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ブーストサマー  作者: 水室二人
学園編 
39/42

機械仕掛けの魔物

「無人だと、ここまで動けるのですね・・・」

 目の前を通過する戦闘機。中の人がいないので、無茶な空間軌道を描いています。

「でも無駄です」

 緑が、正確に撃ち落します。相手も、回避行動に入っていたのが驚きです。

 普通の攻撃なら、回避されていました。この距離でです。

 加速した砲弾は、相手の予想を裏切りました。これだけの敵を相手に、今までよく戦えたものです。

「質量で、ごり押し。被害は甚大・・・」

 僕の疑問に、なつ様が答えます。

「一度の戦闘で、年間消費量に匹敵するEQを次ぎ込む。その繰り返し」

「戦果は?」

「今日一日のグリーンベアの戦果の方が上」

 迷宮突入から2時間。破壊した敵はそろそろ1000です。

「そうでしたか・・・」

「桁が一つ多いからね、私達のほうが」

 どうやら、頑張りすぎたみたいです。敵が溢れているので、撃てば当たるのです。

 戦車モードで、ひたすら攻撃をしています。弱冠、余裕ができてきました。

「なつ様、準備は?」

「大丈夫。システムの起動は完了」

「緑、紺、少しの間お願い」

「了解」

 グリーンベアに関しての事は、二人に任せます。

「ミームは、こちらの補助を」

 やることが大事なので、サポートをつけます。

「システム、エンジェル起動」

 グリーンベアから、チャウスが出撃します。今回の、特別仕様です。

「アンテナ展開、出力最大」

「情報電波、放出。強制プログラム、ドライブ!」

 高出力の、電波が放出されました。対機械生命体の兵器です。

 言語が違うと、通用しない武器ですが、強引に割り込んで侵食するプログラムです。

 無理な書き換えではなく、シンプルな命令です。危険もなく、除外される可能性が少ないの、毒にならない毒です。

「限りなく人に近づき、人を超えた存在達よ」

 ここにいるのは、そう言う存在。壁を超えた機械たち。行き場を失い、彷徨っていた存在。

「安らかに、眠れ」

 寝具戦国特性、穏やかに眠れるプログラム。

 どんな人間でも、極上の眠りを体験できるスペシャルなものです。

 疲労回復、精神安定、そのほか色々と効果が詰め込まれています。

 機械に、それが効果あるかは不明です。ただ、一度振り返って、休んで欲しい。 

 眠りに着いてもらいたいと言う思いを込めています。

 

 もっとも、これは対星喰いように開発した兵器のテストでもあります。

 強制的に、眠らせる催眠装置。

 相手を、安らぎで包み込む、そのまま眠らせると言う物。

 朝の来ない眠り。

 このままずっと眠っていたいという人の願いを、強制的に叶えます。

 何処かの世界で見た、アニメに登場した武器です。

 人の想像は、色々な可能性を生み出します。

 アニメに出た、あの武器を再現してみたい。そう言う思いは、過去に何度もありました。

 可変式の戦闘メカは、この辺にヒントをもらった物が多いです。

 ○ンダムそっくりなもの、作った事あります。

 使えそうなもの、他にも色々とあります。その中で、Vな世界の大量殺人兵器を再現しています。

 あれ、地味に効果あってかなりの数を虐殺しているみたいです。色々と狂った存在は、架空の話でも怖いです。

 魔物達への使用は、何度もテストしました。結果は成功。広範囲の殲滅兵器として、運用の準備はできています。

 機械仕掛けの魔物に通用すれば、星喰い対策へと大いなる一歩になるでしょう。

「状況は?」

「敵の稼働率、目に見えて低下」

「動きを止めた機械、複数確認」

 なつ様とミームの報告だと、実験は成功したみたいです。

「停止した機体が、再起動しました」

「こちらも確認。再起動しています」

 簡単には、行かないみたいです。

「こちらは、雷神型戦闘艦1992.こちらに敵対する意思はない」

「同じく、1544号。そちらと話がしたい」

 一度動きが止まった敵は、再起動してこちらと対話を求めてきました。

「再起動したら、元に戻った?」

 彼等の話を総合すると、そう言う結果になりました。

「そんな簡単に?」

「簡単では在りません。我等は、感情を得て狂いました。それから解放されたのです」

「機体は、ボロボロで、役に立たないかもしれませんが、お供させてください」

「そちらの、ミーム様のように、我等も一つになることができそうです」

「無事な部分を混ざり合わせ、新たな存在になるのもよきかな」

 話が勝手に進んでいます。解放された機械たちは、混ざり合って複数の機体が完成します。

 巨大な宇宙船です。見覚えがあるような無いような、そんな宇宙船が12隻目の前に生まれました。

「ブルーノアがありますよ・・・」

「ギガノスもあります」

 なつ様と、今回サポータとしてくれてきた彼方が呟きます。

「オリジナルに近いのかな?似た世界、分岐した世界、色々と混ざっているんだろうね、この世界」

 色々混ざった世界だから、不思議なことが色々と起きています。

 宇宙船が出現した事で、この迷宮は攻略済となったみたいです。静かに消えていきます。

 そして、日本の上空には巨大な宇宙船が12隻出現しました。それぞれ、3000メートル級の巨大な船です。

 ある意味、他の大陸が滅んでいて助かります。

 大規模な、戦争にならなくて、良かったです。

 

 

 3の倍数の日に更新予定です。

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