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桃子が療養している、ここ西島療養所の西島先生は50歳のスラッとした人で自然治癒の世界的権威。

今までも末期の患者を治癒させた事例を沢山持つ


僕は桃子ちゃんの病室に泊まり込まさせて貰って

朝、昼、晩 桃子ちゃんが目覚めたら必ず横に居るようにさせて貰っている。

先生自身の考え、ナチュラルキラー細胞の増殖

療養と同じ考え方らしい。

ある日、先生に呼ばれて院長室にお邪魔した。


西島「ちゃんと話すのは初めてかな?IQ大会記録保持者の横井賢一君。」

賢一「、、、なんか言い方に棘がありますね。」

西島「そりゃぁ、わしの記録が塗り替えられてしまったからな!嫌味の1つも出るわさ!」


賢一「あっ、先生もIQ大会の優勝者だったんですか?」


西島「そうじゃよ!現在の記録は第2位じゃがな。」賢一を睨む。


賢一「それで、今日は何故僕を呼んだのですか?」


西島「、、、うむ。白井、、、桃子ちゃんの状態なんじゃが、、、」


僕は黙って下を向く。


西島「知り合いの最新機器が完備された病院へ

転院する事も出来るのだがどうじゃろ?」


賢一「、、、見捨てるんですか、、、?」


西島「いやいや違う!その最新機器はどの病院にも無く唯一わしの教え子が特別に支度してくれたんじゃ。」


賢一「、、、いや、だから、、、」


西島「確かにわしの治療の考え方とは違うが

可能性が少しでもあるなら、試すのもまた

治療ではないか?」


賢一「、、、だからさ、、、」


賢一は西島に掴みかかる。

「だから!それが見捨てるってことなんだよ!

何カッコつけて職務放棄してんだよ!

今、この時も桃子ちゃんは苦しんでるんだ!

逃げるな!逃げないで!

、、、お願いだよ、、、先生。

血の病気なんだろ、、、じゃあ僕の血を使ってよ

僕の臓器全部あげるから桃子ちゃんを助けてよ!お願いだよ、、、お願いします、、、お、おね、、、」

賢一は鼻水と涙を垂らしながら西島の襟首を揺する。


西島の眼にも涙が浮かんでいた。

西島「、、、うん、うん。やってみよう。

賢一君、わしらで頑張ってみよう!」


僕は涙が乾いてから桃子の病室へ向う。

病室へ戻ると桃子ちゃんがベッドの下、床に

うつ伏せで倒れている。

僕は急いで桃子ちゃんの半身を抱き起こす。

賢一「も、桃子ちゃん!桃子ちゃん!」


クスクス

桃子「ばあ!ビックリした?」

桃子ば死んだふりをしたのだ。


賢一は安心して桃子の頬に手を当てると

優しくキスをした。



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