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ウマシカテ・ラボラトリィ ―食いしん坊の閑人閑話―  作者: 菊華 伴(旧:白夜 風零)
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バナナって凄い。

 ふぅ、寒い寒い……。

 もう年末だねぇ。クリスマス前には市民オーケストラで演奏会があるし、年賀状も作らなくちゃいけないし、大掃除もあるし、大晦日には『第九』の会もあるから演奏で入らなくちゃいけないし。忙しい。流石に『師が走る』って字は伊達じゃないな、と思いながら朝ごはんの準備をしているけれど、正直食欲が無い。

 風邪をまた引いたらしく、ちょいと熱っぽい。しょうがないのでバナナをミキサーにかけてドリンクを造ろう。


 まず、バナナ2本を一口サイズに切る。そんでもってミキサーに入れて牛乳を200ccほど追加。それに蜂蜜もしくは砂糖を適量投入してミキサーにかければ出来上がり。

 どろってしているけど、これが美味しいんだよね。元気が無いときはこれが効くんだよ。因みにこれをホットケーキに入れても案外美味しいし。

 バナナはスライスしてトーストに乗せて食べても美味しいし、そのまま食べても美味しい。疲れも取れるし、その甘さが美味しい。チョコレートとの相性もいいよね~。チョコレートソースをかけると最高。

 最近は疲れ気味だったし、こういうのを口にして気分転換しちゃおう。そうしちゃおう!


* * * * *


 バナナジュースと、トーストと、ちょっとした野菜の他焼いたベーコンとスライスしたバナナ+チョコレートという朝ごはんですこしまったりとしたお休みの朝。愛用のパソコンで流している曲は、今練習している曲。ベートーベンの『第九』である。年末にある『第九の会』で演奏するので毎年やっているとはいえしっかり身体にしみこませておきたいよね。


 そう思いながら朝ご飯を食べていたら、広告が目に留まった。なんでも菓子パンが安い日らしい。

(お昼は菓子パンもいいな。……ん?)

 そこで目にしたのは、バナナをまるごと一本生クリームで包んでスポンジケーキで包んだ物だった。高校時代、何故か一時期嵌ってよく食べていたっけ。そして体重増加して今よりちょっとぽっちゃりしていたんだよね。いろいろあって痩せたけど(兄貴曰く体格はさほど変わっていなかったらしい)。


 他にも買い物があったのでスーパーへ行っていると、途中で鹿島さんに出くわした。鹿島さんもお買い物のようだ。

「スーさん、今日はバナナも安いみたいやで」

「そうですね。今朝食べたけど買っとこう。そうそう『どーんとバナナ』、安いですよ」

「お! それはええ。後から息子夫婦が遊びに来るから買うとこ」

 鹿島さんは楽しげに買い物籠へ色々入れていく。僕も必要な物を籠に入れていると……僕らの目の前に現れたのは、バナナチップスだった。これもけっこう美味しいよね。さくっ、としててちょうどいい甘さで。コーンフレークに混ぜてもおいしそう。

「わいはコレが好物でなぁ。目が無いんや~。そろそろ無くなるトコやったからな」

「へぇ、バナナチップスが好物とは」

 僕も急に食べたくなって籠の中へ。なんか、ついつい食べたくなるんだよね、この味は。それを思い出していたら、バナナって結構万能選手じゃないかなって思えてきた。


「バナナはほんま凄いわ」

「そうですよねー」

 僕らはそう言いながらバナナチップスを近くの公園で食べてから帰宅するのであった。


 

読んでくださり、ありがとうございます。

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