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美少女になったのでとりあえず確かめます。

ある程度設定だけ考えて勢いで投稿しました。

実質処女作(?)なのでよろしくお願いします。

「...」


誕生日も目前に控えた高校生活初めての冬休みの日、言葉を失った。

とはいうものの、決して声が出なくなったわけではない。


ベッドから体を起こしたとき、背中に今までなかった服越しに伝わる髪の毛の感触。

普段よりも明らかに低い目線。

ベッドから降り、洗面所に向かう途中だんだんと服も着崩れていく。

幸い今日は親が二人とも出張な為、家の中で堂々と動き回れる。

しかしながら、明日には親は帰ってくるし、明日元に戻っている補償などどこにもない。

ひとまず現状を確認するために洗面所の鏡を覗けば予想通りというかなんというか...

自分ではない、見知らぬ銀髪碧眼の少女が鏡には映っていた。


しばらくして、まだこの少女は自分ではないかもしれないという希望にかけて右手を挙げてみた。

鏡の中の少女も右手を挙げた。


「...」

言葉が得ないとはこういう時の事を指すのか。


「あ、あー...」

試しに声を出してみると、頭の中に聞き覚えのない高い音が反響する。


もしかしたらいきなり背が縮んで髪が一気に伸びて声帯が薄くなっただけかもしれない。

なんてよくわからないことを考えながら恐る恐る自分の股に手を伸ばしてみる。


ない...

あるはずのものが...ない...


よく考えれば急激な体の成長(?)が有り得たとしても髪の毛の色も瞳の色も変わるわけがないのだ。


「朝ごはん...食べよ...」

理解し難い事実を突然突き付けられてから思考が進んだのは洗面所にしばらく立ち、腹の虫が鳴った時だった。


軽い朝食を済ませ、すっかり変わってしまった自分の体を見下ろすようにしながらしばらくぼーっと座っていた。

どれぐらい時間が経っただろうか。

ピンポーンと家のチャイムが鳴らされた。

突然のことに驚いて危うく椅子から転げ落ちそうになるのを何とか踏ん張り、床のカーペットがスライドして結局尻餅をついてしまった。

お尻をさすりながら立ち上がり、玄関の方に歩いていき何も考えず扉を開けた。

もう1~2話はゲームの話に入らなさそうです...

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