決別
世界最強の戦力を、個人で所有しました。
色々な所から、様々な事を言われています。
「宇宙船は、宇宙で待機させます」
12隻の宇宙船は、全て宇宙へ移動させました。3000メートル級の宇宙船、戦力は既存の軍隊を上回ります。
一番に動いたのは、自由冒険組合です。
引渡しを要求してきました。大陸を開放するための戦力として、利用するそうです。
この提案は。即時否定しました。
大陸開放は、資源目的で進めていた計画です。今回、資源を必要とする理由が消えました。
現状、各地で生き残りがいることは知っています。救出の作戦は、色々な部門と協議予定です。
救助した後の事を考えて、協議は難航しています。
国連を復活させ、その下での平和な世界を作るというグループ。
日本主導で世界を統一して、支配をもくろむグループ。
大陸の開放をやめ、現状維持のまま世界を維持しようとするグループの、大きく3つに分かれています。
自由冒険組合は、最初の意見。
山野家を中心としたグループは、2番目。
勇者連合は3番目の意見です。
山野家と、勇者連合は繋がっていたはずですが、ここで意見が分かれました。
裏で、色々と暗躍を始めた人たちもいます。
暗殺者と思われる存在に、何度か教われました。
自由冒険組合だけでなく、勇者連合からも命を狙われています。
短絡的な人たちが、意外と多いです。
この戦力では、星喰い荷は勝てません。勝てる戦力なら、システムが利用しています。
世界情勢は、局地的に悪化しています。
このままでは、憎悪が増して星喰いを呼び寄せます。
「いっそのこと、仁君が王様になってみる?」
「王様というのは、あまり良い感じがしませんね」
「じゃぁ、総帥?」
「そっちの方が、好みかも知れません」
「やるの?」
このまま行けば、破滅です。
「やりましょう」
この事を、山野家に持ちかけました。僕が上に立って、世界を支配する。
普通なら、簡単な話ではありません。しかし、現状それができるだけの戦力を僕たちは持っています。
支配した後の事も、相談してあります。
現状維持です。この世界は、ある種の地獄として成立しています。
ほかの世界で死んだ魂を、魔物にして討伐する事で、浄化する世界。
壊滅寸前まで行きましたが、これで持ち直せます。
衛星軌道から監視をして、迷宮の氾濫を防ぎ、適切に対処する。
人手が足りないので、各地で生き残っている人を救出しますが、こちらに力で従わせます。
甘い事をいっている時間は、あまりないです。
「統一国家地球の初代総帥として、行動を開始します」
一度決めてからは、行動は早かった。
自由冒険組合は、力で潰しました。裏に、大陸の国家の存在が、最初からあった組織なので、それを公表しました。
その結果、正統性が消え、権威は失墜。
裏の実行部隊が存在しましたが、勇者連合により抹殺されました。
勇者連合は、こちらが買収しました。正直、戦いがあるなら、それで満という人が多かった。
僕が目指す世界は、戦いのない平和な世界ではない。
魔物と戦い続け、人類が滅ばないギリギリの世界。
戦いがなくなれば、用済みなることを知っている組織なので、計画は受け入れられました。
日本主導でという人たちは、僕が総帥となる事で、日本的な国になると判断。無駄に争っても、戦力的に勝てないので、降伏しました。
統治に関しては、組織に色々と食い込んでいるので、それで満足しているみたいです。
統一国家地球、初代総統仙石仁。
地球統一戦争と後に言われる戦争で、生き残っていた人類の半分を粛清。
従わない相手には死をという苛烈な政策お推し進める。
その結果、星喰いが地球に出現。
その結果、地球は消滅。
すべては死に絶えてしまう。
「これが、一つの結末ですか・・・」
地球統一までの道は、簡単ではないですね。
これは、ミームが計算した架空の未来。
最強の戦力を、手にした僕たちが進むべき道を模索中。
「統一国家地球の総帥までは、やってみたら?」
「仁君総帥、かっこいいです」
「このままでは、駄目なのは確定ですね」
ミームの計算、そのほとんどが地球の消滅です。現実味のある、ありそうな未来ばかりで嫌になります。
このまま何もしなくても、確実に滅ぶ未来があります。
「この世界との決別、決断の時が来たのかもしれません・・・」
最後の手段、実行する時が来たのかもしれません。
3の倍数の日に投降予定です。
後2話ほどで、完結予定です。




