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Different world  作者: なつこっこ。
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はい、おはようございます。

夜明けと共に起床です。

お手洗いに起きちゃっただけなんだけど、よく寝た気がするしで布団から離脱。


唐揚げとビールと試作品で満足した代償?むくみ。

顔パンパンすぎて笑っちゃったよ。

ハニワかな?土偶かな?


とりあえず白湯を飲みつつ、お風呂スタンバーイ。


待ってる間にストレッチ。

凝り固まってる筋肉を伸ばしてぇー、あー…痛気持ちい感じ。

顔パンパンなのはお風呂でゴリッゴリマッサージね。

ついでにパックするために準備。


朝は軽くでもいい気がするなぁ。

お茶漬けとかかな。

お米をセットしてお風呂へGO



ゴリゴリと顔のマッサージから首、鎖骨、二の腕。

痛い。老廃物よ流れろ。でていけー。

朝日を浴びながら入るお風呂ってなんかとてつもない贅沢だよねぇ。

気分はセレブ。セレブってどんな生活しているのか全く分からないし想像も出来ないけど、優雅なのかなぁ。

優雅に見せかけて、白鳥のような感じなのかしら。

お風呂の鏡に映る顔は、マッサージ効果か土偶ぽさはなくなったと思いたい。


リビングの方から物音がするからツインズも起きたかな?



『おはよう』


「おはよー」



お風呂上がって頭にタオルを巻いたままリビングに行くと、みそ汁準備中のツインズ。

あら、じゃあみそ汁にご飯と…卵焼きも準備してるので、大人しく着席。

姉は素直に甘やかされておこう。


ご飯を食べて、そのあと3人で掃除洗濯を終わらせたらログイン。




「……なんかお祭り騒ぎだね?」



恒例の噴水広場で3人ログインして思ったのはお祭り騒ぎ。

こんなにプレイヤーいたんだ?ていうくらいの人数で浮き足立ってる感じがすごい。

観察しながらストレッチをし始めたらツインズもし始めたので、逆に今度はこっちが目立つって言う。

パンダの気分。



「あら?いろはさん」


「あ、アールさん」



今から出勤なのよ、とアールさんが声をかけてくれた。

今日は特別忙しそうだし、事前に参加申し込みすれば良かったかな?と思ったら、それぐらいスグできるから、しておくわね、と。

ありがたい。忘れないうちに3人でパーティ組んで、他のプレイヤーがたくさんの荷物を持っているのを横目に、一際軽装。

だってこのローブの収納力が高すぎてなんでも入る。ほんとうに、なんでも。

生き物は無理みたいだけど、事前に作って貯めておいたポーションに果物、あと串焼きと、コションのドロップのお肉たち。

ツインズから渡された薬草とぷるるんのコア、アレニエの糸も。


いまさらレベル上げだとかしてもね、ということでそれぞれの武器の耐久値を確認して修理。

あとはせっかくだから果物とかお店に売ってるものでどんな物あるか調べよう!と、お店に。


蜂蜜とナッツがあるのはわかっていたけど、案外なんでも揃う感じ。

小麦粉っぽいものもあったし、たまごも。

なんの卵ですか?ときいたらヴォライユだよ!と言われたけど、どうやらのこれもフランス語?


結局プレイヤーはにわとりと呼んでるのだとか。

まぁ、わかる。伝わればいいかっていう気持ちもあるよね。うん。



「どう?」


『簡単なのはできるかな』



チョコレートとかは見つからなかったし、ベーキングパウダーとかもさすがに見当たらない。

パンはあったしふかふかだったから、酵母かイースト菌があるんじゃないかなぁ。

ヨーグルトあるから、水切りヨーグルトにしたら幅も広がるし、ヨーグルトあるなら生クリームもあるはず。



『そろそろかな』


「あ、ほんと?」



気になるものをとりあえず購入してローブにぽいぽい。

お店の人は慣れたものでローブに収納することに関しては何も言わない。



「ああ、紺色のローブ!あんたエヌさんとこの子だね」



とは、言われるけども。

なので今日参加する?がんばんな!とお土産も頂いたり。




「うわ」



ばいばいとお店の人に手を振っていたら急に視界が変わって街の外。

そんな感じなの?びっくりしたんだけども。

周りのプレイヤーもさすがに驚いてるみたいだけど、それよりも今から初イベだー!というテンションがすごい。

みんな武装してるし、ソロもいるっぽいけど大半がパーティかな??



「エヌのとこのお嬢ちゃんじゃないか?」


『え?』



お嬢ちゃん!?

アラサー女子捕まえて、お嬢ちゃん!?

誰だそんなこと言う人!!



「あ、騎士団の」



自分で言っててどうしても脳内BGMはあれが流れる。

俺んとこ、こないか?ってやつね。

で、目の前には以前お会いしたヒョウ柄の人と、おーいと呼んで集まったライオンとオオカミ。



「こんにちは」


「参加するのか?」


「一応、役に立つかわかりませんが。双子の弟と一緒にがんばるつもりです。」



改めてツインズの自己紹介を。

そう言えばお名前を聞かずに終わってたな。



「俺副団長のオパールね!」



お嬢ちゃんと呼んできたヒョウ柄の人は、オパールさん。宝石の名前かな?と思ったけど、レオパールの方かな。

若干チャラっとした印象はあるけども…どんな人かわからないからね。



「ルーです。わたしも副団長になりますね。」



シッポをゆるく動かしたのはオオカミの人。

やっぱり名前はフランス語…ぽい?



「で、この人がリオン団長ね!」



オパールさんが代わりに名前言っちゃったよ。

うん、と頷いてるからいいんだ。

というか、団長に副団長ってすごい人達だったかー。

エヌさん呼び捨てだったし、エヌさんもやっぱりすごい人なんだろうなぁ。



「…弟子として恥じないよう頑張りますね」


「気負うな、俺達もいる」



そうだよ〜なんのための騎士団なのかって!とオパールさんはケラケラ笑って、わたしたちの仕事ですからね、とルーさんもにこやか。

うん、じゃあやっぱりできることをがんばろう。


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― 新着の感想 ―
[一言] ここまで一気読みです! 中々面白くなりそうで期待しています。
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