前世の記憶
さて、今まで確認しなかった事をしましょう。
前世を見る能力を得ました。
色々と、忘れた事、消した記憶、何処まで確認できるのか・・・。
輪廻、転生、生まれ変わり。
遙か過去の世界、優れた科学の世界。
不死を求めた存在が、足掻いた結果。
転生する魂の製造に成功。
自分に使用して失敗。
側にいた猫の魂が、転生。
僕、始まりは猫だったみたいです。
3回目の転生で、人間になる。
以後、1000年にわたり、転生を繰り返す。
ただ、この間の記憶は喪失。不完全だった模様。
魔術の発展した世界の、魔王として産まれる。
3回ほど世界を滅ぼす事に成功。
初めて、星喰いと遭遇。そして、死亡。
3回ほど、転生を繰り返すも、その都度星喰いによって死亡。
科学の発展した世界に産まれる。
星喰いと戦い、星が滅ぶも、宇宙船で逃亡。
脱出12艦隊5番艦隊で、遠くの星へ。
この世界で、緑と紺の前世と接触。
星に到着直前に、星喰いにより死亡。
艦隊は全滅。
地球人として、今の世界似た世界で過ごす。アニメに嵌る。
過去の記憶が目覚め、チート能力者として活動。
目的半ばで、何者かによって殺害される。
今の人生。
情報が多すぎて、確認できたのはこれだけ。
最初が猫というのは驚きでした。その名残はないのは、良かったのか残念なのか・・・。
「じーーーーーーー」
僕の事を、見ている3人の目。
「な、何かな?」
「確認、終わった?」
「大体の事は、把握しました」
整理できないない情報も、かなりあります。
過去の情報で、色々とできる事も増えました。
魔王時代の知識は、この世界でも通用します。
第5艦隊時代の情報も、重要です。なつ様が、12艦隊に関して言っていた気がします。
「過去の、女は何人ですか?」
「子供は、ぼくのほかに何人いるのです?」
なつ様と、緑が凄い勢いで迫ってきます。
「ちょっと、二人とも落ち着いて」
「前世は前世、過去は関係ないって、前に言ったよね?」
「言われましたが、気になるから仕方ない」
「そうです」
興奮する二人とは別に、紺は静かだった。
「僕は、気にしていない。出来れば、理由を知りたい」
過去の記憶で、紺の別の前世と接触していた。彼女も、僕と似たような存在だった。
「敵討ちでした。騙された結果のですけど・・・」
彼女にも、色々とあるみたいです。
「むぅ、二人とも、ずるい」
全体的に、混乱しています。
「どうしたら、良いのかな・・・」
「沢山愛してくれれば良いのです」
「そうですよ、ぼくに子供をください」
「・・・」
危険な、気配を感じます。
「仁君は、急ぎすぎなのです。ここらで少し、いちゃいちゃするのです」
「焦る気持ちは、解るけど、もっとかまってく欲しいです」
「そうですね、今のままで、さよならになるのは辛いです」
紺だけ、何か不吉です。
「さよならするつもりはない。この世に、絶対はないと知っているから、確約しないけど」
「こう言う時ぐらいは、絶対に約束するとか、言って欲しいです」
「ぼくの約束、果たしてくれたから、出来るよ」
「私だって、裏切る事はもうしません・・・」
「とにかく、3人とも落ち着いて。僕って、そんなに余裕ないかな?」
「「「ない」」」
こう言う時だけ、息はぴったりでした。そこまで言われると、その通りだと納得するしかありません。
「どうしたら、良いのかな?」
「土日は休みましょう」
「土日は、デートしましょう」
「土日は、エッチしましょう」
ちなみに、最後のは緑です。
言われてみると、学校に行って訓練をして、土日も仕事をしています。
3人とは、遊んでいるはずですが、記憶を辿ると、夜寝る前は、色々していましたが、デートの回数は少ないです。
「仁君、学校行く必要ある?」
「・・・」
そう言われると。現状学校へ行く必要を感じません。ただ、迷宮攻略に、資格が必要なので、辞める事は出来ません。
「授業の選択、考えて、休みをしっかりとる事にします・・・」
「そうしてください」
この子達なりに、僕の事を心配してくれていたのです。
それは、とても嬉しい事です。
「お礼は、行動で示してください」
「色々と、行きたい所があるのです」
「食べたい物も多いです」
「解りました、善処します」
その後、色々と話し合って、生活のリズムを変更。
遊ぶ事を増やしました。
前世を過去と割り切ると言って置いて、拘っていたのは自分でした。
この世界での年齢、まだ10代です。遊び盛りです。
そんな事をしている場合ではないと、心の隅で、声がします。
でも、この時期でないと出来ない事も、多かったです。
充実した、時間を色々津語巣ことができています。
時々、辛いこと、悲しい事も起きています。
海の其処の3人が、消えてしまいました。身近な存在がいなくなったのは、今でも辛いです。
過去を思い出して、強くはなれませんでした。
悲しい事の積み重ねで、正直潰れそうです。
なつ様、緑と紺がいなければ、駄目になっていたでしょう。
いい事もありました。
この世界、前世をみんな持っているわけでない。
ただ、輪廻で廻っている存在はあります。
最初の記憶。
猫だったときのこと。
大好きだったご主人様は、なつ様の前世だと思います。
別れの時、悲しませたので、僕の罪は重いです。
あの顔を、もう二度とさせない為に、結局頑張るしかありません。
3の倍数の日に更新予定です。




