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ブーストサマー  作者: 水室二人
学園編 
42/42

神様が眠る時

 時計要塞。

 1時から始まり、12時で終わる宇宙要塞。

 突きを囲んでいる要塞は、そう命名しました。

「寝具戦国の、最新商品その身を持って、体験してください」

 12の要塞から、特殊な電波が発射されます。

 強制睡眠の効果のある電波です。魔物は、眠らせる事で討伐することができました。

 ただ眠らせるだけでは駄目でした。

 色々と実験をした結果、満足する睡眠を達成する事で、討伐した事と同じ効果を引き起こしていました。

 怨霊の塊である魔物。怨念が消えれば、消滅する仕組みでした。

 怨念が満足する睡眠。ある意味究極の眠りでしょう。

 特に、この世界の魔物は、討伐される事で、解放される仕組みです。

 次があるから、眠れます。

 目覚のない眠りは、寝具メーカーとして失格です。

「神様だって、満足できる眠りを提供。いずれ神具となる寝具です」

 新しく作成したキャッチコピーです。CMに採用して、紺の人気は上昇中。

 流石に、巨大な怨念です。

 電波の影響を受けているのはわかりますが、完全ではありません。

「第2段階、発動!」

 12の要塞から、暖かい光が溢れます。安眠効果のある、特殊な電波です。

「続けて、3も発動」

 更に、不思議な光が広がります。

 月が消えた事でできた穴が。塞がれます。偽物の月が、夜空に浮かび上がりました。

 それをみて、地上の人たちの、不安な気持ちが薄れます。

 その光を見て、不思議とやる気が溢れていきます。

 星喰い事、月を囲んで眠らせる作戦は、成功しました。

 巨大で、長い時間をかけて作られた怨念の塊です。

 眠りから目覚めるまでは、かなりの時間g他必要になるでしょう。とり合えず、世界の消滅は回避できました。

「いつまで、この状態かな?」

 なつ様が、先のことを心配します。

「システムが正常に作動しても、100年はこのままかな?」

「まだ、時間かかるの?」

「これだけの怨念だからね・・・」

「途中で、暴走しない?」

「可能性は、ゼロじゃない。この世界の情勢しだいで、無駄になる可能性もあります」

 計算すると、地上が荒れて、戦争でもした場合、怨念が増加して星喰いは目覚め、世界は破滅します。

「どうしたら良いのかな?」

「それは、これから話あうことになりそうです」

 取りあえずの、破滅は防げました。

 すべては、これからです。


 世界は、一つに統合されました。

 国連ではなく、山野家によって統一しました。

 統一国家地球。山野家主導で作り上げた国家です。

 基本的に、軍事をメインとした国です。

 敵は、迷宮に溢れる魔物です。この世界だけでなく、星喰いの被害者は溢れるほどいます。

 その怨念を、システムが魔物に作り変えているので、討伐する必要があります。

 前世の記憶を持つプレイヤーではなく、この世界の住人がメインで、戦うことになりました。

 星喰いが眠った事で、プレイヤーの出現数が減ったみたいです。

 軍事訓練をして、迷宮で戦いを続ける事。この世界の尊属のために必要なことです。

 反対する人もいましたが、数年の間に、定着できました。

 戦いの緊張が、人類の争いを減らしました。

 微力衝突は減り、怨念が増加する量が減っています。

 悲しみは得ませんが、憎しみは減っています。


「君達はお疲れ様」

 格納庫には、量産型のグリーンベアが溢れています。

 地上の魔物が消え、役割が終わったので、一度封印する事になりました。

「こうしてみると、数へっていますね・・・」

「激戦でしたから」

 量産型グリーンベアは、龍との決戦でかなりの数が破壊されました。それなりに死者も出ています。

「お兄さんは、残念だったね・・・」

「はい・・・」

 なつ様のお兄さん、はるさんは、龍との決戦で戦死してしまいました。最後に、特攻を仕掛け、大勢の仲間を守りながら、盛大に爆発しました。

「死んだはずなのに、データ生命体になって、ミームを口説いているのはどうかとおもうけどね」

「身内が、申し訳ないです」

 戦死したはずなのに、データベースの中で生きています。そう言うスキルを、取得していたみたいです。

「世界の維持のために、頑張っているみたいですし、いざとなれば特殊プログラムあります」

 それをサポートしている緑が、黒い笑みを浮かべています。数年過ぎてもこの子の変化はあまりないです。

「この調子なら、100年は大丈夫そうですね」

 数年の間に、かなり成長した紺が、世界の様子を見ながら言います。

 僕達は、表舞台に立たずに、裏からこっそり世界を見つめています。

 寝具戦国の社長としての活動を、こっそりしている謎の富豪です。

「仁君の言う事は今ひとつ信じられません」

 僕の言葉に、なつ様が反論します。

「僕の、何が信じられないの?」

「数年前の約束、覚えていますか?」

「約束?」

「星喰いが眠りについた後の事です」

「仁君は言いました。今後は4人で仲良く過ごそうって」

「私達は言いました。それは無理だよね?私達3人だけで納まるのと・・・」

 重婚に関しては、権力を使って認めさせました。違法ではありません。勿論、なつ様たちと結婚する為です。他に予定はありませんでした。

「4人でずっとは無理だと、僕は言いましたよね?」

 あの時既に、予兆はありました。

「それはそうですけど・・・」

 なつ様たちの視線の先、小さな女の子がチャウスに乗って移動しています。子供用の、補助チャウスです。3人との間に、子供が生まれて、4人でずっと一緒というのは無理でした。

 家族で一緒という約束を、果たしている最中です。

「子供の数と、奥さんの数、増えてますよね?」

「あははは・・・」

 実際問題、奥さん増えてます。色々と、事情があって、仕方ないのです。

「100年なんて言わないで、ずっと大丈夫と言える様、頑張ります」

 世界を維持して、星喰いを目覚めさせる。

 怨念からの開放。

 それを信じて、楽しく過ごしましょう。それは、怨念を消す力になります。

 


 これにて、この物語は終了です。

 色々と、駄目な部分の多い作品になりました。

 色々と反省しています。


 最後まで読んでいただき、ありがとうございます。


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