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Different world  作者: なつこっこ。
28/93

35億

27


昼は笑った。

いやもう時折脳内に35億が。

中毒性よ。……ふふ。

巻き込まれた2人と、じわじわ伝染していった部署内。


仕事は進めたけども。


夕飯はどうしようかな。

あー……和食の気分。魚焼くか〜。

今から帰るよ〜スーパー行くね、とツインズに連絡をしたら、今会社前、と返事。

なぜ?



『いろは』



確かに会社を出たら目の前に。

他のケーキ屋さんリサーチで近くに来ていたらしい。

勉強熱心でなによりだね。

うん、声かけようとしていたであろう人達はあえて視界にはいれまい。

お店でだすケーキは季節の果物をどうするかってところが毎度の課題になるようで。

確かに旬の果物メインになったりするもんね。


ただ焼き菓子も力を入れてるし、あれこれ考えることは沢山あるよう。

ツインズも今日は朝から仕込みとリサーチとでログインはしてないんだって。

まぁ社会に属してる以上そうなるかなぁ。



「夕飯は魚焼こうと思うんだけど、なにがいい?」


『西京焼き食べたい』


「あー、いいね。じゃあそれとみそ汁は具沢山にして、だし巻き玉子かな」


『お米はセットしておいたからね』


「最高」



家近くのスーパーで西京焼きを買って、あと魚焼き用のアルミも。たしかもう使い切った記憶。

おみそ汁の具は〜何が冷蔵庫におられるかな??



「ねぎ、とうふ、にんじん」


『きのこ』


「えー?あ、冷凍してたやつあった。豚も見つけた……豚汁?」


『あり』


「んんー、ごぼうはないけど大根発見」



大きめのお鍋に全てドーン。

お出汁はせっかくだからいいやつね。

いうてパックだけどさ。



『あ、いいお出汁のやつ』


「そう、平日頑張ってるからね」



ことこと煮込んでる間に順番に風呂!

どうせまた朝かログイン後に走ってシャワー浴びるし、軽くね。

ただしメイクはガッツリしっかり落とします。

お鍋を見てから魚を焼き始め〜。

根菜類がやわらかくなったのを確認して、お味噌!

おっと、火を止めてから。

魚もチェックしつつ、お鍋は一旦コンロから撤退。

鍋敷きの上にどーん。



「だし巻き玉子でいいー?」


『……甘めのやつがいいなー』


「はーい」



じゃあ玉子焼きだなー。

贅沢たまご使いー!

今日安くて買ってきたしね。めっちゃ。

一人1パック?ならば3パックよ。

あとで1パック全部半熟煮玉子にするんだから!



「お、魚焼けそう〜」



お皿にちゃっちゃと取り分けられていく西京焼き。

横で玉子焼きを巻く。がんばれわたし。

よっしゃ、できたー。



「おまたせー」



いつの間にか大根おろしも用意されてた。

素晴らしい。

ごはんもよそって、着席!



『いただきます!』



とりあえずお口の潤いを……。

ああー……しあわせ。

出汁がいいと旨味がすごい。

粉末だしも全然美味しいけど、やっぱ違うんだよね……。

そして西京焼き。

これもまた美味しい。

何度でも思う。日本人でよかった……!



『卵焼き美味い』


「あ、ほんと?よかった。あとさ、たまご1パック半熟煮玉子にするけど、明日の晩御飯どうする?」


『あー……ラーメン?』


「お、いいね、何味?」


「しお」


「しょうゆ」


「そこシンクロしないよねー。チャーシューになりそうなお肉あったっけ?」



生麺買って、スープは市販のやつそれぞれ買って。

冷凍庫にある豚バラブロックをチャーシューにしておけば完璧。

あとニンニクなしの餃子も買う。

もやしも買って即席ナムルもしよう。



『明日は青汁確定』



そうね、どうやっても野菜が少ないものね。

明日のお昼はサラダを食べよう。

そうしよう。




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― 新着の感想 ―
[一言] 平和でヨシ!、仕事も上手く行き、 美味しい料理を食べて趣味に時間を費やす、 これ以上の贅沢などないッ。 現実はそううまく行かないですからの。
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