れて汗かこう。

あとはホットアイマスクで眼精疲労も労らないと。



とりあえずログインしたらやること。

薬爺のところでトウガラシの成長チェック。

そもそもトウガラシできてるのか?というところ。


時間に余裕があったら刺繍したいけど…。

それに隣町近隣のモンスターがなんなのかも気になる。


とりあえず!

隣町の図書館で情報収集だ!




ログインして、ギルドで図書館の場所を聞いてから向かう。

ツインズはクエストを確認しておくとのこと。


ポーションも作らなきゃなぁ…。


図書館はやっぱり人がほとんどいなくて静か。

気になる本を片っ端から持ってきて机の片隅を陣取っておく。



「ふー……ん」



とりあえず気になったのは刺繍の本。

あるんかーいって心の中で突っ込んだよ。

刺繍の仕方、というよりも、刺繍デザインの本。

なにやら魔力で出来ちゃうようで。

魔力を消耗してポンッで出来ちゃうのは、基礎のもの。

自分でチクチク刺繍してから魔力を流せば、中級から上級のもの。

なんというか、守り?みたいな。

炎の刺繍をして魔力流したら、魔法火力アップと耐火が上がる、みたいな。

ほほーん?


じゃあツインズの武器である双剣と槍を刺繍して魔力流したら、攻撃力アップしたり?


ならばチクチク自分で刺繍するしかあるまいよ。

まずは実験。

自分のものからいってみよう!


なので、生産部屋ですよ。

ギルドには絶対あるんだって。便利だわ。


自分のものだし、デザインはシンプルに。

シンプルイズベスト!

魔法使いといえば?を、ギルドで借りたペンで紙に書き出す。



「魔法使い……ほうき、ぼうし、つえ!」



あとは、クロネコとかフクロウとか…。

デッキブラシと赤いリボンはね、…うん。

あとお城を動かす魔法使いもね…、うん。


今のわたしは、ほうきに乗って飛んでないし、帽子もかぶってないので、やっぱり杖かな。

自分の杖の形をそのままローブの隅っこに刺繍してみよう!


五百円玉ぐらいの大きさで、糸はある。

刺繍針もちゃっかり買っておいたよ。

図書館の人に聞いたら、手芸屋があるって教えてくれて、そこで。

刺繍針と糸切りばさみと、忘れちゃならない刺繍枠。あと、それらをしまう為の布袋。


あと、なんか目について買っちゃったクリスタルのビーズ。

これを自分の杖の水晶の位置につけましょうねー。

デザイン的にもサテンステッチでいけるかな。


さー、集中!



「いや無理やて」



いやいや、練習がてら刺繍の前に簡単な並縫いからだわ。やばいやばい。

感覚取り戻してからよわたし。


なので、2mmの基本並縫いをチクチク。

うんうん、いけるかな。

30cmの並縫い1本でだいたい揃ったかな。


あとは背守りでもしてみよう。

フードに隠れることだし。

なやむー!

ええー、桜もいいけどなぁ〜。桜吹雪に現れる魔法使い…あれどうして脳内には時代劇が…。

くっ、この桜吹雪見忘れたとは言わせねぇぜ!っていう決めゼリフが確定してしまう。


うん、布の色も暗めだからコウモリにしようかな。

縁起のいいものだしねー。


これも簡単にデザイン描いてからね。

失敗してもフードであんまり見えないだろう、よし。



「久しぶりだと糸がねじれないようにすることに神経集中するわ……」



こんな小さいしシンプルだからこそねじれとかが無いようにしないとね。

個人的にはいいんじゃない?ていう出来栄えなんだけども……。



「ここでやめとこ、薬爺のところも行きたいし」



その前にモンスター狩りしてからかな〜。

ツインズに連絡だ!

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