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ブーストサマー  作者: 水室二人
学園編 
27/42

可変戦車グリーンベア

 色々と、世界は変わりました。

 朝起きると、一緒のベットで寝ている人が増えています。少し間が開いたけど、紺も一緒の部屋で生活しています。

 3人一緒の時もあれば、個別の時もあります。色々と、疲れるはずなのに、ベットの性能がグレードアップしたおかげで快適すぎる生活を送っています。

 ある意味、幸せすぎて怖いです。

 こうなると、今の幸せを失わない為にも、頑張るしかありません。


 計画していた、オーストラリア遠征のための準備を頑張ります。

 運よく、海軍が破棄した巡洋艦を購入できました。航空会社が廃棄したジャンボジェットを手に入れる事も出来ました。

 必要なのは、これらに使われている、素材です。それに、僕が魔力を流し、なつ様が支援錬金術で魔道具に変えます。

 紺の能力で、分解して、緑の能力で再生します。それを繰り返し、あるものを製作しています。

 海の底の3人の協力の下、次世代の演算機が完成しました。緑と紺は、前世の記憶で、プログラムに関して、かなり明確に覚えていました。

 それらが合わさり、osも改良。現在の基準の数世代先を進む事ができました。

 それでも、彼女達の前世よりも遅れているそうです。

 それらの技術を結集して、移動要塞が完成しました。半年ほどで、完成したので、驚かれています。

 魔力が豊富なのが、一番の要員でしょう。

 完成したのは、可変戦車グリーンベアと命名しました。


 寝具戦国の、マスコットキャラとして、緑を採用しました。

 ぐっすりと眠る緑を延々と映すだけのCMは、大人気となりました。

 10秒バージョンから、最大1時間のロングバージョンがあります。動画再生サイトの、上位を独占した時期もあります。きぐるみを使ったバージョンもあり、これも大ヒットしました。

 紺とセットで、狸と狐のきぐるみを作りました。緑と、赤です。

 流石に、この世界には無い商品ですがつかうのを躊躇ったので没にしました。

 本人の好きな生き物が、なぜか熊だったので、緑の熊が産まれました。

 その気ぐるみは、大ヒット。

 支援錬金術で、防弾、防刃、温度調整、パワーアシストなどを盛り込んだ、きぐるみアーマーも作りました。

 これの売り上げで、ジャンボジェットを購入できるほどの縁も出来たのです。


「これより、実戦テストを開始します」


 迷宮の中で、グリーンベアのテストを行います。

 丁度良いサイズの迷宮があったので、テストを行っています。

 全長40メートル。巨大な戦車です。戦車と言っても、名前の通りモデルにしたのは熊です。

 丸い本体に、4本の車輪。戦車状態は、うつ伏せの熊です。

「稼動状況はどうですか?」

 随行しているなつ様が、問いかけます。

 新型ののチャウスは、更に改良されています。海の底開発したAIを搭載して、なつ様1人でも戦闘が可能になっています。

 海の底のメンバーと、緑と紺は、グリーンベアの中にいます。メインパイロットは、緑です。

 サポートAIを搭載しているので、簡単操作で色々できます。

 グリーンベアの中は、防御力の高さから、安全地帯です。下手に留守番するよりも、近くにいて欲しい。

 そう思って、操縦をお願いしています。

「出力安定」

「イオンエンジン、正常に稼働中」

「反重力装置、作動」

「グリーンベア、起動!」

 操作する事で、グリーンベアの巨体が浮かび上がります。

「ベアーマックス、突撃!」

 浮かび上がって、そのまま魔物も群に突撃していきます。この迷宮は、獣の目級でも、比較的巨大な魔物の出現する迷宮です。メインは象。パーオーンと鳴く巨大な象だけど、全長40メートルあるグリーンベアの敵ではない。エネルギーフィールドを纏い、その巨体をぶつける。書道に関しては、加速魔法を使用しているので、理不尽な破壊力があります。次々と、爆産していく魔物。

「ビーストモード、変形!」

 伏せた熊状態から、4本足での歩行モードに変形します。

「各種銃座展開!」

 色々な場所から、重厚が出現します。

「一斉発射!」

 恐ろしい数の弾丸が、魔物の群に向かいます。次々と砕け散る魔物達。

「龍です!」

 この迷宮には、小型の龍がいます。これが今回の目的です。

「加速砲、発射準備」

「加速砲、準備」

 背中の部分が変形して、巨大な砲身が出現します。

「撃て!」

 重ねがけ下加速砲です。予め準備しておけば、最初の一撃はすぐに撃てるようになりました。

 この方法だと威力がありすぎて、発射の反動も大きいです。なので、ビーストモードになり、しっかりと大地を踏む込む必要があります。

「龍、1撃破。もう1匹います」

「予想通りですね・・・」

 情報では1匹。状況から考えて、新しい龍の存在を考えていました。

「グリーンベアー、近接戦闘モードに、移行」

「了解」

 近接戦闘と言っても立ち上がるだけです。4本足から、2本足へと移行します。

「ただの直立歩行と、思うなかれ、グリーンベアーの恐ろしさ、しかと見よ!」

 緑は、パイロットになると色々と性格変わります。前世で、色々な兵器の操縦訓練を受けていたので、扱いは長けています。

「ムーン、アタック!」

 グリーンベアーのモデルは、ツキノワグマです。三日月のマークがあります。そこから、魔力の光りが発射されました。これは研究中の魔法です。

「ぎゃう?」

 その光に当たった龍は、一瞬動きを止めます。

「加速の真髄、受け取りなさい!」

 背中にあった加速砲が移動して、両腕で抱えています。

「アンカーセット!」

 巨大な、杭が出現します。

「必殺、ベアンカー!」

 浪漫兵器のひとつ、パイルバンカーです。加速砲を利用した、超速度で射出される巨大な杭。星喰いに、杭で対抗するという皮肉もあります。

 接近してつかうので、2足歩行モードが必要でした。この一撃で、龍が消し飛びました。

 テストは、成功でしょう。

「各部署の様子は?」

「弱冠損傷があります」

「任せて!」

 緑のスキルで、破損部分は修復されます。

「仁先輩。魔力が足りません、ちゅーを希望します」

 これだけ巨大なものを修復するのには、膨大な魔力が必要です。

「はぁ・・・」

 なつ様の視線が痛いです。魔力の補充、僕も普通に出来ますよ。ただ、彼女の言っている補充方法に問題があります。色々と、甘やかしすぎました。

 ちゅーによる、補充は無事終了。いよいよ遠征と行きたいのですが、もうすぐ新学期。5年生になるので、人型の迷宮に挑戦できます。

 こちらを先に、済ませる事にしているので、遠征はその後です。

 3の倍数の日に投降予定です。

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