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Different world  作者: なつこっこ。
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試行錯誤

試行錯誤


ひたすらにサトウキビの皮をむく。

100本あれば〜とか言ったの誰ー!?終わらん!!


とりあえず作りかたを確認して、まずは粉砕して、圧縮してなんだ…果汁?蜜?を集めて、漉して、煮詰めながらアク取りして、結晶化させればいいんだけど…

肝心の結晶化を進めるのに良いらしいブドウ糖とかがないんだよな〜…

まぁなるようになるか!


8割ほど皮がむけたので、私は粉砕するための魔法を実践。練習しないとね!


イメージはブンブンチョッパーにしました。

あれわかりやすい。

そして便利だよね〜。みじん切り時間ある時はいいんだけど、ない時とか本当に助かるのよ。

ちょっと大きめの瓶の中だけで風魔法を起こしたい。

でもこれ失敗したらかなりやばいとおもうんだよねぇ…。



「うーん…よし、ポーション準備OK」



そっとすぐ対応できるようにツインズもスタンバイ。

一応ね、何かあった時は困るのでね…。

実験で死に戻りとか。すぐ帰ってこれるけどさ。



「いざ!参る!」


『どこにだよ』



とりあえずイメージよ、イメージ。

瓶は大きめというか、あのーあれ、梅酒作る時に使うようなサイズだから、中に起こす風魔法、円盤をイメージした風の刃物…あれだな、8cmCDくらい。

自分で想像してめちゃくちゃ懐かしくなったよ…!?

気がついたらなくなったよね、あのサイズ。

MDとかもあったなぁ…。愛用してたけど何処にしまったかな…?



とりあえず、小さめの円盤を、まずは上・中・下と瓶の中心で回転…



「ここまでは、セーフ!」


『おお〜』



で、この瓶蓋して…

この瓶の内側に当たったら跳ね返るようにして、風の刃物どうしも跳ね返るように…イメージを…



「いけるか!?」


『いけてそう…?』


「というか、瓶そのものを強くするとかなんか無いのかな〜ありそうだけど…とりあえず布巻いて飛び散り防止してから粉砕してみよっか」



中に適度なサイズに切ったサトウキビを入れて、しっかり蓋。

そして布でぐーるぐる。こうしておけば、破片が飛び散って惨劇が起こることも減るでしょう。



「よーし!風魔法!ブンブンチョッパー!」


『なんかダサい魔法だけど威力はえぐいやつ』



とりあえず10秒ね!

…はい、風魔法停止!飛び散りませんでした!

中身の確認を行います。



「どれどれ…?あ!いけてるね!まだ荒いからもうちょい…あと20秒とかかな」


『やればできるもんだな…イロハだしな』



褒められてる?

とりあえず片っ端から30秒ずつ粉砕して、大きなボウルにバサバサ入れていくことしばらく…



「とりあえずさ、ここらで休憩して蜜?絞れるか確認しよう」


「そうだな、なんか食べるか」


「ドラゴンフルーツ気になるんだけど」



そうでした!

ドラゴンフルーツ食べよう!

と、取り出してカットしたら、白いヤツだった。

ほうほう。あ、冷やしてないからぬるいね…ちょっと冷やそう。うんうん、すこーしもさむくないわー!で、いい感じにひんやりさせて。



「いただきまーす」


『いただきます』


「…おー、ドラゴンフルーツだね!美味しい!そういえばこんな味だったねー」


「普段から食べ慣れてるわけではないからな」


「確かに」



もう1個カットしてみたら、次はピンクのやつだったので、食べてみるけど、味の差はないな。

凄いしっかりした色だな〜不思議〜。

ドラゴンフルーツってそのまま食べるものだと思ってるけど、なんか加工したお菓子とかあるのかな?

今度調べよっと。


で、そのあとはただひたすらにブンブンチョッパー。

回せ回せ〜!

で、何とか粉砕した大量のサトウキビたち。

ええ、邪魔なので圧縮していきましょう。


途中でガーゼっぽい布をツインズに買ってきてもらって、適当な量を包み、…はてどうするか。



「人力は無理だね」


『魔法でなんか…』


「…!ちょっと待ってて!」



と、部屋を出て1分ほどで戻ってきたイロハの傍らには



『ゴーレムか』



やや小柄な…これは剛力の進化前…。

試してみよう!と、包んでしっかり縛った布を渡して、大きなボウルの上で、ぎゅーっと握って!と伝えると



『おおー』



ポタポタと落ちてくる、が…



「果てしない」


『それな』



となると、ありがとう!と、また外に出てご帰還いただき、考える。

場所があるならパスタマシーンちょっと巨大化してもいいんだけど…。



「圧縮、圧だな」


「なんか動画だとローラーに挟んでたけど圧だよな」


「ということは?圧力をかけるような魔法ね!」



圧力と重力をなんとかしたら良いのか…?

うーん…まぁたくさんあるし、やってみるしかない!



「まずは、これを…こう…空気のかたまり…?なんだ?結界的なもので包みます」


「あ、すげぇなんか透明の箱みたいな感じのがあるな」


「確かに、見えないけど中の布に触れない」


「で…えーと…うーん…あ、上から…空気を下に押し込むように…あれだね、洋画とかでみる天井が下がってくるトラップみたいな」


「ああ〜」


「あれか」



で、じわじわ押し込んでいくと…



『できた!』



案外何とでもなるもんだなぁ…。

下側に穴を開けたら、そこからボウルに蜜を注いで。

やればできる!

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― 新着の感想 ―
更新ありーです。 なんかまほーが生成AIっぽくて楽しげでおもしろーな感じ。 文章入力でまほーが作れるゲームとか出てきそー。
器用に魔法を使いますね。他のプレイヤーにここまでの制御力はないでしょうね。威力だけしか追及してないのもいそうです。
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