妊娠が挫折に変わった日
2012年8月10日
私は初めて妊娠した
最初は小さくて矢印でないと見えないくらいだった
ママはねあなたを妊娠して本当に嬉しくて
毎日毎日赤ちゃんの洋服を見てた
まだ小さくてあまり見えない写真を
見ては笑顔で溢れてたよ
検診で2枚目の写真
ほんの少し大きくなったあなた
頑張って成長してる
エコーでしか見れない私の子供
愛おしくて何回も何回も撫でてた
3回目の検診
心音すら確認出来ずにママのお腹を去ったよね
それでも羊水は多くなっててまだ生きてる
大丈夫って
流産って聞かされて泣いたのを覚えてる
ずっと声を出して泣いてた
我が子を失う辛さ
生まれてない。胎動も感じてない
性別も分からない
でもママはあなたが大好きです
ママの子供には変わらない
抱きたかった。美味しいご飯作ってあげたかった
いろんな場所行きたかった
お喋りが出来るようになったら
沢山喋りたかった
大きくなるあなたの成長を見たかった
強くなるって思った
でも無理だった
今もあなたがお腹に居て
蹴ったりパンチしたり
くしゃみしたりしてたかなって
10月26日
手術当日
起きた時にはもうあなたがお腹に居ることはない
寂しかった。辛かった。一緒に死んでしまいたかった
ごめんね
生んであげれなくて本当にごめんね
でもこれだけは分かってほしい
ママはあなたが大好きで愛してるって事
みんなあなたに会いたくて
待っていた事。
こんな毎日泣いてるママは嫌いかな
まだ受け入れられない
みんな忘れてくんじゃないか
だってみんな笑ってる
平然と毎日を過ごしてる
なんでママの子だったの?
なんであなたが去っていくの?
ママのお腹が嫌だったの?
あなたの名前を付けたとき
そばに感じたのを覚えてる
私たち夫婦が出会ったのが夏
あなたを授かったのも夏
だから迷わず「夏」という字を使おうって思った
そして空が大好きで遠くまで行って見た星
ママとパパの大好きな空
決めたの
「夏空」って書いて「そら」
性別も分からずに付けたこの名前
これから先ずっと忘れる事のない
あなたの名前にあなたの存在
出来ることなら会いたい
だけど無理なのを分かってるからこそ
毎日泣いてるの
こんなママを許してね
私が経験した妊娠
流産。あれからまだ立ち直れてないけど
ここに書いて何か変わるわけでもない
少しでもみんなに読んでほしくて書きました