番外編
魔法使いになりたい配信者
満を持して、本日からDWデビューします。
へクセです。
ドイツ語で魔女です。
本当はこのゲームは元からするつもりはなかったんですよ。
でもね、ネットサーフィンしてる時に見つけたんです。
このゲームで魔法使いになれるということが書かれている掲示板を。
住民と仲良くしているとクエストが発生してなれるかもね!というもの。
「……ほんとかなぁ」
そわそわぁと気持ちが動く。
だって、わたしほど魔法使いに憧れてる人いる?
子供の頃の夢は某アニメの魔女っ子たち。
進級していこうが好きになるアニメや漫画は魔法使い関連。
なんなら魔法の文字を見ると問答無用で確認する。
有名なあの小説も一気に読んで、何度も何度も読み返して映画も隅々をなめるようにみてる。
入学したい……!!と、心から思った。
わたしが入学したらどのクラスに分けられるかしら……なんて想像するだけでときめいた。
でも確信が持てないから、ちょっと足踏み。
なのに。
見つけてしまった。
あの、杖の動画を。
なんて幻想的なの。
キラキラして、私が求めている世界そのもの!
きっとその動画をみていたわたしの目も負けないくらいにキラキラしていたと思う。
そこからは当たり前に行動は早かった。
わたしを知る人なら、やっぱり?ていうだろう。
貯金はこう言う時のためにある!!
惜しむことなく大金はたいて購入。
だけど開始は慎重にね。
他に魔法使いに関してのコメントや動画はないのかと検索の鬼になり、魔法使いになるために1番良さそうな種族はなんだと真剣に悩み……。
「……人間が魔女なのが個人的にはスタンダードね」
わたしの憧れそのものの魔女になるべく、髪をつやっつやの黒髪にして、目はちょっとグレーっぽく。
肌の色は白めで唇は赤が滲むような感じにして……。
えぇもうこれでもかってくらい真剣にキャラメイク。
そのうちピッチリとしたタイトなドレスを着こなすようなミステリアス魔女になりたい。
そしてそれを応援してもらうために動画配信もしていく。
同士が集まるかもしれないし、あわよくば杖の動画の持ち主にぜひお会いしたい。
そして感謝の言葉を述べたい。
だってこのゲームに魔法使い要素があることをお伝えしていただけた、わたしからしたらいわば神!!
そのためには有名にならなければ!
待っててくださいね!杖の方!