挑戦しろと?
挑戦しろと?
ケツァルコアトルのいる場所の掃除も終わったとのことなので、せっせとお供え物を持ち込む。
これは他のプレイヤーや住民達も各々いろんなものを持ち込んで手当たり次第に並べていくことに。
気持ちのものだからね。
じゃあアンパンと唐辛子スナック備えときましょうかね。
味が両極端だけどいいでしょう。
あとさっきの炊き出しのものも…ここで食べるには熱すぎる気もしますが…
「イロハ、あれないのか?」
「あれとは??」
あれそれこれどれ、で通じるほど師匠とはまだなもので…。
なにがあったかなー?とローブの中身を考える。
「うーん?あ!もしかしてコレですか!」
ててーんと取り出したのは、ミード。
それそれと頷いてるので、一緒にひと瓶お供えしましょうね〜。
で、まぁ訪ねて話をした時点でお怒りモードはほぼ無くてですね。あったのかもしれないけど、そんなにかな?と思ったんだけど
「これからはお掃除頑張っちゃうわ〜!」
とのこと。
綺麗にすると気持ちいいもんね!
「だけど管理してた奴腹立つから連れてきてくれる〜?」
と、目がギラついたので、それはこちらで処罰しますので何卒!と、周りがおねがいしていた。
住民は住民が裁こうね!
そして今回の報酬は、わーおってなる金額でした。
ありがたい。家への第一歩が近くなります!
にしても、多くない?と思ったら、ヴィペールを最初に見つけたことが大きいらしい。
情報提供料としてのお支払い追加で懐はとてもぬくもりました。
なんだかんだと土曜日はそれで終わってしまったので、明日生産だなーと思ったら、思わぬ報酬が追加された。
「アナタ、そこの、」
ビシッと指さされた先にいるのは…私ですね!!!!
近寄ると、なにやら後ろの箱をずいっと押し付けられた。
いや重たいな!?
「それ、あげるわ!沢山取れるのよねぇ」
ツインズと一緒に箱を開けるとそこにあるのは…
『カカオ!!!!』
ここにきて!!
確かにここは平均気温高めで適してるだろうね!?
周りもカカオの出現にザワザワしてるけど、ポツリと呟いた声が聞こえた。
「…バレンタインイベント開始の合図では」
視線がその人に集中してから、カカオの箱に戻ってきて、沈黙。
ありえる。…いや、ありえるのか?
これはカカオからのチョコレート頼むぜ的なやつではないのか!?
「美味しいものできたらお供えお願いね〜待ってるわ」
そんな語尾にハートマークついてそうな感じで言われましても…。
希望者はカカオを貰えるとのことで、みんなケツァルコアトルのところに並び出したので、一旦箱ごとローブに収納して離脱。ログアウト。
「カカオて…」
という訳で、夕飯を食べながらカカオ会議です。
カカオからチョコレートにするための動画をみる。
手間かかるのは知ってたけど、手間かかるねぇ。
「バレンタインの戦いははじまってるもんねぇ」
世間では、チョコレート展が開催されてるぐらいだから、そりゃあそうでしょうとも。
プレゼントというより、自分に買う人も多いだろうし。
有名どころのチョコレートは見た目も美しいし、味も種類もたくさん。
今の季節は生チョコも美味しいよね!
以前食べたチョコテリーヌは濃厚でとても美味しかった。そして満足度も高かった。お腹の。
どっしりくるから一切れでめちゃくちゃ食べた!て気持ちになれるのでお気に入りに追加したなぁ。
「ただまぁあんな百貨店レベルは無理」
「材料ないしねぇ」
「カカオハニーは作れるけどな」
「あとあれでしょ?」
『高カカオチョコ』
しかも100パーセントの。
体と美容にもってこいな物が完成するなぁ。
ミルクチョコみたいなものはちょっと難しいかもねぇ。
できることはするとして…
やっぱり平日は狩りがメインであとは食材探し。
調理をすると思いのほか時間がとられて夜更かしコースになることはわかってるので、そこは週末。
「そういえば、出汁を求めて行った人はどうなったんだろ?」
「川魚は出汁になるのか?を、検証してるらしいぞ、百科事典と」
「へぇ〜」
「だけど不思議食材もあるだろってことで、出汁探し隊で調査してるってスレができてた」
これ、と見せられたのは掲示板。
不思議食材のことが書かれてるようで…
ゼブルとかね。シマウマ柄の牛ね。
あとは…有名な土管兄弟のゲームに出てくるキノコが食用で煮込めばとても美味しいとか。
あんなん、見るからに毒キノコだけど…?
いやでもキノコね…
「キノコ干したらどうなるの?」
「…誰かやってんのかな」
「それも挑戦か」