表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
底辺高校生チート転生  作者: メル
2/3

一話 転移の前って一人くらい逃げられないのかな

S高校 某日


平和な日常ってなんだろうか


「朝から学校ダリー」

と叫びつつ欠伸をしながらダラダラと友達と登校して

根暗オタクインキャをいじめて

昼は、カツアゲした金で購買のパンを食べる

放課後は親が、昼間に居ない溜まり場の友達の家でゲーム三昧


たぶん今この教室に居る彼らは、それを幸せと考えていないだろう。

いや気づかないと言った方が正しいかも知れない


様々な庇護の下でそれが、成立してる事実を


「授業ダリー」

「お前ほとんど聞いてないのに関係ないだろ」

クラスの陽キャ集団の談笑


「根暗君おはよう〜今日は何を読んでるのかな〜」

「やめてよ返して」

「やめてやれよ〜河合君がかわいそうだぞ〜」

「嘘つけ〜心にも思ってねえじゃねえか」

河合の悲鳴と


「ほーら授業始めるぞ〜上山その漫画は河合に返してやれ〜」

「ふぁーい」

数人しか聞いてない授業を始めるために入って来る先生


この3音の朝のオープニングを、終えて授業が始まる


これが、このS高校2年C組の朝の日常だった


こんなダラけた生活は、卒業と同時に社会という暴力で強制終了をさせらるのを、誰もが予想していたが


その予想は、少し外れた


そんな自堕落な彼らの青春は

日常のピリオドは

卒業ではなく異世界転移だった


「なんだコレ神谷お前の床光ってぞ」

「恩田も床キラキラしてるぞ」

「キャーーーーなにこれ怖い」

至る所から悲鳴が聞こえる

「全員落ち着け急いで教室から逃げろ」

先生の一声でオオカミに追われた羊の如くドアに殺到したが

「おい!!どうなってんだドア開かねえぞ」


その怒声を、最後に2年C組の全員が気を失った

気づくいた時には、誰がどう見ても教室とは違うどこかに全員が倒れていた

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ